湖の子守唄

琵琶湖・湖北での生活、四季おりおりの
風景の移り変わり、旅先でのふれ逢いなど、
つれづれなるままに、語りたい。

湖時雨

2011年11月26日 | 詩歌・歳時記

                                 湖北の初冬は、毎日のように時雨が続き、ごくまれに小春日和の晴れ間も広がるけれど、

湖には強い風が吹き荒れ、波頭も猛々しく湖畔に打ち寄せる。

伊吹山の全容も、見えぬ日々が続き、まるで北陸地方もかくやと思わせる天候である。

          太古より清水湧きつぐ醒ヶ井に

          母を歩ます

          石蕗の花

                         

          大いなる

          二連の虹は架かりたり

          時雨れ晴れ間の湖の上

                              

          片時雨

          湖国の虹は北に立つ

          はかなき望みにも似て淡し