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日常生活のあれこれ

日本最古の学校  「足利学校」

2011-06-30 07:28:25 | Weblog

              「あしかがフラワーパーク」から帰りの送迎バスは足利学校前で
              下車できます。
              以前足利の町を散策したときに一度訪れていますが、
              久し振りに立ち寄ってみることにしました。

 

                

                      日本最古の学校で国指定の史跡です

            足利学校の創建については、奈良時代の国学の遺制説、平安時代の
            小野篁説、鎌倉時代の足利義兼説などがありますが、歴史が明らかに
            なるのは上杉憲実(室町時代)が書籍を寄進し、学長制度を設けるなどして
            学校を再興した頃からです。

 

 

         

                   入徳門を入ると参観券売り場で入学証を購入

 

 

                   

                     孔子像の前を通り学校門に向かいます

 

                

                      学校門 寛文8年(1668)の創建

                  足利学校のシンボルとして、江戸、明治、大正、昭和
                  そして平成へと継承されています

 

                

              旧遺跡図書館の前には楷樹(ナンバンハゼ)中国孔子の墓所の
              楷樹の種を育てて1922年に植えられたもの、この木は日本に
              特に東日本には自生しない木、別名「孔子の樹」ともいわれる、
              栃木県指定記念物だそうです。

 

                

                       「字降松」(かなふりまつ)  

               読めない字や、解らない言葉などを紙に書いてこの松の枝に
               結んでおくと、翌日にはふりがなや注釈が付いていたことから
               「かなふりまつ」と呼ばれるようになったと伝えられています。

 

                

                        「杏壇門」  学校門と同じ寛文8年創建

              「杏壇」 孔子が弟子達を教えたところに、杏の木が植えられて
              いたことに由来します

 

                

                         孔子廟(聖廟)

                 寛文8年徳川幕府4代将軍家綱の時に造営されたもの
                 中国明時代の聖廟を模したものと伝えられる

 

                

 

                 

                 小野篁像は東日本大震災、余震の影響で破損が生じ
                 収蔵庫へ保管中で写真でした

 

 

           

               「方丈」  学生の講義や学習、学校行事の座敷として使用された

 

           

                    方丈内部の仏壇

 

           

              「宥坐の器」  足利学校所蔵の図をもとに現代の名工が製作したもの
                        孔子廟の屋根がデザインされている

 

 

           

                方丈の前に広がる南庭園(築山泉水式庭園)

 

 

           

                    「衆寮」  学生が勉強や生活したところ

 

 

           

                北庭園 (亀のように見える水際の庭園)

 

           

                     北庭園図

 

 

                 

                       書院  

 

 

                 

                      裏門  学生や一般の人の通用門

 

 

                 

                        旧遺跡図書館

                  足利学校が廃校になった以後、明治36年(1903)に
                  開設され、書物を継承し現在に引き継がれています。 

                  他にも収蔵庫には典籍など格納されています
                   典籍  宋時代の漢籍の他、元、明、朝鮮本や我が国の
                        古写本など1万7千冊あるそうです。

                日本最古の学校、足利学校は世界遺産を目指しているそうです。

 

                   学校の近くに「足利まちなか遊学館」がありました。

                      

                         八丁撚糸機

                  江戸から昭和期に足利地域で使用されていた糸撚り機
                  昭和50年頃まで、足利、佐野、桐生などの織物の糸撚りに
                  使用されていた。

 

                      

                      足利は織物の生産で隆盛を極めました

 

                

                    足踏み織機  実際に使われていたものです

                 昭和初期には「足利銘仙」(絹織物)は生産量日本一に
                 なったそうです。
                 織物関係資料の展示、足利市内で製造されている繊維
                 製品の展示販売もされていました。

 

                近くに市立美術館や織姫公園に織姫神社、足利家ゆかりの
                お寺など点在していますが、車でないと廻りにくく、今回は
                かなり気温も上がり、散策の予定をしていなかったので
                ここから足利市駅に戻りました。

 

 


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