少しずつ植え替えをしてまして、
全て悪いという事ではないのですが、
あまり芳しくないですね、、。
今年は小苗が悪いですね。
葉がハラヒラ落ちていくし、新芽も小さかったり
成長が思わしくなかったりしたら鉢を開けてみる事ですね。
半年前に植えつける時の根が悪かったし、
正方鉢で出来が悪かろうと思ったし、
ブレンド1号の用土の状態を確かめたかったし、
とりあえず開けてみた。
「こんな土でしんどかったろう。」と思いながらザラザラ~。
?、よく辛抱したね~。
こんなに踏ん張って、、めんこいの~。
ザラザラ~。
!!! うそーー !!!
オッタマゲーッ。
しばし呆然・・・。
何でだろ~、何でだろ~、なんでだ何でだろうーー、、ちと古い?
考えられる事を思い返してみると、
そう言えば、根が悪かって、正方鉢のうえに、1センチ弱の底穴しかなく、
土も小さく乾きが頗る悪かろうと思い、
この土とこの鉢でも作は掛かると言う事だな~。
やはり、蘭には風とお天等様が何よりのご馳走なんだな~。
恐れ入りました、、。
と言う事で、底穴が少し大きく管理し易い丸鉢に変えました。
より本作を目指して・・。
と、欲を出すと落ちるんだよな~。
今まで通り、普通に育ってね。
竜字と言いましたが、花未確認なので正確には「竜字?」です。
確かに真実(真理)は一つではないですよね~。色んな咲き方が有って良いのだと思うし、
鉢・用土・環境によっても変わってくるものでしょうし、、
ただ、その中で本作を追求しながら「どんな花に咲けるのか」とか「自分の好みの咲き方」を
探し出すのも趣味者としては喜ばしい作業になりますね~。
はてさて、私の棚では何時の事やら・・。
うーむ、竜字でしたか。
まだ修行が足りませんね。
趣味の植物学も踏み込むと結構楽しいですよ。学者の立場や考え方、方法論で分類や種名が変わっていくが変わっていくのを知ると「真理は一つじゃない」としみじみ感じさせられます(苦笑)。
あっそうそう、四喜蝶の正しい咲き方とされているものは「舌4枚」ではなく「舌2枚」です。黒崎さんの東洋蘭花物、蘭恵小史ほかでもそうなっていますのでこれは私だけの見解ではありません。舌4枚が本咲きという見解は古い人からも聞いたことがありません。木勢がついたり大きなつぼみだと4枚に咲くこともありますがそれほど確率が高くないのでこれを標準というのは無理がありますね。「こんなに良く咲いたんだぞ!」というのならいいのですが「これが本当の咲き方」というとそれは違うと思います。まあ奇種の場合は「良く咲いたもの」と「標準的なもの」の位置づけが難しいのですが。
一番最後の写真にもありますように竜字でございますー。
こんなにも出来に差が有りすぎると「一に環境」「二に水やり」と昔から言われている言葉が
身に凍みて良く判りました、、。今回ほど「良い作場が欲しいな~」と思った事はありません。
植物学的分類と園芸的分類、、ですか~。難しいですね~。
益々こんがらがってきました・・。
趣味家としましては園芸的分類を採ったほうが末永く楽しめそうな気がしますー。
異品種(園芸的に見て。)で有りながら品名が同じで葉姿や花の雰囲気が似てたら
同品種としてしまうのはファジーさが残る人間的なおおらかさというか、
人の温もりが感じられて良しとしましょうかね。
とりあえず、この道に足を入れたからには、「この蘭はOOでは?」とか「これはOOと思うが・・。」と
感じられるだけの「感」は養って行きたいと思っていますー。
いい根ですね。
はかまに薄紫色が残っていて中国ラン、西神梅かな?このまま勢いがつくと以外に早く花が来そうですね。特に春蘭には日当たりと風通しは大切ですよね。根のでき、芋の太り方、花付すべてに好影響が出ますね。みんないい場所においてあげたいけれどそうもいかないし…。
東洋蘭の分類には大きく分け「植物学」の分類(自然分類)と「園芸(趣味家・人為的分類)」の分類がありますがそれぞれ意味があると思っています。一番極端なのが「洋蘭」と「東洋蘭」といった分類ですが、たとえば日本春蘭と中国春蘭と糸蘭と豆弁蘭は植物学的には同じ「種」ですが、趣味の蘭」としてみればそれぞれ別の「種類」になりますよね。
両方正しいのでそれぞれ知っていて損はないと思います。植物「学」的分類といっても絶対的に正しいわけではなく、学者によって分類の仕方が違ってたりしますから。実際には植物の種類を少なく見る「大繰り派」対少しの違いを種の違いと捉える「小分け派」など千差万別です。場合によっては趣味家的な分類のほうがすっきりしていたりして(笑)。ただ、雑誌や本で記述が入り混じってしまっているものがあってこれは困り者です。