「対馬からの手紙の続き」

対馬で働いち養蘭を楽しんどる。山や花で季節を知り、海を眺めち命の鼓動を感じ、そげな好き勝手な太公望な暮らしがしてぇ~。

拝啓、お元気でしょうか。

2008年09月13日 | 対馬蘭雑記

朝から強い日差しで「今日は暑くなりそうだ~。」

と思っていたら突然の土砂降りの雨、、

永くは降らなかったけど、予定が狂ってしまう対馬ですー。

鉢も幾らか表土にカビらしきモコモコが現れ

気分も晴れない、、やる気が出ない、、

「今年の蘭作は諦めよう・・。」という気持ちで一杯なのだが、

見回すとポツポツと花芽らしき突起が土を割って現れているし、

ここにきて成長著しい株も有るわで

やっぱり諦められない、、どうにかしなければ・・。

Jpg_253 かれこれ10年

(多分それくらい、、それ以上かな、、。)

ほど前に、盛んに蘭の商いをしていたT店で

2鉢の寒蘭を見つけた、、

今では商いをされていませんが、、。

一鉢は中隈大岩産で、これは暫くしてモザイク状の

モヤが出て、

数年様子を見たが変わらないので思い切って処分した。

もう一鉢のこの蘭は、これも引越し引越しの連続で

作も良くなったり悪くなったりで

花が咲く事自体諦めていた個体である。

ところがつい先日、鉢回しをしていると

株元から花芽が伸びていた。

3年くらい植え替えもされてない株で表土は汚れ、

葉の整理もされてなく、

鉢はプラ鉢の4、5号、、

余りに可哀想なのでプラ鉢がスッポリ入る蘭鉢を探してみよう、、。

当時の話では、

「所有者は自衛隊職員で転勤で島を離れる事になり

やむを得ず手放す事にしたらしい。」との事、、

葉は広く、波打ち、ワックスを掛けたような艶を光らせ、

弾力の有る肉厚さであった。

現在は、当時の面影は失せたものの、

艶と何かしらの違いは感じさせる。

Jpg_254 期待は半分以下なのだけど、

鉢だけは何とかしたい、、。

コメント (3)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする