南相馬市から５月７日夜

『市場』

市場に出荷する人がめっきり減んています。

震災後は本当に余裕のある農家さんだけが出荷しているような感じです。

どうしてなんでしょうね？理由はわかっています。

全国各地で直売所ができたからです。そのころからある意味言葉は悪いですが弱小農家さんたちが市場では相手にされなくなり直売所での販売に活路を見出したからです。

その後は道の駅ブームに乗って多くの農家さんたちが殺到しました。

そして、大手スーパーでも売り場を開放して農家さんたちの直売所を設けました。

そして市場には誰も出荷しなくなりつつあります。

原発震災で風評被害が続いていますがその手続きが面倒らしく、農家さんたちは農協に出荷すればその手続きを代わってしてくれるので農協出ししているそうです。

農家の方たちもいろいろ考えて作っています。経営者ですね。

人づてに聞いた話ですが相馬市の市場、県の公設市場ですが、どうやら営業継続が危ぶまれているような話です。

買参人が少ないと品物が出ても安く買いたたかれては誰も出さなくなります。

悪循環が続くとだめですね。

震災のせいではなく本当に今こそ将来の市場の在り方を考えて手を打たないと手遅れになりますね。

市場だけではなくサイヤのような小売業もそろそろ岐路に差し掛かっているようです。