南相馬市から９月９日夕方

『リスクとは』

生きものは危険に遭遇すると、反射的に身を守ろうとします。同じように、私たちは、無意識のうちに危険を回避する選択をしていますが、リスクに対する許容度は人によって大きく違いようです。
３．１１後原発が水素爆発し、すぐに逃げた人、しばらくはとどまった人、最後まで残った人、そして、物資や食品の買いだめやガソリンスタンドの行列、すべては不安な気持ちからの行動です。不安が生じるのは、自分が抱えているリスクが管理できる範囲を超えていると感じるからです。このことを解決するには、一人ひとりのリスクの耐性を上げるか、リスクに強い社会を造るしかないようです。今回の震災から、日本人も日本もますますリスクに対して無頓着か弱くなってことが分かります、そして今、日本社会を大きな不安が覆っているとすると、そのひとつの理由は日本人の人生設計のリスクが管理不能になっているということです。
選挙が近づいています、どんな日本にしていくのか、決めるのは国民のはずですが。

南相馬市から９月９日日朝

『宝』

昨日、宝物が来ました。ゆづきがナオちゃんと原町に来てくれました。お昼から原町市場の役員会だったのであんまり遊べず、残念ながら役員会が終わって帰った時には、仙台に帰った後でした。
本来なら近くに住んでいて、いつでも会えるのに、今は見えない敵に「恐怖？」に阻まれています。
「子供は町の宝」知識や経験を人から人に受け渡していかなければならない。　じぃじぃやばぁばぁからやこの町の大人たちからもこの町での経験や知識を受け継ぐ子供たちが必要です。町を守るものは受け継ぐ子供たちがいてくれること、宝物がたくさん帰ってくれることを祈らずにはいられません。