ここから写真も無し。暗いのと眠いので余裕ナシでした。
暗闇にカウベルの音が響いて、「応援の人か?」と思って照らすと、ウシさんでした。何匹も暗闇でじっとしてるとちょっと不気味です。でもウシも眠たくて迷惑かもね。コツコツとGrand Col Ferretへ登ります。疲れと眠気、それから夜と高度からくる寒気もあって、数歩歩いては停止、眠気でよろけては停止と、そろそろ危険を感じてきました。
ここで後ろから声を掛けてくれた人の温かい言葉が忘れられません。「Don't stop long time、、、、I know it's difficult. but it's too cold」
「寒いから止まるな」というのは簡単だけど、「難しいのは判ってる」というコトバはお互いの参加者としての温かみを感じました。これで少し正気に戻って、前に進みました。このコトバがなければ寒さで寝ていて遭難寸前だったかも知れません。
見上げてはいけないんですが、見上げると延々と上へ続くライトの光。峠の山頂はまだまだ先だ・・・寒さで絶望感と闘いながら、脚を前に出していきます。眠くて眠くてなかなか眠気が取れない。
今までColと名前がついた峠はいくつかありましたが、ここだけ「Grand」が付いている訳を痛感しました。登りながらヘロヘロになって思い知りました。
眠気覚ましにこれまでバツグンの効きで頼っていたキューピーゴールドのカフェインもあまり胃の調子を気にすると頼れないし。歯も磨いてみました。でも効果はイマイチです。身支度を整えて、先に進みました。下りのはずなのに加速できんなあ・・・いまから考えると、この辺でちょっと戦意喪失していました。道が狭い、ふらついて危ないのをストックで支える繰り返し。(よく事故がおきないよな、、この大会)ひょっとして報道がされてないだけだったりして。明かりは見えるけど、あれが次のLafoulyなのか、Peuleなのかわからずというところで進んで行きました。
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