先日、新潟市立図書館の本棚を見ていたら、野球選手が飛び付いて読みたくなるような本のタイトルを見付けた。≪勝つための軟式野球≫というベースボール・マガジン社から発行された本で、「投手・防御編」と「攻撃・戦術編」の2冊に分かれていた。
著者は長野県にある≪佐久総合病院野球部≫のエースピッチャーの佐塚正巳さん。佐塚さんは「国民体育大会軟式野球」で2連覇し、その翌年「天皇賜杯全日本軟式野球大会」で2連覇と4年連続で日本一に貢献された。過去、完全試合を3回達成したほか、全国大会で8試合連続完封、公式戦98イニング連続無四球などの素晴らしい記録を持っている。
では、どうすれば勝てるのか? 著者は本の中で「なるほど」と思わせるいくつかの秘訣を披露された。特に「投手は打者のバッティングポイントの寸前で3㎝ほど落ちるボールをマスターすること。」(スプリット・フィンガード・ファストボールに最も近い変化球。)「攻撃では≪一死三塁≫のケースをつくること」。
例えば、足の速い選手が先頭打者で出塁する。次に盗塁する。二塁に達したら次の打者はゴロを転がして「一死三塁」のケースをつくる。エンドランをかけ、次の打者は高いバウンドのゴロを打つ。『ヒットの出にくい軟式野球では、ノーヒットで1点を取るケースをつくることが大切だ』と著者は力説された。
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