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確定給付型と確定拠出型

2008年07月15日 | investment
『確定給付型』と『確定拠出型』という言葉を聞いたことがありますか?
確定拠出型=日本版401Kとも呼ばれていますよね。


職場での企業年金制度が、
適格退職金制度から新企業年金制度(確定給付型)へ移行するという説明会がありました。


まだまだ年齢的に実感出来ませんが、故人にならず生きていれば、誰しもが通るんですよね。


新聞紙上等で、大企業などの年金の不足により企業年金を解散したり、
特別損失として計上したなどの報道がされていたのではないでしょうか。

それを契機としてかどうかは分りませんが、法律改正により企業年金である『適格退職年金』が平成24年3月末で廃止。
そして職場としては、『確定給付企業年金制度』へ移行するとの内容でした。


ここで適格退職年金制度(現在)と確定給付企業年金制度(今後)の比較を


項目
①支給要件
・適格
勤続10年以上かつ55歳以上の退職者

・確定給付
勤続20年以上の退職者について60歳支給開始


確定給付の特徴
②支給額水準は新制度でも維持
③積立水準の検証
④受託者責任の明確化
⑤情報開示


①で勤続年数が10年⇒20年以上に変わっていますね。
それと支給年齢が60歳になっていますし。

⑤の情報開示では、年金規約内容、財務状況等を従業員に周知する義務?があるようです。



ここで表題にある『確定給付型』と『確定拠出型』


新企業年金制度移行に伴い確定拠出型という選択肢も考えられたが、
支給水準が現行通りであること。
また確定拠出型だと従業員個人が運用することによる支給水準の違いと
なってでてくるので、職場としては確定給付型にしました、という趣旨の発表でした。


まあそういう考え方もあるとは思いますが。。


確定給付型⇔確定拠出型
メリット⇔デメリット
・運用はプロが⇔自身で選択・運用できない

デメリット⇔メリット
・退職金を転職先に持っていけない⇔持っていける
・一定の受給水準⇔自身の運用成績次第で受給額が異なる


こんなところが気が付いた点です。
グローバル化していく中で資本も人材も国際化していくでしょうし、
何事も自己責任という時代の流れから考えると確定給付型のデメリットの方が大きいのかな?


王道としては企業年金も国である厚生年金もあてにせずに人生設計を行い
貰えたらもうけものという位がちょうど良いのかもしれませんね。
だって必ず貰える受取れるものと思って人生設計していて実際蓋を開けると。。
なんて場合には、悲しすぎますからね。

皆さんは、どちらが良いと思いますか?またはどちらを選択されてますか?



gaku