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豊かさの誕生

2007年06月08日 | jam free blog
『豊かさ』の誕生 成長と発展の文明史
ウィリアム・バーンスタイン著


とあるブログで推奨していましたので読んでみることに。
以下に要約、抜粋をまとめて見ました。

なぜ近代経済成長がイギリスに始まったのか?
中世に栄えていたイスラム世界は、なぜ近代経済繁栄に乗り遅れてしまったのか?
なぜ敗戦後の日本、ドイツが急速に経済成長することが出来たのか?

などの事柄について述べられています。



第一部・近代経済成長の源泉

一国の繁栄の決め手=制度:人々が物事を考え、他人と付き合い、事業を営む枠組み

①私有財産権
・自分の財産を王様などの権力に取り上げられない権利

②科学的合理主義
・教会に邪魔をされない等。
例:ガリレオ・ガリレイ:天動説・異端審問
例:特許権等

③資本市場
・事業を行う資金調達
・経済活動の血液

④迅速で効率的な通信・輸送手段
・電信・鉄道(蒸気機関車)・自動車・海運

これら①~④が英語圏に定着したのが、1820年頃のイギリス。


企業に必要なものとして、人・モノ・金・情報などといわれるのを聞かれるかと思います。
著者は、一国が繁栄するには4つのもの(私有財産権・科学的合理主義・資本市場・迅速で効率的な通信・輸送手段)
が必要でこれらが一堂に会したのが、産業革命を成し遂げたイギリスであったと、考えているんですね。




皆さんは、どんな本を読まれますか?


gaku