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MOMENT

レンタルDVD三昧なアナログオヤジの、店舗型レンタル店の残日録。

さらば掟

2022-05-16 23:21:53 | 邦画
CSの衛星劇場での、今月の
でOAされた渡哲也さんの松竹第一回主演作品
 
1971年の日活は自社作品の単独配給は終わり、大映と合同の配給会社である“ダイニチ映配”をたちあげたところで渡哲也も「関東シリーズ」三部作をダイニチ映配で配給して日活を離れ浅井プロダクションから“松竹・浅井企画提携作品”とクレジットされ
このロゴの映画館で上映される作品に主演する様になるものの

松竹のロゴに変わっても監督・原案は舛田利雄だしスタッフ・キャストのほとんどは当時日活所属や元日活所属の人ばかり、なんとこの映画でも助監督には村川透の名もクレジットされてる
岩下志麻だけが松竹専属女優だけだろうってもいう映画
志麻姐さんも「極妻」の貫禄のないただただお綺麗なだけの女優さんの風情ですねぇ
ってくらい松竹カラーのない作品だった

お話自体も原案が舛田利雄とあるだけに舛田が過去日活時代に撮った「紅の流れ星」のリメイクのような作品
そう「紅の流れ星」自体が、かつて舛田利雄が石原裕次郎で撮った「赤い波止場」のリメイクであり、原案って言うけども自作の過去作品のアイディアを口移しで鴨居達彦比古に脚本化してもらったって感じで
日活のロゴでダイニチ映配で配給されても全く違和感のない作品でしたが
なんともカタルシスのない作品だったって言うとこが日活の仮面を被った松竹作品だったってっことでしょうか
 
やっぱそこはヒロインだったのかなぁ范文雀さんが悪いって言うわけではんしんだけども
どこか女としての情感が・・・
そうラストで泣きじゃくるとこなんぞに全くの哀愁を感じられず
あんだけワンワン泣かれると逆にこっちがしらけてしまうのと
青木義朗さんに宍戸錠的な役を当てていたのもやっぱキャラとしてのニンが出てきてないんだよねぇ
 
そんな中色違いの作風の中でも違和感無く、その存在感を見せてくれてる志麻姐さんはやっぱ只者ではなかったんだって思い知らされた

1971年製作、日本映画、松竹・浅井企画提携作品、松竹配給
舛田利雄原案・監督作品
出演:渡哲也、范文雀、岩下志麻、青木義朗、芦田伸介、深江章喜、藤木孝、柳瀬志郎、苅谷俊介
コメント
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フォービドゥン・プレイス 禁じられた場所

2022-05-16 16:57:45 | 洋画未公開
いつも書いてることですから、耳にタコではあるでしょうが
また書きます。私は映画やDVDの情報をほとんど入れませんから
DVDレンタルの基準はジャケットから訴えかけてくる印象で借りちゃいます
美女がエイリアンみたいな奴に捕まってるのか?
まずはこの美女、そしてエイリアンに惹かれちゃうじゃありませんか
 
では現物見たらまずはこの美女
そしてこんなメタルチックなエイリアンこの映画のどこにもありません
完全なるジャケット詐欺
そして実につまんない作品というか、まずは意味不明な作品であり
オチの意味も頭の悪い私には全くわかりませんでした・・・
さらにご覧のように画面が暗過ぎて何がなんだかわかんないってのもマイナスでしたよね
 
ダイアローグが英語でしたのでアメリカ映画かと思ってんですが
見終わって調べたらカナダ映画、それも2018年なのでちょい古い作品
そんな作品をアルバトロスが仕入れたようですが
この作品
アルバトロスのHPインフォによると“【H.P.ラブクラフト映画祭】最優秀作品賞!
各国ファンタスティック映画祭で絶賛のサバイバル・アクション・スリラー!!”
だそうですが
私に言わせれば超大型地雷、あるいはクソって言う作品でしかなかった
 
売れなくなった男二人女一人のバンドがツアー途中に再ブレイク祈願のために
現地人の川縁巡礼ポイントをめぐることにしたら
ティーンエージャーの女の子のキャンプに立ち寄りそのうちの一人のバンドファンだって女の子一人を連れて
聖地ポイントの川下り巡礼旅に・・・
 
そこはバンドですから各ポイントでLSDを飲んでの巡礼旅なんですが
自然光撮影はわかるが昼は川下りですから自然会話の多い夜のシーンが多くなるのはわかるけど
もう少し照明なんとかならんかったんかなぁ
それにLSDで見えないモノが見えてたり、川の水面がカラフルだったりとするんですが
途中LSD飲み過ぎたのかファンのお姉ちゃんが頭爆発させ
て死んでしまう
っても額から血飛沫出すだけ
 
そして次に死ぬのがバンドのお姉ちゃんってことで
クライマックスはなんと男だけ
早々にヒロインたちを失ったら見る気喪失するよね
ホラーの真髄はスクリームですからねぇ
最後まで生きるのはお姉ちゃんって言うホラーの不文律を壊すのが意図だったとしたら大きな間違い
 
そして今もう一つの間違いは
このモンスター
ボロキレまいたような存在で殺しに加わってくるんですが
まずは何者か全く最後まで知らされずに映画は終わっちゃう
そして殺していく目的も不明
さらに劇中彼らがバンドに新曲提供してるのかって言う会話もあるんですが・・・
 
いろんな意味で地雷だった映画
 
2018年製作、カナダ映画
ニック・ゾスタキフスキー製作・脚本・監督作品
出演:ジョシュ・コリンズ、ロブ・ラコ、サマンサ・カーリー、パーミス・セハト、ナサニール・ゴードン
 
 
 
コメント (2)
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