わたしにはTVドラマ以外だったら、韓国映画だったらもうなんでもいいんでしょうね
ってことでこの作品、実はわたしが利用させてもらってる二件の大手レンタルチェーン店では、TSUTAYAさんにだけ導入されてて
なかなかレンタル出来ずにいた作品でした
っていうか、実に地味な作品でして、どうやら断りはどこにもないものの
韓国人ならほとんどの人が魚図鑑としてこの『茲山御譜』はご存知ということなのかな。
最初、嘘みたいな本当のお話なんですが実はこの映画完全なるモノクロ映画でして
それがいわゆるデジタル映像ですからモノクロでも実に綺麗で、いわゆるフィルム撮影とはまた違ったカラーって感じで色がついてるように見えていて
ちょっと経ってから
アラ、これってモノクロだったんだって気づいた次第
李王朝時代、朱子学でしか物事が測れない時代
いわゆるキリスト教に改宗し、広めようとしていた学者チョン・ヤクチョンは最果ての島に流罪となる。
まぁ日本で言ったら江戸時代に八丈島に島流しにあったようなもので
この黒山島は豊かな海と自然に恵まれた島で漁民が生活しており
そこに流されたことでチョン・ヤクチョンは漁師や島人との交流の中で
やることもないために海の生物の魅力に目覚めた彼は、海洋生物の生態の調査を始める
それには島で最も海の生物に詳しく、かつ勉学に励んでいる若きき漁師チャンデと出会ったことであり
チャンデ自身はガチガチの朱子学を身に付けた人物だったために
最初はキリスト教であるヤクチョンを警戒するものの
二人は勉学を通して友情を築いていく
その子二人の姿を淡々と描いていくだけの映画だと思っていたら
小さな韓国の果ての小さな島で漁師でおさまるつもりもなくなったチャンデは幼なじみと結婚の末に科挙の試験を受けて都会で官吏日本着く夢を果たすために
家族揃って都に出ていくものの
科挙の試験に最低で受かり地方の行政官に着任するものの
地方行政館とは賄賂と農民から税を取れるだけ取って納税部分以外にさらに自分のこと懐を肥やすことだけに生きており
庶民農民は絞れるだけ搾り取るものだっていう存在でしかないことに
黒山に帰ることに・・・
そういざ黒山日本帰ると老齢と『茲山魚譜』を心血注いで書き上げた疲労からヤクチョンは死んでいた
その『魚譜』の書き出しにはチャンデという若者がいなければ完成出来なかった云々みたいなことが書かれていて
ウニの項目にウニのてっぺんに空いた穴で鳥が育ちそれがブルーの鳥になって飛んでいくって言う記事がまんま鳥だけブルーにカラーライズされて
まさかの鈴木清純みたいな画風になり
鳥が飛んでいく姿から黒山から引き絵になるにつれて島が黒く空と海がブルーとなって
キャスティングクレジットになっていくんですね
ドラマの最低ラインは二人の人間の葛藤であるって言う
ドラマの原点を改めて教えてくれた、まるで教材のような映画でしたが
お話自体は淡々と進みますし、韓国映画の持つエログロな人間の欲望みたいなギラギラ感もなく実に爽やかに見ていられた2時間だったかな
こう言った作品も作れる韓国映画の強みを見せられた作品だった
2019年製作、韓国映画(日本公開作品)
イ・ジュニク監督作品
出演:ソル・ギョング、ピョン・ヨハン、。リュ・スンリョン、イ・ジョンウン、ミン・ドヒ、チョン・ジニョン、チェ・ウォニョン、カン・ギヨン、チョ・ウジン、キム・ウィソン














