この日活のシスタームービー“機動捜査班”シリーズ全13作を全部見て、ここにアップしていくんだろうな
ってことで今作はベストフィールドからのBox2巻目から
第八弾の「東京午前零時」の視聴

オープニングからまずはこのお方

郷鍈治さん
もうこの62年には役者さんになられていたんですね
そして実は新東宝倒産から直に東映に移動されたって思ってましたが
ワンクッションあったのかなかったのかはわかりませんが
なんと新東宝の看板女優さんだった三原葉子さんまで

と悪役にも田中明夫さんとか出演されていたんですねぇ
そして今作は長谷川公之さんが原作で、今まで共同脚本の宮田達夫さんの単独脚本
監督は相変わらずの小杉勇さんで70分の尺の作品
相変わらずの内田良平さんの悪役にもこっちもかなり慣れてきていますねぇ
警視13号は今夜もいわゆる広告を生業としてる業界紙“社交新報”に張り付いていた。内田良平演じる岩本は郷鍈治演じる、子分の岩田と組んで、依頼もされぬ広告でバーやキャバレーの経営者から暴利をむさぼっていた
さらに彼らは女給の引き抜きやタマ転がしもやっていた
そんな関係で高級キャバレーラックスのオーナー田中明夫演じる大原と、もちつ持たれつのが関係にあった
岩本に美人のホステスをあてがうほかに密輸品のヤクとか宝石の故買を持ちかけて
利鞘を稼ごうとする岩本だったが
ある女の引き抜きのついでに岩田が女をモノにした関係で。岩本と岩田の間に多少亀裂が入るのだった
今回はヤクザが営業する業界新聞と大手キャバレー経営者とが密輸に絡んお互いの疑心暗鬼での殺し合いと裏切りの葛藤を主体にして
なんと拳銃で岩本が昔の兄貴分とか岩田を射殺したりするんですが
使用される拳銃がコルトのオートマチックであるので装弾数8発しかないはずなのに
内田さんクライマックスでは、リロードっていうかマガジン交換なく二十数発撃ちまくっての弾切れでしたねぇ
警察側も大宮刑事はクルマで逃げる内田さんを撃っていたりするんですね
田中明夫に見初められ、肉体関係からキャバレーラックスのママに昇格した三原葉子さんの最後のセリフが効いてる作品だった
ここまで上り詰めたのにねぇ
1962年製作、日本映画、日活作品
長谷川公之原作、宮田達夫脚本、小杉勇監督作品
出演:青山恭二、郷鍈治、内田良平、三原葉子、堀恭子、南寿美子、宮崎準、田中明夫、弘松三郎、雪丘恵介、花村典、海野=木島一郎、小泉郁之助、山田禅二、八代康二
