前回のFWは観音崎で暴雨、雨の中の観察であったのに対し、昨日の観察会は猛暑。
(どっちがと問われても答えられない熱暑)
それでも何とか、剣崎に集合したメンバーは山の中の畑を通り海岸へと向かった。
「エビヅルと野ブドウは似ています、でもエビヅルの実は食べられますが野ブドウの実は食べられません。相違は葉の裏側が白いものがエビヅルです。実の付き様が上を向いたものが野ブドウ、ブドウの房状になったものが、エビヅルです」
ちなみに、古事記によるとイザナミノミコトが黄泉の国から逃げ帰る途中追って来た鬼にエビカヅラを投げつけたという記載がある(らしい)。漢方では野ブドウの葉や茎は蛇葡萄(ジャホウトウ)、根は蛇葡萄根といい、関節痛の薬になる。
「この小さな黄色い花はタイトウゴメといい、五枚の花びらのあるベンケイ草の仲間です。タイ米(外米)に似た葉からつけられた名前だと思います」
クサフジ、ヒロハクサフジ・・・。
「スカシ百合は今が盛りです。もともと北海道(蝦夷スカシ百合)などに自生していたものですが、最近ではこの辺りでも見られます。南限ですね」(南限という言葉、初めて聞いた)
ツワブキ、ハマボッス、イソギク、ツルナ、ミヤコ草、浜昼顔、トトキ(釣鐘人参)、クサスギ蔓(アスパラガス)、タカトウダイグサ・・・。
「トウダイ草は昔の明りの灯台の形からきています」
「ハマボウは天神島で初めて見られたものですが、最近では房総半島などでも見られます。黄色の花はアオイ科で、オクラの花なども同種です」
「ハマボッスは二年草で、花を咲かせるとそれで命は閉じられます」
「天草は水をかけると脱色され透明になり、寒天の原料になります」
テン草、ヒラ草、オオ草、海松(ミル)、「カジメにアラメ、アラメは食べられますが、カジメは(堅くて)食べられません」
「砂地に生えているこれは弘法芝(カヤツリグサ)丈の低いほうが行基芝(イネ科)で枝元が四つに分かれています」
《海岸植物の逞しさ》
五月に見た照り葉野いばらがポツリと咲いていた。季節はずれの一輪・・・。時期を逸した一輪の野の花、(それでもいいから花というものを咲かせたいなぁ)←独り言。
横須賀市の職員の方、大森先生、大前先生、ご指導ありがとうございました。
(どっちがと問われても答えられない熱暑)
それでも何とか、剣崎に集合したメンバーは山の中の畑を通り海岸へと向かった。
「エビヅルと野ブドウは似ています、でもエビヅルの実は食べられますが野ブドウの実は食べられません。相違は葉の裏側が白いものがエビヅルです。実の付き様が上を向いたものが野ブドウ、ブドウの房状になったものが、エビヅルです」
ちなみに、古事記によるとイザナミノミコトが黄泉の国から逃げ帰る途中追って来た鬼にエビカヅラを投げつけたという記載がある(らしい)。漢方では野ブドウの葉や茎は蛇葡萄(ジャホウトウ)、根は蛇葡萄根といい、関節痛の薬になる。
「この小さな黄色い花はタイトウゴメといい、五枚の花びらのあるベンケイ草の仲間です。タイ米(外米)に似た葉からつけられた名前だと思います」
クサフジ、ヒロハクサフジ・・・。
「スカシ百合は今が盛りです。もともと北海道(蝦夷スカシ百合)などに自生していたものですが、最近ではこの辺りでも見られます。南限ですね」(南限という言葉、初めて聞いた)
ツワブキ、ハマボッス、イソギク、ツルナ、ミヤコ草、浜昼顔、トトキ(釣鐘人参)、クサスギ蔓(アスパラガス)、タカトウダイグサ・・・。
「トウダイ草は昔の明りの灯台の形からきています」
「ハマボウは天神島で初めて見られたものですが、最近では房総半島などでも見られます。黄色の花はアオイ科で、オクラの花なども同種です」
「ハマボッスは二年草で、花を咲かせるとそれで命は閉じられます」
「天草は水をかけると脱色され透明になり、寒天の原料になります」
テン草、ヒラ草、オオ草、海松(ミル)、「カジメにアラメ、アラメは食べられますが、カジメは(堅くて)食べられません」
「砂地に生えているこれは弘法芝(カヤツリグサ)丈の低いほうが行基芝(イネ科)で枝元が四つに分かれています」
《海岸植物の逞しさ》
五月に見た照り葉野いばらがポツリと咲いていた。季節はずれの一輪・・・。時期を逸した一輪の野の花、(それでもいいから花というものを咲かせたいなぁ)←独り言。
横須賀市の職員の方、大森先生、大前先生、ご指導ありがとうございました。