続・浜田節子の記録

書いておくべきことをひたすら書いていく小さなわたしの記録。

猛暑を迎え撃つ。

2013-07-09 06:18:33 | 日常
 雑多なことに疲れ切っていて、とても夏の猛暑に立ち向かえないという恐怖を抱いた夏があった。疲労困憊・・・何もかも、どうしていいのか良策、解決の糸口が見つからない。
 明日を待たない納期、明日をも知れない母の病状、夫、父、子供たち・・・洗濯物一つとっても大容量、三度の食事・・・目の回るような忙しさの中「猛暑の予報」を耳にして(長生きは出来ないな)という漠然とした絶望。

 まさか・・・母より長生きをし、何はなくとも、こんな平穏な日が訪れるなんてことは考えもしなかったこと。

 生きていれば、やわらかい風に出会うこともある・・・実感である。(他人から見たら、十分貧しげな気の毒な老女という印象かもしれない)
 確かに年を取ってしまい、老い先の知れた余生ではある。老いぼれた風体、加速を極める身体機能・・・条件には精彩というものが欠けている。

 それでも尚、生かされてあるわたしの生命。大切に感謝の念を持って「猛暑」をも享受していく覚悟。

 猛暑を迎え撃つ! 威勢が良いのは言葉だけ。じつは小心翼翼、日々の注意を怠りなく心涼やかに今夏を乗り切りたい。

『ポラーノの広場』22。

2013-07-09 06:10:25 | 宮沢賢治
「こっちへ山羊が一疋迷って来たんですが、ご覧になりませんでしたでせうか。」
 みんなは顔を見合わせました。それから一人が答へました。


☆太陽の曜(かがやき)に溢れた謐(音がしない、静か)の冥(死後の世界)。
 乱れた信仰を検/とりしまり、業(前世の悪行の報い)の逸(隠れている)塵(俗世間)を問う。

『城』1327。

2013-07-09 05:57:25 | カフカ覚書
「まあ、いいでしょう。ごくふつうの義務ばかりですからね」
 この言葉があたえる印象をまぎらすために、フリーダは給料のことをたずねた。

 給料/Gehalt・・・義務を負っている。

☆「まあ、いいでしょう。ごく慣習の義務ばかりですから。この言葉があまり先祖の印象を拭い去ることはなかったために、フリーダ(平和)は、義務を負っている小舟についてたずねた。