雑多なことに疲れ切っていて、とても夏の猛暑に立ち向かえないという恐怖を抱いた夏があった。疲労困憊・・・何もかも、どうしていいのか良策、解決の糸口が見つからない。
明日を待たない納期、明日をも知れない母の病状、夫、父、子供たち・・・洗濯物一つとっても大容量、三度の食事・・・目の回るような忙しさの中「猛暑の予報」を耳にして(長生きは出来ないな)という漠然とした絶望。
まさか・・・母より長生きをし、何はなくとも、こんな平穏な日が訪れるなんてことは考えもしなかったこと。
生きていれば、やわらかい風に出会うこともある・・・実感である。(他人から見たら、十分貧しげな気の毒な老女という印象かもしれない)
確かに年を取ってしまい、老い先の知れた余生ではある。老いぼれた風体、加速を極める身体機能・・・条件には精彩というものが欠けている。
それでも尚、生かされてあるわたしの生命。大切に感謝の念を持って「猛暑」をも享受していく覚悟。
猛暑を迎え撃つ! 威勢が良いのは言葉だけ。じつは小心翼翼、日々の注意を怠りなく心涼やかに今夏を乗り切りたい。
明日を待たない納期、明日をも知れない母の病状、夫、父、子供たち・・・洗濯物一つとっても大容量、三度の食事・・・目の回るような忙しさの中「猛暑の予報」を耳にして(長生きは出来ないな)という漠然とした絶望。
まさか・・・母より長生きをし、何はなくとも、こんな平穏な日が訪れるなんてことは考えもしなかったこと。
生きていれば、やわらかい風に出会うこともある・・・実感である。(他人から見たら、十分貧しげな気の毒な老女という印象かもしれない)
確かに年を取ってしまい、老い先の知れた余生ではある。老いぼれた風体、加速を極める身体機能・・・条件には精彩というものが欠けている。
それでも尚、生かされてあるわたしの生命。大切に感謝の念を持って「猛暑」をも享受していく覚悟。
猛暑を迎え撃つ! 威勢が良いのは言葉だけ。じつは小心翼翼、日々の注意を怠りなく心涼やかに今夏を乗り切りたい。