Dr.keiの研究室2-Contemplation of the B.L.U.E-

THE LESSER PANDA RAMEN@ハンブルク レッサーパンダラーメンって何だ!?

大スクープです!!

今回の旅で、僕が最も衝撃を受けたハンブルクの超新店!!!

というか、ドイツ全土でひょっとした「最強のラーメン店」になるかもしれないお店です!!

(もうこの時期で、BEST RAMEN OF 2018、入賞決定!)

この数年の食べ歩きの中でも、トップクラスの衝撃と衝動と感動と感嘆!!!

衝撃のレポです!!

その名も、

THE LESSER PANDA RAMEN

です!!

アルファベットじゃぴんと来ない人もいるかも!?

ザ・レッサーパンダラーメン

ですよ!!

しかもしかも!!!

こちらのお店、お昼は、Kleine Schwesterというお店で、

夜だけ、「ザ・レッサーパンダラーメン」として営業するというスタイルなんです!!

つまりは、「間借り系」!?!?!

どこまで、日本のラーメンっぽいお店なんだ、、、

夜になると、暖簾がかけられます。

***

何より衝撃だったのは、こちらの店主さんはドイツ人で、日本とは無縁の方なんです。

つまりは、完璧にドイツ人によるドイツ人のためのラーメン店になっているんです。

それでいて、かなりつきつめてラーメンを研究している方なんです。

ひょっとしたら、ドイツ国内でも、現時点において、最強にマニア度の高いお店かも!?

日本のラーメンフリークさんにもおススメできるこだわりのお店が遂に登場です

創業は、二日前(苦笑)。

2018年3月2日Openの「超新店」です

(いやー、ついているなぁ、、、、)

店内も、ぶっとんでます。

日本でも、こんな飛びぬけてお洒落なバーみたいなラーメン店はないはず。

しかも、見せかけじゃなくて、本当に置いてあるものがお洒落で、スタイリッシュ。

雰囲気もいいし、ライトアップも綺麗だし、店員さんもお洒落だし、アート性も高いです。

このお店の雰囲気だけでも、世界トップクラスって感じで、、、

メニューです!!

イラストのレッサーパンダがとってもかわいいです。

千葉人としても、とっても愛着があります♪

住所は、Große Bergstraße 243 22767 Hamburgです。

地図も出しておきましょう。

こんな感じの場所にあります。

ホント、ゲーテ通り幼稚園の赤ちゃんポストのすぐ近く!!

まずは「前菜」など。

ゆず胡椒、塩麹、味玉子なんかもありますよ!

…え? 塩麹!?!?

更に、Ei und Reisは、卵ご飯!? 

どうやら「ミニ丼」みたいですが、、、ミニ卵丼!?

さらに、グリルチーズサンドウィッチまでありますよ、、、

すげー、新感覚のお店だ、、、

サンドウィッチのあるラーメン店って、、、Σ(゚д゚lll)

そして、いよいよメインメニュー。

いきなりトップに来るのは、なんと、Tsukemen(つけ麺)!! 12,9€。

そして、次に来るのが、Mazemen Tantanmen(まぜ麺タンタン麺)で、13,9€。

で、三番手に来るのが、Spicy Miso Tonkotsu(スパイシー味噌豚骨)。14,9€。

この順番、意味があるのかないのか…。

ふーむ、、、

そして、こっちでは必須アイテムとなる「ベジタリアン向けラーメン」。

Shoyu Dashi Soja(醤油出汁ラーメン)、13,9€。

…こちらのお店、決して安くないです、、、(;´・ω・)

でも、こっちの「レストラン」として考えれば、それほど高いわけでもない。

なんせ、こっちでは、Ramenは「外国の料理」ですからね。

更に、「注記」も添えられていました。

ドイツ人には、必要な「注」でしょうね、、、(;´・ω・)

豚骨の説明が面白い。

「長時間豚の骨を煮込んだものでミルキーで濃厚スープ。福岡周辺エリアでとても人気がある」だって。

ふりかけの説明まであるのが面白いなぁ、、、

で、、、

ジャジャーン!!!

見てください!!!

こちらが、Spicy Miso Tonkotsu、です!!

スープの表面には、なんと「泡」が!!!

完全に未体験ゾーンの「超濃厚泡系豚骨味噌ラーメン」。

これ、ホンキのマジでやばかった。

日本のラーメンから全く影響を受けていない独自の味噌ラーメン。

味噌ラーメンって、ここまで美味しくなるんだ!?って、、、

スープは、泡に示されているように、濃厚でフレッシュでディープな味わいです。

zoom up!!

超濃厚な泡系味噌スープ。

…なんだけど、日本の濃厚味噌ラーメンと違って、ちゃんと飲めるスープになっています。

日本でいう「ドロ系」じゃない。ちゃんとスープとして成り立っていました。

僕ら日本人にとってなじみある「味噌スープ」ですが、どこかエキセントリック。

イタリア人が日本でとんでもなく未知な和風パスタに出会う感覚!?

「わたしたちの味が、異国でこんな風に化けるんだ!?」、みたいな。

黒い油分みたいなのは、マー油かな!?

香ばしさも半端なくて、一度食べたら、もうやめられないとまらない。

日本の味噌ラーメンの影響を受けず、かつ、日本人をも虜にできる力強い新たな味噌ラーメン。

これは、マスコミ的にも「絵」になるし、味的にも抜群だし、大ヒットですよ。

麺はこんな感じです。

いったいどこでどう調達しているのか。はたまた自家製麺なのか。

(聞くのを忘れました…(;´・ω・))

日本の麺に比べると、弾力がなくて、少しポキポキっとした麺。

パスタ麺と中華麺のちょうど「あいだ」くらいの食感の麺でした。

それから、ちゃんとレンゲで食べられるように、短めに切られていました。

この辺も、また欧州のラーメン店ならではの「配慮」かな、とも。

麺の量もわりと多め。

日本のラーメン店で出される麺の量よりも若干多めかな?という感じ!?

チャーシューは、なんか豚の角煮みたいな塊のお肉がどーんっと。

これもまたポイントが高いなぁ、、、

肉の王国ドイツだけに、お肉へのこだわりも強く感じられました。

焦げたお肉がいい感じだったなぁ、、、

煮玉子も半熟でトロトロ。

味もしっかり付いていました。

いやー、ドイツ人のラーメン店でも、遂にここまで来たか、、、と(;;)

かつては、煮玉子どころか、茹で卵さえ存在していませんでした。

それが、今や、ここまで…(weinen)…

全体的に、もう「完全に新感覚の味噌ラーメン」としか言いようがありません。

まさか、ドイツで「新たな味噌ラーメン」に出会うことになるとは、、、

見た目も、味も、そのインパクトもピカイチでした。

しかも、それが、「ハンブルク」で提供されているのがとても嬉しい。

長年、デュッセル、ベルリン、ミュンヘンなどでは実力店が活躍してきましたが、

ハンブルクは、Ramen Bar Zipangが登場するまで、完全に「不毛地帯」でした。

Zipangが出来たことで、その存在が徐々に認知されてきたんだと思います。

そして、二店目、三店目と続いて、こちらで四店目…。

(現在、ハンブルク市内には、四店舗のラーメン専門店が存在します)

いよいよ、ハンブルクでラーメンの仁義なき戦いが始まるのか!?、と。

こうなれば、「店内連食」はもう不可避で、、、

メニューの一番上にあった「TSUKEMEN」=つけ麺を!!

このつけ麺も、あり得ない味わいでした。

見た目は、あっさりとしたどこにでもありそうな醤油つけスープですけど、、、

これが、もう、驚き桃の木山椒の木で、濃厚豚骨醤油スープだったんです。

しかも、貝ソースも入っているらしく、魚介豚骨醤油つけスープに…。

これだけ見ても、分からないでしょ!?

この黒いスープがとてつもなくディープで、イケイケだったんです。

一見、あっさりに見えますが、こってりした醤油豚骨つけスープ

凄い、、、

麺は、太いストレート麺。

こちらも、かなり独創的な麺になっていますねー。

日本の麺とはかなり違います。

言えば、パスタを思い切り日本の麺に近づけた、みたいな。

これもまた、「新感覚」の麺になっていました。

力強い麺で、噛むのに力もいりました。面白い!!

そして、こちらが、Shoyu Dashi Soja、です!

ベジタリアン用の醤油(+味噌)ラーメン!!

こちらも、「泡系」になっていますよ!!

泡系って、それこそ、今、日本で広まりつつあるジャンルのような、、、

しかも、たまり醤油スープに味噌が入る、という不思議なラーメン。

その味わいも、もう、「新感覚」としか言いようがない!!

濃厚なんだけど、すっきりしている、というか。

トッピングには、赤いパプリカが入っていて、輝いています。

こちらも、Shoyu Dashi Sojaです。

ラー油系の香味油も入っています。

これ、多分、どんな味か想像できる日本人はいないんじゃないかな!?

もちろん、僕もまったく想像できなかったし、奇想天外な味わいのスープでした。

でも、普通に美味しいんです!!!

醤油味噌味の濃厚スープになっていて、日本人の口にもよく合います。

これ、逆輸入したら、面白いんじゃないかなー!!!って。

さらに、、、

こちらが、「ミニ卵丼」です!!

こちらも、超の付く大当たり!!!

見てください!!

生の黄身がどーんと入ったチャーシュー丼!!!

これをまぜまぜして食べると、もう、そこはパラダイス!!(苦笑)

柔らかくて味の付いた豚肉がとにかく美味しい。

ご飯も、まさに日本らしいご飯で、ふわっとしていて、しっとりしていました。

ドイツでこんなに美味しいチャーシュー丼は、他にはないかも!?

いや、美味しいチャーシュー丼ならある。けど、ここまで独創的なミニ丼は、、、

あまりにも美味しくて、二杯食べてしまいました(苦笑)

(一杯は、ちょっとオーダーミスでプレゼントしてもらっちゃいました)

厨房の様子も(許可を頂いて…)

新店とあって、厨房の中は若干ドタバタしていました。

が、日本人の厨房と違って、ギスギスしてないっていうか、、、

「働き方」には、やっぱり日独、大きな違いがあるなぁ、、、って。

(若干、テキトーなところもまた、ドイツっぽいというかなんというか、、、)

そして、こちらが店主さんです!!!

年齢は40歳って言ってたかな!?

僕より少し年下の方でした。

この方、アメリカ・ニューヨークで料理の勉強をしたんですって。

その時に、日本のラーメンと出会い、衝撃を受けたんですって。

でも、日本で修行したわけではなく、アメリカでのラーメン経験に基づいて、作り上げたんだとか。

遂に、日本を経由しないラーメン専門店がドイツに登場、、、か。

SUSHI同様、アメリカ経由でやってきた世界フードとしての「RAMEN」。

今後の活躍に、超期待したいと思います。

寸胴は、いくつもあって、こちらは「完成したスープ用」の寸胴です。

大量の豚骨や豚頭や鶏を使っているんですって。

それをガンガン炊いて、煮詰めていくんだとか。

いやー、凄い、凄すぎる!!

遂に、超マニア向け×超こだわりの「ラーメン専門店」がハンブルクに登場しましたよ。

ドイツ全土、色々まわってきたけど、ここが一番「マニアック」ですね。

日本のラーメンフリークさんに、是非是非食べてもらいたい!!

ドイツらしく、インテリアも超充実。

とってもオシャレな店内で、カップル二人でいい感じにもなれますね、これは。

日本には、絶対ないタイプのお店じゃないかな、、、と。

ハンブルクが今、もしかしたらドイツで最もラーメンが熱い街かもしれない、、、

数年前まで、「ハンブルクにはラーメン店がないー!(;;)」って言ってボヤいてたのに…。

今や、ハンブルクは、ドイツ国内でも最も先鋭的?革命的?なラーメンの街になりつつあります。

翌日、更に、昨年オープンしたばかりの新店に行くことが(偶然)できました。

(これで、現在存在する4店舗、全て制覇!!)

こっちもすごかったですよー!

お楽しみに!!!!

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