麺工房きよたけは、最寄は東千葉駅だが、徒歩でのアクセスはかなり困難かも。だが、近くに、人気店の『横浜ラーメン武蔵家』があるので、味次第では人が集まらない場所ではないだろう。交通量はかなり多いし、駐車場もちゃんとある。
つい2ヶ月くらい前までは、「炭麺黒味噌」という一風変わったラーメンを出すラーメン屋さんだった。が、メニューも外装も変えて、新たにリニューアルされ、再出発となった。今度は、「とんこつ主体」のラーメン店になった。入り口には、「塩とんこつ」がおススメというメニュー表が張り出されていた。おお、塩とんこつメインだなんて、いいアプローチだなぁ~と思い、ワクワクして入店。
*ちなみにここ麺工房きよたけは、(「まぁさんどう」もそうだったのだが)秀穂(しゅうすい)という地元千葉に拠点を置く食品開発会社のフリーネーム事業の一つとして営業している。秀穂は「ラーメンとん太」や「千成らーめん」などを運営する一方で、フリーネーム店(FC店とは異なり、味や名前を店長自身が決める自由度の高いラーメン店)の普及にも力を入れている。多様化する社会のニーズに合わせた形と言えるだろう。また、資金集めに厳しい個人店主にとってもよい点もある。土地の確保やインフラの設備など、個人では出来ないようなことをやってもらえる。ただ、味の選択肢が限られていて、自分の味を追及することは難しいというデメリットもある。
メニュー(下記参照)を見ると、やはり塩とんこつが「真骨頂」でおススメメニューのようだ。ほうれん草をトッピングすることが推奨されているので、それを注文。いったいどんなラーメンなのだろう?!
出てきたラーメンは、ヴィジュアル的にはかなりハイレベルだ。白いスープに黒い油が浮いている。まさに熊本ラーメンを意識したマー油入りとんこつラーメンだった。麺の上にもやしとねぎがのっていて、揚げにんにくも付いている。チャーシュー一枚、半熟煮玉子半分、メンマ、(別料金の)ほうれん草も。
スープはライトなとんこつスープ。臭みは全くない。万人受けしそうなとんこつスープだ。その上に、にんにくの香ばしさを包んだマー油が蓋をするように覆いかぶさっている。ライトなとんこつに香ばしいマー油。この組み合わせは、やっぱりGOOD。
麺は、「秀穂」ご用達の食べやすい柔らか目の麺。高齢の人でも食べやすい感じの麺だ。最近の食感のよい麺に比べると、やや劣る感もあるが、決して悪い麺ではない。麺とスープの相性も悪くない。
量も結構多めで、これでデフォ750円は決して高くないかな。頑張ってほしいお店だ。
あと、豚骨ラーメン専門のお店に変えた理由は、このあたりは豚骨ラーメンのお店が多く、きよたけでも豚骨ラーメンで勝負してみたかった、ということらしい。気合たっぷりの豚骨ラーメン、いかがでしょう?!