ずっと前から一度、絶対に、何が何でも食べたかったラーメンの一つが、こちら『好陽軒』のメンマラーメン。まずは、この凄まじいヴィジュアルを見よ!
すごいでしょ?!こんだけぶっとくてもちもちしたメンマがどっさり盛られているラーメンなんて、日本ここ以外にどこにもないんじゃないか?!って程のボリュームなのだ。しかも、このメンマ、半端なく旨い。なんとも、ご主人が自ら中国に赴き、自ら選び出してきた特製のメンマ、だとか。。。
このお店、名古屋駅から地下鉄で15分くらいのところにある「桜山駅」から徒歩約10分のところにある。大通りに面しているので、見つけるのは簡単であろう。お店はかなり新しい建物に入っているが、決して「新しいお店」ではなく、歴史のあるラーメン屋さん。もともとは、「医食同源」を看板に置く『好来』(創業昭和34年)というお店に由来していて、名古屋では、スガキヤと並ぶ最も伝統的且つポピュラーなラーメン一派の一つでもある。
この好来系のラーメン屋の特徴は、松とか竹とかというようにラーメンを命名するところにある。昭和の食堂の雰囲気を残している、と言える。ここ『好陽軒』も同じく、ラーメン名と源氏名(?!)をもっていて、どちらで注文しても良い。上の写真のメンマラーメンは、「竹」と命名されていた。
このヴィジュアルがゆえに、多くのファンを魅了するが、ここのラーメンは単にメンマのヴォリュームがすごいだけじゃない。スープもまた絶品で、鶏中心の茶濁色スープは、あっさりとしつつも、まろやかでコクが存分にある。思わずゴクゴク飲みたくなるスープだ。麺も、中太麺で、コシがあって、弾力性に富む。麺とスープの相性は、個々人によって捉え方が異なるかもしれないが、僕的には超ゴキゲンであった。無化調スープとあって、かなり淡白なので、しばらくしたら、卓上にある「ラーメン専用ラー油」をスープにかけたい。餃子用ラー油に比べて、辛味が弱く、香り油として十分な役割りを果たしている。これが絶品であった。
また、ここの標準メニューである『叉焼麺・松』(800円)は、肉の旨みをしっかり残したチャーシューがどかんと4枚のっている。メンマづくしが苦手な人は、こちらを注文してもらいたい。メンマの魅力も堪能しつつ、しっかりこちらのラーメンを味わうことができるだろう。
好陽軒@桜山
名古屋市昭和区広見町2-21-3
052-882-9780
11:00~15:00/17:00~20:00
定休日:木曜