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Dr.keiの研究室2-Contemplation of the B.L.U.E-

くどう@佐原 老舗お好み焼き店のラーメンと90歳のおばあちゃんが作る焼そば!

この日本には、想像をはるかに絶する場所にラーメンがあったりします。

え? なんで、こんなところにラーメンが?!」、と。

で、そんなラーメンがとんでもなく美味しいってことが、ごく稀にあるんです。

だから、「ラーメン探し」って、楽しいんですよね。

さて。

佐原の名店『皐月』から徒歩30秒くらいのところにあるお店。

その名も、

くどう お好み焼き店

と申します。

どこからどう見ても、お好み焼き屋さんです。

しかも、相当古そうなお店です。

「まさか、こんなところにラーメンなんてないよなぁ~」と思いつつ、

ふと、見上げたら、、、

な、な、なんと!!!

メン類 
定食
お好み焼き

とあるではないですか!!!

 

メン類ですよ!!!

メン類ってことは、ラーメンもあるのか!?!?

銚子の越後屋食堂の件もありますし、突撃するしかない、と。

で、お店に入り、「ラーメンはありますか?」と尋ねると、

はい、ありますよ!」、と!!!!

やったぜ♪

世の中、「ラーメンフリーク」を称する人は結構いますけど、ここまでやる人ってそうそういないかな、と。

そこは、結構自負しています。

行き当たりばったりの中で、ラーメンを発見していく。

(ネットや本の情報に頼らないで、足で情報を集めるという実践)

ま、自己満足かもしれませんが、やるなら徹底的にやりたいかな、と。

また、既存の情報の枠の中にはおさまっていたくないっていう気持ちもあります。

ひねくれもんですから。。。汗

で、入店。

店内には、もう80歳をゆうに超えるであろうおばあちゃんのお客さんが数名いました。

完全に、昔からの常連さんなのでしょう。

超高齢お好み焼き店、、、、

しかも、初代の女性店主さんは、なんと90歳!

で、二代目(?)は、初代の息子さんのお嫁さん、つまりお嫁さん。

お二人で切り盛りされているようです。

いやー、、、

それにしても、すごい雰囲気です。房総つけめん@上総一ノ宮以上の衝撃かも?!

普段、見ることのない空間がここにはあります。

メニューは、、、

基本的には、「やきそば」と「お好み焼き」のお店ですね~。

野菜やきそばだと、一皿なんと400円。昭和プライズ。

お好み焼きも野菜だと、一つ400円。これも昭和プライズ。

いやー、非常にそそるラインナップですねー。

そんなお好み焼き&やきそば専門店のラーメン、いったいどんなラーメンなのでしょう!?

じゃじゃーん!!

こちらが、佐原の老舗お好み焼き店のラーメンです。一杯、たしか500円。

ヴィジュアル的に、とてもお好み焼き屋さんのラーメンとは思えない!!

聴けば、90歳のおばあちゃんがこのお店を開業した時から出しているんですって。

当然、その当時は、ラーメン店など今ほどなくて、試行錯誤を繰り返していたんですって。

ただ、今はもうお店も古くなり、昔のようなラーメンは作れないらしいですが、、、

それでも、ラーメンは出し続けている、ということでした。

素敵だと思いません?!

こちらが、くどうのラーメンの全貌です。

お味的には、正直、なんとも書けない自分がいます。

何もかも超越してるっていうか。。。

ただ、ラーメンって、ただ、「おいしい」、「まずい」で語れるものじゃないんだな、と。

ラーメンの奥にある「歴史」を感じられれば、と。

単なる「昔ながらのラーメン」でもない。

摩訶不思議なラーメン。

チャーシューはなくて、なんと「ハム」がのっています。

さらには、半熟の卵も入っています。

恐らくは、スープの中に卵を入れて、ぐつぐつと煮たのでは、と。

この卵もあってか、甘みのある独特な、ややインスタントチックなジャンクなスープになっていました。

無論、ジャンクといっても、昭和のジャンクさですけれども、、、

なんていうか、、、

単なる情報の収集のためのラーメンにはならない一杯かな、と。

でも、「これもやっぱりラーメンだよな」、と思うし、何か感じるものがありました。

きっと「評論家」と言われる人には見向きもされないラーメンでしょう。

でも、この佐原の地で、ずっと静かに出され続けてきたラーメンではあります。

ローカルな地に埋め込まれた、決して外に出ることのないラーメン。

でも、それって、実はそもそものラーメンのあり方だったようにも思うんですよね。

それこそ、「地ラーメン」というのは、その土地でしか通じないものだったわけで。

そういうラーメンって、外からあーだこーだというべきものではない気もするんです。

だから、外部の人間的には、「こういうラーメンもあるよ!」っていう程度でいい。

外の人間の、外の尺度で語るべきではない、と。


さらに、感動だったのが、やきそばでした。

なんと、こちらのやきそばは、90歳の店主さんが自ら作ってくれるんです

まさに、おばあちゃんの手作りの焼きそばだったんです!!

しかも、、、

なんと、他のお客さんが食べているテーブル席にある鉄板を使って、、、汗

この写真で分かりますかね?!

左手に「カレーライス」が見えると思います。これが、別のお客さんが食べているものです。

そのお客さん(おばあちゃん)が食べているその目の前で、焼きそばを作り始めたんです!!

超越してる。

手際よく、焼きそばを作っていきます。

その手の動きから、おばあちゃんの「匠の技」を見ることができます。

でも、90歳のおばあちゃんに作ってもらうのは、なんとも申し訳ないっていうか、、、

つい、「おばあちゃん、僕がやりますよ!」って言いたくなりました(苦笑)。

でも、相手はそれこそプロであり、大ベテランの店主さんであります。

そこは、しっかりとプロの腕に身を委ねよう、と。

で、完成したのが、、、

じゃじゃーん!!!

こちらが、90歳の超ベテラン現役店主さんの作る、まさに手作りのやきそばです

もう、なんていうんでしょう、、、、

超越した味、ですね。。。(苦笑)

僕らが知るなじみの焼きそばとは違う味わいです。

で、旨い♪

焼きそばといえば、紅ショウガ!

ちゃんとあります。

青のりも別トッピングで。

それらを加えると、、、

これぞ!

まさに、日本の焼きそばです!!

しかも、お味は家庭で作るレトルトの焼きそばとは全くの別物、という。

これは、もう食べるしかないでしょう。

90歳のおばあちゃんがずっと作り続けてきた手作りの焼きそば!!

もう、心の奥底まで、ぽっかぽかになります。

この地で、ずっとずっと営業し続けてきた「くどう」。

90年の人生を歩まれてこられた店主さん。

そして、その味に惚れてずっと通い続ける常連さん。

決して、華やかな舞台に立つことはないお店。。。

でも、この地で、ずっと静かに咲き続けてきた花のような存在。

そういうお店で食べるラーメンと焼きそば。

もう、語る言葉はありません。。。

是非、興味のある人はこの不思議な世界観を味わってもらいたいですね。

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