「二度と会えないやさしさに ただ埋もれたいだけ」
(ZI:KILL "Suicide~思い出なんて…"より)
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人には「思い出」があります。
歳を重ねれば重ねるほど、「未来」より「過去」を志向するようになります。
未来の時間はどんどん減っていき、過去の時間が増えていくんですよね。
僕もすっかり「折り返し地点」を過ぎ去り、ゴール(死)に向かって走っています(僕が90まで生きられるってことはまずないと思うので…)。
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多分、もう、かつてのように「ラーメンを徹底的に追及する」ということもないような気がします。
ブログを始めた頃からの数年は、もうアホみたいにラーメンを食べていましたね。
ブログが全盛期だったってこともあり、「ラーメンブロガー」として活躍することに躍起になっていたというか。(今も、そうやって「インフルエンサー」になろうと必死になっている人っていますもんね)
そんなラーメンブロガー・ラーメンフリークの道を突っ走ろうと思ったきっかけとなったお店の一つに、
ラーメン和屋@千葉寺
の存在がありました。
最初に来た時は、わりと定番の豚骨ラーメンを食べて、それほどハマる感じでもなかったかな?(という記憶があります)
ですが、その後に登場した「つけ麺」を食べて、もう衝撃が凄くて、その後の僕の「ラーメン人生」を大きく変えることになりましたね。
いったい何度たべたんでしょうね!?
本当に大好きなつけ麺でした。
まだ…、かろうじてなんとなく「味」を覚えています。
この画像を見ながら、妄想すると、なんとなく味を想起することができます(うっすらと)。
とにかくすっごく美味しかった…(n*´ω`*n)
いつも、このつけ麺を食べては、毎回感動していましたね。
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店主の伊藤さんとも本当に色々とお話をしました。
千葉だと、総豊の「総さん」に次いで、よくお話をするラーメン店主さんになりました。
限定ラーメンも毎度毎度色々と出していて、それも面白かったなぁって思います。
2013年に「閉店」したので、もう8年前のことなのか…😿
もう、和屋のつけ麺を味わうことはできないのかな??
願いがもしかなうなら、また和屋のつけ麺を食べたいな…
(総豊@蘇我のラーメンもまた食べたい…)
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「ラーメン屋さんなんていくらでもあるし、一つお店がなくなっても、なんてことないよ」っていう言葉を聞いたことがあります。
その時は、黙って「ふーん」って感じだったけど、心の中では、「おまえ、素敵なラーメン店に出会ってないんだな、かわいそうな奴だ」って思いました。
ここのつけ麺は、本当に「代えのきかないつけ麺」だったんです。どこでどう食べても、和屋のあの美味しさとは全然違うんです。どれだけ人気のあるお店のつけ麺も、僕にとっては「和屋とは比べ物にならないつけ麺」だったんです。
味だけじゃないんです。お店の場所、店内の雰囲気、店内のにおい、店主さんの声、表情、生き様etc...、色んな要素が一つになって、「そのお店」になるんです。
チェーン店や「~系インスパ店」なら、代わりとなるお店があるかもしれません(実際、家系や二郎系なら、他のお店で味わうことは可能だったりします)。
でも、和屋のつけ麺は、代わりがないつけ麺だったんです(;;)。
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もう、和屋のつけ麺を再び食べられる日は来ないだろうと思います(まだ、その日を期待して待っていますけど…)。
きっと、今でも、そういうことってあるように思うんです。
自分の価値観を変えてくれた個人店のラーメンやつけ麺に心底ほれ込んで、食べに行き続けて…
でも、突然、お店を閉めることになって…
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だから、いつも僕は思っています。
「いつまでも あると思うな そのラーメン」
って。
お店がなくなれば、その味も消えてなくなるんです。
その代わりは、…ないんです。
和屋のチャーシュー丼もとっても美味しかったよなぁ…
この画像のチャーシュー丼は、和屋初期~中期頃のものだと思われます。
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いつかまた、この組み合わせで食べたいなぁ…😿