銚子には、まだまだまだまだ知られざるお店がいっぱいあります。
ラーメンを出すお店も、まだまだあるんです。
今回は、昨年オープンした新店「めん処じか蔵」に行った後、
銚子駅から電動自転車で7kmくらい行ったところにある、
いとう食堂
に向かいました。
少し行けば、そこは「犬吠埼」です。
こちらのお店は、前々から気になっていたお店で、念願の初訪となります🌸
こちらのお店には、看板も表札も何もないんです。
唯一、暖簾だけが「目印」となるお店なんですね。
なので、このお店の存在を知らなければ、まず気づかないお店だと思います。
名前を出さないお店、看板を出さないお店、、、
がんこラーメン好きの僕としては、とってもワクワクするのであります。
で、店内に入ると、、、
こんな感じになっています。
まさに、ローカルな地方の食堂っていう感じ?!ですかね。
あるいは、昭和時代にタイムスリップしたかのような大衆食堂。
お店に入ると、還暦越えの店主さんが積極的に話しかけてくれました(😊)。
こちらのお店は、創業60年以上で、現店主さんのお母様が始められたんですって。
で、看板がないのは、「いつお店を辞めてもいいように、取っちゃった」とのことでした(;´∀`)。
こちらのお店も、現店主さんでおしまいらしく、いつ閉店するかっていう感じだそうで。
今すぐ、来なきゃいけないお店の一つになりそうです。
メニューはこんな感じです。
いや~、もうどれも食べたいものばかりですが、、、
気になるのは、通常のラーメンと、それから「カレー中華」ですね。
聴けば、もう30年以上前から「カレー中華」(800円)をやっているそうです。
カレー中華も常連さんの間では人気で、これしか食べない人もいるんだとか。
利根川カレーラーメンに関心のある僕なので、このカレー中華にも惹かれたのですが、でも、同じくらいラーメン(550円)にも惹かれました。
カレー中華にするか、ラーメンにするか。
めちゃめちゃ悩みます、、、(;´∀`)
ふと、目を下の方に向けると、セットメニューがありました。
①半チャーハン・ラーメン(950円)
②半カレー・ラーメン(950円)
③半天丼・ラーメン(1200円)
これを見た瞬間、③の半天丼・ラーメンのセットに心惹かれました。
そう、銚子はもともと「天ぷらラーメン」が根づくエリアでもありました。
僕が銚子のラーメンに強い関心を持ったのも、「天ぷらラーメン」がきっかけでした。
あと、ここに来る前に、とある人に「いとう食堂のいなりが美味しい」と聞いてきました。
いなりもありました。
…
ってことで、、、
ジャジャーン!!
半天丼・ラーメン
であります!!
これで、合計1200円になります。
ラーメンとミニ天丼の他に、冷ややっこと、鰹節入りのお漬物が添えられています。
ひゃ~、こういうの、ずっと求めて生きてきたんですよね~💓
ラーメンはこんな感じです。
これ一杯だと、550円になります。ワンコイン+50円のラーメンですよ。
ヴィジュアル的にも、すっごくいい感じで、アウラが出ています。
ネギ、チャーシュー、メンマ、なると、わかめが入っています。
うん、これぞまさに「昭和の王道のラーメン」であります。
スープを一口飲むと、、、
「うわ~、見た目も味も全部が昭和のラーメンのまんまだ、、、」
って思いました。
魚介類は使っておらず、鶏と豚と野菜のみで作ったスープなんだそうです。
なので、正真正銘、「中華そば風味のラーメン」になりますね。
魚介系の出汁がないので、「旨みがあって、旨い!」っていう感じにはなりませんが、「これぞ、ニッポンの伝統的なラーメンの味わいだ!」って強く言える味わいのスープになっています。
麺はこんな感じです。
スープと同じように、これまた王道の昭和の中華麺っていう感じでした。
昔は銚子エリアの製麺所の麺を使っていたみたいですが、今はもう市内にはなくて…。
旭にある製麺所の麺を取り寄せて使っているんだとか。。。
素朴で、牧歌的で、ノスタルジックで、ソフトな食感の麺であります。
量もしっかりあって、お腹いっぱいになれそうです。
そして、お待ちかねの「半天丼」です!
半天丼とはいえ、天ぷらはいっぱい入っています。
海老、茄子、獅子唐、そして、銚子港で自ら釣ったというメバルの天ぷら!
メバルの天ぷらがすっごく美味しくて感動しました。
店主さんがご自身で釣ったものなんだとか?!
海老天ぷらも天丼の具として食べようと思いましたが、、、
やってしまいました、、、
銚子天ぷらラーメン
に!!( ´艸`)
やっぱりね、まだね、僕は「銚子天ぷらラーメン」の未来を信じたいんです。
多くの人が「銚子に行ったら、天ぷらラーメンだよね」って言ってもらえる日が来ることを。
ラーメンに天ぷら?!と思う人もまだまだいると思いますが、天ぷらトッピングって、本当に本当にラーメンによく合うんですよー!!
天丼のつゆに浸った海老天と一緒に食べるラーメンの美味しさたるや、、、
もう、うるうるの感動です。
チャーシューも、本当に立派なチャーシューでした。
パサパサ感はなくて、しっとりとしていて、もちもちっとしていました。
これなら、チャーシューメンにしてもよかったなぁって思うくらいに。
昭和時代のトップレベルのチャーシュー、ここにあり!ですね。
そして、小皿二品といなりです。
小皿は、そのまま食べてもいいし、天丼と一緒に食べても美味しいですね。
鰹節入りの白菜のお漬物、とっても美味しかったなぁ~~😂
で、おなりさん!!!
こちらのいなりは、ホント、知られざるマスターピースであります。
中のご飯は、シンプルに白米になっているんです。
おにぎり感覚で食べられる、じんわりおいしい「いなり」でありました。
うん、これ、きっと食べた人はみんな「おお~」ってなるだろうなぁ。
紅生姜が付いているのも素敵です💓
更に、僕が一人で感動して興奮していたら、、、
店主さんが、「これも食べなよ」といって、軍艦巻きを出してくださいました😂
ねばねば~っとしためかぶ?の軍艦巻きで、そのまま食べてめっちゃ美味しいお寿司でした。
嗚呼、、、
こういう一期一会的なお店との、店主さんとの「出会い」が素敵なんですよねー。
地方や、ローカルな町でときおり、こういう人情味あふれる交流が生まれるんです。
お寿司に、いなりに、ラーメンに、天丼に、、、
もう、この上ない多幸感に包まれましたよ、ホントのホントに!!
僕は、こういう人情味あふれるお店が大好きなんです。
ビジネスでラーメン店を経営する人もいますし、それを否定する気はありませんが、僕の中で「ラーメン屋さん」って、こういう人情味のある、そして気前のよい、アットホームな場であってほしいな、と願います。
***
というわけで、、、
念願悲願だった「いとう食堂」の初レポをお届けいたしました。
期待通りに、いや、期待以上に素敵な素敵なラーメン食堂でした。
ラーメン自体は、そこまで「うおおお!!」って感じじゃなかったですが、全体として、トータルとして💯満点の食事を楽しむことができたかなって思います。
昔の人なら「懐かしいなぁ」ってなるし、今の人だと「なんだ、このお店はー?!」ってなりそう。
僕的には、遠くない未来、らんちばさんと一緒に来て、で、僕は「カレー中華」を食べたいなって思いました。
また来るぞ、銚子へ!!!🔥
お孫さんもいるみたいで、お孫さんのお話も聞かせてもらいました。
その隣に書いてある「目玉焼」(550円)も気になりますね。
また、「海老フライ定食」(1600円)もすっごく気になります。
1600円の海老フライ定食、、、どれだけ豪華なんだろ?!?!
お店の前はこんな感じになっています。
銚子駅から犬吠埼方面に向かうメイン通り沿いにあります。
看板も何もないお店なので、行く際にはくれぐれもご注意を!!
場所はこんな感じです。
銚子電鉄の「笠上黒生駅」から歩いても行けますね👆
元気な人は是非、銚子駅からレンタサイクルでここを目指しましょう!
自転車で20分未満かな!? いいサイクリングコースになりますよ!