スクープ&超オススメ店レポです!!
2011年12月、ここにきて、超新星、超実力派の新店が彗星のごとくに現れました!! 久々に、震えましたよ。これは、ホント、凄い新店です。場所は、本千葉駅前のロータリー奥のテナントです!!
その名も、『中華そば 餃子 いってんべえ(いってんべぇ)』です!!!
http://r.tabelog.com/chiba/A1201/A120101/12027634/
いってんべえというのは、勝浦方面の方言で、「行きましょう」とか、「行きますよ」という意味らしいです。ちょっと丁寧な言い方らしいです。店主さん談。勝浦出身の店主さんで、勝浦loveの方のようです。店名からして、千葉・勝浦を意識しているのが分かります。
ということは、、、勝浦タンタンメンも?!
この画像を見れば、たいていの(古くからの)ラーメンファンの人なら、みんな分かりますね。そうです、万龍軒の並びです。それから、かつて千葉ラーメン界で話題になった『樹蔵』があった並びです。樹蔵は、僕がまだフリークになる前(?)、画像も撮らずに、ただただラーメンを食べ歩いていた時代に大好きだったお店でした。残念ながら、今は閉店してしまっていますが、僕の中では、思い出のラーメン店なんです。
その並びに、このお店は登場しました。すごいいい立地です。是非、この地で、大活躍してもらいたいですね。千葉から、外房・内房線で3分程度ですからね。本千葉はアクセスがいいはずなんです。しかも、駅前。いいじゃないですかー。車の場合は注意が必要でしょうね、、、
メニューを見ると、どうやら『中華そば』がメインのようです。そして、今、千葉県を飛び越えて話題のB級グルメ、『勝浦タンタンメン』もありました!! どちらもピーンと来たので、中華そばと勝浦タンタンメンをどちらも注文してしまいました。欲望が止まりませんでした(苦笑)。あと、味噌ラーメンもありますね。
でも、そうして大正解でした。どちらも食べねばならない一杯だったんです! 僕個人的には、中華そばがまずもってのおススメですね☆
こちらが中華そばです! 見た目は昔ながらの中華そば風ですが、まー、とにかく食べてみてもらいたいです。全然昔ながらじゃないですから。むしろ、超こってり、ギリギリ濃厚なジャンクなラーメンなんです。豚骨・鶏をフルに使った動物系ダシががっつりと効いたパンチのあるラーメンだったんです。見た目は、昔ながらの中華そばなのに。まず、そこにノックダウンでした。それに、和ダシ、煮干し中心かな?、がたっぷりと感じられます。和風あっさり風濃厚醤油ラーメン、とでもいうべき、不思議なラーメンでした。とにかくスープが旨くて、ぐいぐいと食べてしまいました。
麺は、自家製麺で、かなり細い麺です。細いけど、しっかりとコシがあって、淡白さは全然ありませんでした。麺には自信があるそうです。麺も期待して大丈夫だと思いますね。
デフォで、磯のりが入っているのもなんか珍しいというか、不思議というか。ほうれん草もたっぷり。チャーシューもクセがなくて、食べやすかったですね。
あと、レンゲ! ここのレンゲは食欲を増進すると思います。このレンゲには感動してしまったなぁ~。
こちらは、勝浦タンタンメンと称する『いってんべえオリジナルの辛味噌タンタンメン』です。勝浦タンタンメンというと、鶏ガラスープにラー油が入る勝浦オリジナルのタンタンメンですが、こちらは、店主さんの独自の視点、解釈、再解釈が入っています。なので、こちらのタンタンメン=勝浦タンタンメンというのには、若干無理があるかもしれません。が、何が勝浦タンタンメンなのか、というと、そこまで明確に定義されているわけでもないですし、これはこれでたしかに勝タンかもな、と思いました。
こちらのベースは味噌タレです。その時点で、いわゆるステレオタイプの勝タンとは一線を画します。玉ねぎはかなり細かく切り刻まれていて、大根おろしみたいな食感になってます。ネギやもやしもたっぷり入っていて、味噌ラーメンさながら、でした。玉ねぎの切り方やその効果も、従来の勝タンとは違いますね。それから、ラー油。自家製ラー油を使用しているみたいですが、単にラー油の辛さだけじゃないです。ラー油以外の調味料の味が結構強いので、その点でも、従来の勝タン(ラー油ぶっかけ)とは違うアプローチとなっています。
うん。かなり独自性の強い勝浦タンタンメンですね。店主さん自身も、かなり手を加えたタンタンメンだとおっしゃっていました。もともとそこまで厳密な解釈がなされていないので、これもまた勝タンと言えば勝タンなのかな、と。そういう感じでした。江ざわとかはらだとか松野屋とかとは違うアプローチですね。また、そこがこのお店のオリジナリティーなのかもしれません。
僕は味噌の味がちょっと全面に出ていて、若干抵抗感がありました。が、従来の中華型の担々麺と勝タンのハーフと考えれば、面白いかなと思ったりもしました。まるわCHINESE STYLEのとん担メンとは違いますが、なんか通じるものがあるというか、類似性を感じるというか。。。これは、どちらもセットで食べてもらいたいかもです。
麺は、かなりの極太麺でした。これも店主さんのねらいのようです。勝タン=貧弱な麺というイメージがあります。それをぶち壊すねらいもあるのかもしれません(憶測です)。
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店主さんは、ラーメン店でのキャリアはたっぷりのようであります。スープを飲んだ時に、これは確かな味わいだと思いました。キャリアを感じる味わい、そんな新店なのです。もう一度は来なきゃならないとまともな判断はできませんが、ここのラーメンは、確かだと思います。なお、バイブルは『ラーメン発見伝』なんですって。最近は、ラーメン発見伝を熟読して、ラーメンの知識を得る店主さんも増えてきていますね。ま、あれはたしかに素晴らしい漫画だと思います☆
まずは中華そばを食べてみてもらいたいですね。かなりクオリティー高いですよ。間違いなく。ジャンクでありながら、崇高感があります。kei、大絶賛!!!!