Dr.keiの研究室2-Contemplation of the B.L.U.E-

一休軒呉服元町店@佐賀 佐賀ラーメンの源流を再現する創業3年のお店があった!

佐賀ラーメン三軒目!!

「いちげん」→「もとむら」とくれば、やはり「一休軒」でしょう。

ただ、残念ながら、元祖一休軒は既に閉店してしまっています

佐賀のラーメンの源流をたどると、ほぼこの「一休軒」にたどり着きます。

一休軒本店の閉店についてはこちらを参照

佐賀新聞の「閉店についての記事」はこちら

1955年に創業して、約60年、佐賀のラーメン店として営業してきた「伝説」のお店です。

2011年に閉店されたようです。

この一休軒の味は、創業者と深い関わりのある「一休軒鍋島店」と「一休軒さがラーメン」に引き継がれています。

詳しくはこちらのブログを参照

(このブログが、佐賀で一番フリーク的なブログかな!? 佐賀ラーメン愛を感じました!)

また、前者の「一休軒鍋島店」は、後に「もとむら」と改名したようでして…

つまり、「もとむら」のラーメンは一休軒のラーメンと直結しているんです。

一休軒鍋島店ともとむらについてはこちらを参照

↑ いい記事ですねー。

なんですが、、、

さらに調べていくと、「一休軒」という名前のお店が佐賀市内にあるんです。

それが、『一休軒呉服元町店』なんです。

暖簾や看板を見ると、小さく、「商標登録」と書いてあります。

なんとも、こちらの呉服元町店の社長さんは佐賀で活躍する起業家のようで、

50代にして、精力的に色々と多角経営されているんだとか。

その社長さんが、一休軒の閉店を受けて、その関係者から指導を受け、開業したお店なんですって。

「もとむら」が現存する最も伝統的なお店だとすれば、こちらは「一休軒」の名や伝統を残すためのお店かな、と。

場所は、佐賀市内の呑み屋さんが集まるエリアで、かつての「一休軒本店」の近くだそうです。

このあたりは、戦後、小汚い飲食店が立ち並ぶエリアで、活気もあったそうです。

今は落ち着いた静かなエリアっぽいですが、お店はいっぱいありました。

まぁ、「街の中心」に位置するお店だと思われます。

「一休軒」と名乗るお店なので、これは行かなきゃならないなぁ…と。

到着すると、あれま、、、

とんでもなくお洒落で綺麗で広くて素敵なお店なんですけど、、、

とても普通の一般の「おやじ」一人で作れるようなお店じゃないぞ…(・_・;)

経済的に恵まれた経営力を感じさせます。

メニューはこんな感じです。

券売機を導入しているあたりも、なかなか…

いわゆるノスタルジックなお店というよりは、現代化された一休軒!?

でも、厨房をのぞくと、そこは「佐賀のラーメンの伝統」が受け継がれていました。

それが、この画像です。

凄いでしょ!?

厨房の様子は、「もとむら」とそっくりでした(新旧はあるにせよ…)。

溢れんばかりのげん骨がたっぷりと鍋に入っていました。

(量的には、もとむらほどではないものの、鍋の外にも大量のゲン骨が積まれていました)

これには、僕も感動しました。

惜しみない量の豚骨を使って、白濁スープを炊き出すのが「こっち流」なんだろうな、と。

しばし、ラーメンの到来を待ちます。

ジャジャーン!

こちらが、「一休軒呉服元町店」のラーメンです!!!

来ました。

このお店では、卵の黄身は別皿で出てくるんです!!!

スープは、もちろん真っ白!!!

zoom up!

こちらも、スープの存在感は圧倒的。

スープは、まろやかで若干の臭みが残るタイプ。

もとむらよりもワイルドで野性的な味わいですね。臭みを残すタイプ。

そういう意味では、「いちげん」に近いかも!?

イメージ的には、「いちげん」と「もとむら」の間くらいの味わい!?かな、と。

いちげんよりは臭くも重くもないけど、もとむらよりは臭くて重い、みたいな。

バランスのとれた佐賀ラーメン、という感じ!?

ただし、「味の奥深さ」という意味では、少し前二店には負けてるかな!?、と(印象論ですが)。

圧倒的な人気を誇るいちげんと、これぞ佐賀の伝統!というもとむら。

創業3年の若き「一休軒呉服元町店」とは比べちゃいけないかな…。

麺はこんな感じです。

麺については、いちげん、もとむらに通じる柔らか目の麺でした。

博多ラーメンのあの極細麺ではなくて、どっちかというと東京寄り?の麺。

僕は、極細のハリガネや粉落としよりは、こういうヤワ麺の方が好きだなぁ…。

(こればかりは、「好み」の問題かな!?)

小規模な都市ゆえに、あまり「過激」「やりすぎ」にならないで住んでいるのかも!?

大都市だと、人の目をひくために、より過激に、よりやりすぎになっていく傾向があります。

スープにしても、麺にしても、、、

佐賀だからこそ、こういう麺に落ち着いたのかな!?、と。

生卵も入れました。

これを混ぜて、スープで溶かしていきます。

すると・・・

黄色くなりました!!!

スープの色が変わるのがなんとも嬉しいですね(苦笑)。

味も変わります。味変です。

生卵をスープと合わせることで、佐賀ラーメン完成!かな!?

ホント、佐賀ラーメンっていいなぁって思いました。

僕的には、もう少し古びたお店で食べたいところですが、、、

この味を継承するためには、若い人たちにも食べてもらわなければならない。

そういう意味で、このお店は、いにしえの味を後世に残す、という使命が与えられているように思いました。

「いちげん」も「もとむら」も、アクセス的に、旅行客にはちと厳しいです。

駅周辺で、「一休軒系」のラーメンを食べたければ、ここに来るべし!、かな!?

こんな嬉しいサービスもありました♪

ライスもたしかもらえたような、、、(こういうのは普通断るので、定かではありませんが…)

また、お子さん連れでも、安心して来られる店舗づくりになっています。


 

全体的には、、、

ラーメンとお店の雰囲気にギャップを感じなくはないですが、、、

こういうお店もまた、文化継承のためには必要なのかな、と思います。

ここで、ラーメンに目覚めて、もとむらで衝撃を受ける、というコース。

一休軒の「いいところ」をこれからも引き出して、それを広げていく。

それができるかどうか。

特に佐賀だけじゃなく、全国で「後継ぎ問題」が浮上しています。

なくなってしまえば、ゼロ。

でも、誰かが受け継げば、存在し続ける。

その辺をどう考えたらよいか、、、

街を歩くと、「久留米ラーメン」を謳ったお店が結構多くあります。

でも、ここは佐賀県。

ルーツとしては久留米からやってきたものだったしても、、、

そこから発展し、独自のラーメン文化を築きつつある佐賀ラーメン

もっともっと注目されてもいいのかな!?、と思います。

そして、この日、四杯目のお店で更に更に衝撃を受けることになります。

市内に、とんでもなく素晴らしいラーメン店があったんです。

その名は、、、

 

続く。

目の前のこの世界?も、「一休軒呉服元町店」のオーナーさんのお店だとか。

なんのお店だったんdなろう!?(;´・ω・)

とにかく、経営的にはしっかりしているご様子です。

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