ラーメン王国山形県。
その中でも、ハイレベルなお店が集まる庄内エリア。
その庄内エリアで競い合う「酒田」と「鶴岡」。
その酒田と鶴岡の中間くらいにあるのが、「余目駅」です。
「あまるめ駅」と呼びます。
鶴岡からだと、この余目駅で乗り換えて、「新庄方面」に向かうことになります。
陸羽西線と羽越本線の2路線が乗り入れていて、ミニターミナル駅となっています。
この余目駅の付近に、どうしても気になるお店がありました。
まだ身体が元気なうちに(?)、行ける時に(?)行っておきたいなぁ、と。
そのお店は、余目駅から徒歩で4分~5分くらいのところにあります。
そのお店とは…
中華そば八千代
であります\(^o^)/
知る人ぞ知る余目の老舗人気ラーメン店。
しらすさんのブログの記事によると、
昭和36年創業
だそうです(記事はこちら)
ってことは、僕より14歳上だから、創業57年??
れっきとした老舗店ですね。
もともとは「お蕎麦屋さん」だったそうです。
…
いつもは常時行列店のようなので、早めに来ました。
オープンすぐに来たのですが、店内は既に満席状態(;´・ω・)
行列こそありませんでしたが、開店と同時に満席になる人気店でした。
厨房もフロアも店員さんは全員女性で、千葉の内房の古いお店を彷彿とさせます。
店主さんらしき方も初老?の女性で、とても力強い感じの方でした。
なんか、とっても凛としていてカッコよかったなぁ…
…
このお店には、入口が二つあります。
暖簾のかかった方は、食堂みたいなところで、地元の人がさっと食べてさっと出ていく感じ?
僕は荷物がとても多かったので、左の入り口から入れ、とのご指示が…(;´・ω・)
左の入り口の扉を開くと、、、
どひゃ~~~~(;´・ω・)
普通の民家の玄関だ、、、
いいんですか? いいんですか??
部屋の奥から「ど~ぞ~」という声が聴こえてきました。
どうやら、入っていいみたいです(;´・ω・)
靴を脱いで、荷物を玄関の隅に置いて、中に入ると…
これまたビックリ!!
普通の民家の普通の和室じゃー!!!
なんじゃ、この展開、、、
こんなの、どこにも情報として書いてなかったぞ、、、(;´・ω・)
いいんですか? 本当にいいんですか??
ちょっと…、今回の旅で出会うラーメン店、どこも強烈なんですけど…
メニューは、というと、、、
これだけです(・_・;)
中華そば、特、大、中、小
のみ…。
なんてこった、、、oh my god!!
なんとも「小」でも結構な量だというので、、、
中華そば小(550円)を注文することにしました。
いったい「特」ってどれだけの量なんだ???(・_・;)
ジャジャーン!!!
来ました来ました!!
庄内エリア、酒田と鶴岡にはさまれた余目の老舗店の中華そば!!
もう、出てきた瞬間に、凍てつきましたよ。
こりゃ、もう、間違いない、、、と。
ホンモノだ、、、と。
美しすぎます。この美しさはもうなんと言葉でいい表わせばよいのか…。
また、美しいラーメンを目の前にしたときの心境をどう言葉にすればよいのか…。
美的判断にまさる判断はどこにありましょうか。
スープは、じんわりと、そしてほっこりとする優しい味わい。
これといった食材が何か突出しているわけではないけれど、
他のどこかで簡単に味わえるようなスープでもない。
しょっぱさもそこそこあって、魚介の風味もそこそこあって、
くどさはなくて、油加減も絶妙。
どこまでもクリアな色合い。
子どもから高齢者まで、みんなが笑顔になれそうな味わい。
(ただし、塩分と脂にまみれたソルトファット好きには物足りないかもしれない)
僕としては、もうこの透き通った綺麗なスープの海にダイブしたい!
深淵なこのスープの海に入り込んで、そのまま消えてしまいたい…
そんな味わいのスープでした。
なお、あごだしは使用しておらず、様々な乾物は使っているとのことでした。
麺はこんな感じで、、、
まさに、庄内クオリティーの麺。
多可水麺で、ぷるぷるで、つるつる。
触れてしまうと、溶けてしまうほどに、、、(言い過ぎか…汗)
さすがは、50年以上続く老舗の人気店だ。
そして、さすが、もともとお蕎麦屋さんだったお店だ。
量も「小」でありながら、ちょうど一人分かな、と。
やっぱ、そうなると「特」の麺の量が気になるなぁ、、、
チャーシューも、素朴ながら、素晴らしいお肉でした。
柔らかすぎず、固すぎず。
ちょうどいい塩梅。
しかも、この量!!
これ、チャーシュー100円増しじゃないですからね。
通常でこのチャーシューの量。
今風に言うと、「驚愕のコスパ!」ですよ。
っていうか、都会のお店が高すぎるだけなんだよな。
こっちの方に来ると、どこも信じられないくらいに安いんです。
もっと上げてもいいんじゃないかっていうくらいに。
クオリティーの低い料理を高額で出す都会のお店、
クオリティーの高い料理を低額で出す地方のお店。
やっぱり、地方の方がクオリティーが上じゃん…って。コスパ云々じゃなくて。
…
なーんてことを考えました。
定休日も、週一じゃなくて、7、17、27日。
つまり、9日働き1日休む、か。。。
もっと休んでもいいんじゃないのーって思う自分もいますが、
逆に、これだけ営業しなければいけないのか、、、とも。
まぁ、7日に1日は休むっていうのは、モーセの十戒によるものだし、
日本人は日本人なりの休みの考え方があってもいいんですよね。
いずれにしても、本当にいいお店って感じでした。
あ、場所は、
こんな感じっす。
ちょっと行くと、あの「ケンちゃんラーメン余目店」もありますねー。
僕も、ケンちゃんらーめん大好きで、酒田本店と山形店の両店に行きましたね。
次、来ることがあったら、この余目店にもまた来たいなぁ~。
お店の裏には、「中央通り商店街」がありました。
時間がなかったので、商店街の中はのぞけませんでしたが、、、(;;)
駅前近くのメインの通り。
いい雰囲気です。
とても、静かでした。
駅近くに、かなめ食堂と一幸食堂が並んでいました。
どちらの食堂にも、ラーメンがありました。
こっちも行ってみたかったなぁ、、、
でも、、、
今から向かうは、新庄!
新庄もまたラーメンがとても美味しい街。
新庄に向かうのみ!!\(^o^)/