僕は、「ホモ・ルーデンス」という言葉が好き。
ホイジンガというオランダの歴史学者の言葉で、「人間はそもそも遊ぶ存在で、遊んでいる時が最も人間的である」という考えを世に出した人。
世の中には「売れるラーメン」や「儲かるラーメン」を出すお店はいっぱいあるけど、「遊びのラーメン」を真剣に考えているお店は少ないように思います。
遊びのラーメンと言えば、僕の中ではなんといっても「一条安雪さん」が思い浮かびます。一条さんは、僕がラーメンに目覚めたきっかけを与えてくれた「がんこラーメン」の創始者で、奇想天外なラーメンを作り続けた「遊ぶラーメン店主」の代表格のような存在。言い換えれば、「誰よりも遊びのラーメンを本気で作る店主さん」。
…
千葉で今、一番、ラーメン作りを真剣に遊んでいるお店はどこか?、と問われたら、僕は迷うことなく…
餃子の並商
と答えるでしょう!
餃子の並商の並木さん以上に、徹底的に遊びのラーメンを作り続けている人は、今の僕には思い浮かびません。(梨の花の鈴木さんもそこに近い存在だけれど、今はラーメン以外の料理を真剣に遊んでいるので、ここでは割愛させていただきます…苦笑)
2021年4月末に、またまた、とんでもない「遊びのラーメン」を出してきました!
そのラーメンとは…
スパイスそば(880円)です!!
更に、パイコー(300円)に、カレーうずら(100円)も出してきていて、「なんじゃそりゃ!?」の世界であります。
その上、「片山農園」のパクチー(100円)もトッピングで用意されています。
スパイスそば+パイコー+カレーうずら+パクチー=880+300+100+100=1380円。
1380円で食べる究極の「遊びのラーメン」、めっちゃそそられました。
ちょっとお高いですが、前代未聞のとんでもないラーメンに出会えるなら(出会うことができるなら)、それはそれで「いい経験」になります。
…
いったいどんなラーメンなのでしょう!?!?
ジャジャーン!!!
こちらが、合計1380円になります、
スパイスそばフルバージョン
です!!
今回も当然ながら「葱塩と鶏とえんがわめし」(400円)も注文しました💛
ご覧ください!!
この「遊び心」に満ち溢れたデラックスなラーメンを!!!
こんなデラックスなラーメン、実際に食べてみたいと思いませんか!?!?
スパイスそば(カレー風味のスパイシーなスープのラーメン)に、こんがり焼けたチャーシューが一枚どーんと乗って、更にパイコー(排骨)がどどーんっと乗って、もやしの山が乗って、そこに穂先風メンマとカレーうずら(?!)が添えられています。
そして、「山」の頂上には、新鮮なパクチー(片山農園)がどっと置かれています。もう、こりゃ、「藤巻激城」もビックリのとんでもないラーメンですよ、、、(;^ω^) そう、「並商激城」ですよ、これは!!
zoom up!
いったい、これ、どうやって食べればいいんでしょう!?!?苦笑
崩すのももったいない、、、(このまま、眺めているだけで幸せです…苦笑)
スープをとりあえず飲んでみると、「ありゃ~、こりゃ、スパイシーなスープだ」ってなります。イメージ的には、葛西にある人気ラーメン店の「スパイス・ラー麺卍力」の「スパイス・ラー麺」に似た感じのあのスパイシーさかな??!!
>スパイス・ラー麺卍力の僕の実食レポ(2016年)はこちら!(この記事でも「藤巻激城」のことについて触れてますね…)
ただ、もう5年前に食べたラーメンなので、なんとももう…(記憶が…💦)。
スープの感じ的には、「Indian taste」って感じ? なんかインド風のスパイシースープって感じで、チリ、シナモン、ペッパー、ターメリック、クミン、カルダモン、コリアンダー、スターアニス等のスパイスが色々と入ってそうな味わいでした。もちろん日本のカレー・ルーとは全く違うテイストになっています。(故に「カレーラーメン」ではなく「スパイスラーメン」なんですね☝)
更に片山農園のフレッシュなパクチーが加わることで、インド~東南アジアテイストのトロピカルでエキゾチックなスパイシーラーメンになっているように思いました。
今回のもう一つの目玉(?)が、この「カレーうずら(5個)」(100円)です!!
もう、これには驚きました。たまげました。スパイスそばに合わせて(?)、カレー風味のうずらの卵を用意してくるとは、、、(;^ω^) これもまた「遊ぶラーメン店らしさ」を感じるポイントです☝
>「カレー味のうずら」の作り方のレシピがネット上にありました。
このレシピのうずらよりも、色がとってもはっきりしていて、「凄いなぁ…」と思うしかありませんでした。もちろんカレー風味なので、このスパイススープにもとってもよく合っていて、唸るしかありませんでした。
また、穂先メンマとの相性も良くて、油断すると、あっという間に胃の中に消えてしまいそうでした(苦笑)
麺は、こんな感じで、中太のストレート麺です。
並商は「自家製麺」を売りにしていて、毎度、「並商の麺だなぁ」って思わされます。
好きかどうかは別にして、「オリジナルを感じる麺」になっていることは間違いありません。他じゃあんまり食べられないタイプの麺といいますか。個性的な麺になっていて、こちらも、このお店の「特徴」になっていますね。
スープの味や濃度にもよると思いますが、このスパイスそばには、ここの麺、とっても良く合っているように思いました。スープの味を引き立てる麺というか、スパイスの風味をより生かすタイプの麺になっていて、「二杯目も食べたい!」って思いたくなるような麺になっていました。
量的には適量で、僕的にはこれに「えんがわめし」が食べられたら、大満足です!っていう量でした。
パイコーもとっても美味しいのですが、このこんがりチャーシューがまた「まいう~」でして…。
この焼きの入ったチャーシューとスパイシーなスープが抜群の相性で、これまた「お見事…」としか言いようのない組み合わせでありました。
チャーシューもメンマもカレーうずらも、全部スパイスそばのスープを引き立てる感じで、大盛サイズのボリュームたっぷりの麺と具がどんどんなくなっていきました。これは、ホント、とんでもないラーメンだぞ…、と。
…
そして、終盤には、、、
卓上にあるカレー粉と胡椒を入れると、より味がスパイシーになります。
まさにスパイシー&スパイシーラーメン!!
味変アイテムがあると、ホント、最後まで楽しく飽きずに食べることができますね~。
…
それから、、、
葱塩と鶏とえんがわめし(400円)
です!!
これまで食べた「ミニ丼」の中でも、TOPクラスで気に入ったミニ丼ですね。
今年に入って、なんと四度目となるえんがわめしになります!!
香ばしい葱塩の乗った「鶏+えんがわ」のミニ丼ですね。
これはもう、2021年最強&最狂のラーメン屋さんのミニ丼ランキング1位ですよ💛
こんがり焼けたえんがわとご飯の相性は超抜群!!
そこに、並商自慢の低温調理鶏チャーシューが入るわけで、もう「理想のミニ丼」そのものであります。
最後に、残ったご飯に、スパイスそばのスープをぶっかけて、カレー粉と胡椒を入れて、完食!!
いや~、もう、これ以上に何も言うことがございません、、、。
お腹一杯、大大大満足でありました!!
***
というわけで、、、
ますます加速する「餃子の並商」の実食レポをお届けいたしました!!✨
やっぱりやっぱり凄いお店だわ、、、並商さん、、、。
スパイスそばもまた、「大ヒットの予感」しかしません。
でも、このスパイスそばが出ていたのはわずか短期間のみ。
なんと本日からは、、、
並商です。明日の餃子の並商の予定は「スパイスつけめん」「あいがけカレー」です。
— (麺)並木商事 餃子の並商は自粛営業中❤️ (@namigon2) May 2, 2021
スパイスつけめんは少しだけ配合変わってます。らーめんとの違いを感じて欲しいです。
カレーは非常に旨く仕上がりました。
いっぱい乗るんで高いですが是非♥
よろしくおねがいします👺👺 pic.twitter.com/SjTTURNm4O
「スパイスつけめん」が登場するみたいです!!!
スパイスそばに続いて、今度は「スパイスつけめん」…、これもまたむっちゃ気になりますね~。(更に「あいがけカレー」なるものも…。嗚呼、どれだけ胃袋があったらいいんだか、、、orz...)
こちらも、多分数日でなくなっちゃうと思うので、興味がある人は是非並商へ!!