
千葉県在住の僕が大好きな球団。もともとは西武ライオンズファンであったが、ロッテが千葉にやってきてから、自然とロッテファンへと移行していった。そして、二年前、とうとう千葉ロッテマリーンズが破竹の勢いで優勝をした。あの当時は、千葉の人たちみんなが騒然とするほどの騒ぎだった。二年前は勝利の美酒に酔った。が、昨年は、その前年が嘘であるかの如く、チームに勢いがなかった。交流戦はなんとかギリギリでVを勝ち取ったが、チームに勢いは感じられなかった。マスコミでは、ベースボールクラシックの影響がその原因だと言われていたりする。真意のところは分かりかねるが、事実、とにかく元気がなかったように思えた。ねばりというか、執拗さというか、そういうねちっこさが失われているように感じた。(なぜ昨年ロッテは停滞したのか?という議論はここではするつもりはない)
今年もようやくペナントレースが開幕した。開幕二連戦の相手は、宿敵(?!)日本ハムファイターズだ。昔の川崎時代の頃、ロッテVS日ハムっていったら、一番見るのが辛い組み合わせだったのに、時代が変わってか、一番面白い闘いになってしまっている。この二連戦、ロッテがどう攻めるのか、どんな試合をするのか。これによって、今年のロッテの状態が垣間見えるものだ。
そうしたら、なんと、二試合連続『引き分け(痛み分け)』であった。前々回の覇者と前回の覇者が見事に互角の闘いを見せたのだ。今日の試合はなんと延長12回、どちらも最後まで緊張感も緩めなかった。(対戦を実際に見に行ったわけではないのでどうこう言えた立場ではないが、対戦結果を見ると、それだけでも驚愕する。
0が24個、ずらりと並ぶ。Eはたったの一個。24回(二チーム、12回)で、エラーがたったの一つ。それだけでも、超ハイレベルの試合だった、ということが窺える。さらに、ヒットの数もたったの13本。日ハムが6、ロッテが7。小林もさることながら、楽天から移籍したグリンもすごかった。敵ながらあっぱれだった。
今回の試合は、今年のパリーグのパワーを予感させる力強い試合だった。これまでのロッテだったら、途中で力尽きたり、集中力が途切れたりして、点を許していたように思う。最後まで諦めない執念が感じられた。ねちっこいっていうか、執拗というか。打撃陣に不安は残るが、守備に関しては、本当に素晴らしいチームだ。バレンタイン監督も、「両チームとも、素晴らしいチーム」と言っていたそうだが、まさにそんな感じだ。
パリーグファンとしては、この上なき素晴らしい試合だったように思う。今年のロッテは、勝利への執着、最後まで諦めない執拗さ、そういういやらしさがあるように思う。二年ぶりV奪還目指して頑張って欲しい!
ガンバレ!ロッテ!
