僕の説だと、「Visual系」の誕生は1993年。
ヴィジュアル系の歴史ももう17年、ということになる。
17年って書くと、まだまだ進歩・発展しそうなんだけども。。。
この17年の間に、色んなバンドが輝いては散っていった。
成功したバンドなんて、ほんのごく僅か。
成功したバンドでさえ、輝いたのは数年のみ。
ラルク、グレイという超人気バンドは別格で、
まー、ある意味、ラルクとグレイだけが成功者だってことだ。
僕はこの17年を見ていて、
もしかしたらもしかしてたかもしれないバンドっていうのに興味がある。
それを考えるシリーズが、「V-CLASSIC」です☆
名もなきスーパーバンドを探せ!のコーナーですね。
今回、思いだすのは、【PRESEDIA】です。
1998年に「Painy Star Dust」というアルバムをリリースし、
結構メディアやV系ファンの間でも注目された。
特にG.のKENJIは個性派ギタリストってことで、
次世代のNEW HEROと強く期待されたものだった。
Painy Star Dustは、6曲入りのミニアルバム。
(後にオムニバスで一曲だすが、音源はそれのみ)
PRESEDIAは、BUCK-TICKっぽい軽快なギターリフに、
とても聴きやすいBOOWYみたいなキャッチーな曲に、
ちょこっとX JAPANみたいな要素も入りつつ、
声そのものは、98年という時代を感じさせる甘い声。
(あ、D-SHADEだ、、、)
また、当時のL'arcっぽさもあるかな。二曲目。
なんか、メンバーの好きな音楽がすごくよく分かる音作りになっている。
そこがまた聴いてて面白いんだよなぁ、、、と。
でも、やはり、こうやって今一度聴いてみると、
一線を越えたバンドと比べると、楽曲が弱いのも分かる。
一線を越えたバンドの楽曲ほどの突き抜けた感じがない。
B級の匂いが取れない、そんな感じがする。
楽曲の弱さと同時に、曲や演奏に斬新さが欠ける。
僕は嫌いじゃないし、僕自身の弱点と重なる部分が多くある。
演奏はこの時代にしてはかなり上手だと思う。
だから、演奏力は問題じゃないし、そのまま活動してたら巧くなってただろう。
PRESEDIAから学べること、
それは「楽曲の強さ」と「楽曲の斬新さ」、
この二つがあって、初めて人の心に届くってことだ。
それって、ラーメンにも通じることかも。
言い換えれば、「パンチ」と「オリジナリティー」だ。
濃厚/淡麗に関わらず、パンチがなければ人は集まらない。
どれだけ料理が巧くても、そこに斬新さがなければ人は二度は来ない。
研究にも通じることだ。
論文や文章にキレや説得力がなければダメだし、
いくら研究手続きが厳密でも、そこに斬新さがなければ意味がない。
話は逸れたが、僕は当時PRESEDIAが来るぞと思った。
ま、つまりは好きだったんですよね。。。
このバンドを知っている人ってどれくらいいるのかな?!
もしかしたらもしかしてたかもしれないバンドのご紹介でした☆