Dr.keiの研究室2-Contemplation of the B.L.U.E-

4日目~5日目は「SOS子どもの村」のあるイムストへ!

デュッセルドルフ~シュトゥットガルト~フュッセンを経て、、、

いよいよ国境を越え、オーストリアへ向かいます。

その日(4日目)の朝、早朝組と共に、アルプ湖を目指しました。

午前6時。

まだ暗い曙の闇に包まれています。

朝から猛吹雪。

こんな猛吹雪の中を歩くことなんて、千葉にいたら、ほとんどありません。

なので、貴重な経験でした。

サラサラな雪の上を歩く気持ちよさがありました。

ですが、大変でした。

早朝から、除雪車が大忙しでした。すごい迫力。

そして、淡いブルーに染まった世界の中、、、

凍った湖を歩きたいところでしたが、

微妙だったので、見るだけにしました。

本当に美しい蒼に染まった世界でした。

神秘的でした。

ホーエンシュヴァンガウからは、バスで移動。

目指すは、ガルミッシュ・パルテンキルヒェン。

このシュヴァンガウ→ガルミッシュ・パルテンキルヒェンのルートが大好きなんです。

途中、ヴィース教会、オーバーアマガウを通過しました。

この路線のバスからの眺めは最高でした。

銀世界ばかりでしたが、、、(夏は最高なんです)

そして。

ガルミッシュ・パルテンキルヒェン駅で、かわいい女の子に出会いました。

3歳の女の子でした。すごい人懐っこくて、積極的でした。

学生たちに石を配ってくれたりして、しばし、楽しい時間を過ごしました。

そして、、、

遂にイムストに到着しました!!!

やっとやってきました!

SOS子どもの村イムストへ!!!

ここは、まず日本人、というか、外国人は来ないだろうな、という場所。

SOS子どもの村に関心のある人は来るかもしれないけど、観光客はまず来ないだろうな、という場所。

でも、素敵なんです。この町。

ホテルに向かう途中、ちょい悪そうな男の子と出会いました。

電車の中から一緒でした。

僕らが道に迷っている時に、助けてくれました。

「こっちから、こう行って、こう行ったらいいよ! 僕が案内するよ!」

とてもいい感じの男の子でした。うちの学生と同い年くらいかな?!

僕が、「イムストのSOS子どもの村に行くんだ」と言うと、、、

「僕も子どもの村で育ったんだ。つい数か月前に村を出てね、一人で暮らしているんだ」

、と!!!!

彼は、なんとなんと、子どもの村出身の男の子で、現在は自立に向けて頑張っているですって!

貴重な話を、ちょっとだけですが、聴かせてもらいました。

これは嬉しかった。

彼の過去に何があったのかは分かりません。

けど、この町で、この町の一員として、しっかり生きているようでした。

(その翌日も彼と会いました)

夕食は、、、もう、選択肢もないので、ホテルで。

ここのホテルのレストランは、地元ですごい人気なんですよね。

いつでも飲んでる客がいる。。。

で。

その後、みんなでレストランで反省会という名のおしゃべりタイムを取りました。


 

5日目。

昨日とうって変って、快晴でした。

雲一つない空。

三年前は、このあたりは一面雪だらけで。。。

でも、今回は雪もなく、イムストの普段の姿を見ることができました。

さて。

9時3分のバスで、子どもの村に向かいます。

子どもの村を創設したヘルマン・グマイナーの自宅、書斎で、対話をしました。

そのお相手は前回同様、シュネックさん。

その対話の内容については、またどこかの本か論文で。

すごい貴重な話を聞かせてもらいました。

というか!!!

学生たちがものすごい事前学習をしてくれていたので、質問のレベルが高くて。

だから、ものすごい内容が厚いものになりました。

これは、ホント、学生に感謝。

「ムッターになって、母になって、頭おかしくならないんですか?」って、、、

これ、僕なら思いつかない問いだわ。。。

「ファーター(お父さん)は、いなくていいんですか?」って。

これも、僕には思いつかないわ。

「この村を出た子どもたちは、今、どうしているんですか?」

これも、学生ならではかな、と。

学生の質問に、全て丁寧に答えてくれました。

あっという間の2時間半でした。

グマイナーがこの地で一番最初に建てた建物の前で、ハイ、ポーズ!

当時、このあたりは森だったそうです。

それをグマイナーとその友人たちで開墾したそうです。

そして、「お母さん」になってくれる人を必死に探したそうです。

この「お母さん探し」は、今回の旅で得た一番の知だった気がします。

グマイナーはどうやってお母さんを探したのか!?

ブログで書くのもなんなので、、、

そして、グングルグリュン経由で町に戻り、、、

イムスト散策。

これが素敵だった…

イムストって、小さいけど、とてもいい町で。。。

町中に、こんな像を見つけた。

グマイナーと子どもたち。

やはりこの町は、グマイナーを大事にしている町なんだ…

世界規模で活動している子どもの村。

でも、その根っこには、いつもこのローカルなイムストがある。

ローカルとグローバルって、実はそんなに違わないことなのかも?!

そして、子どもの村があるからこそ、この町の人たち全員が平和に生きていられるのかも?!

偉大な人がその町で育ったという事実が、その町の誇りになっているのかな、と。

 

その後、僕に、悲劇が起こります。。。

(大したことはありませんが)

 

そして、15時からは、ゼミ②

発表者4人で、3時間の討論を行いました。

みんな、頑張り過ぎて、

そして、僕も頑張り過ぎて、おかしくなってしまいました。

満身創痍。

そんなこんなで、夜が更けていきましたとさ。

明日は、インスブリュックに向かいます!

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