写真の「物体」はジェリーバナナ- Geleebananen- という商品である。
ドイツの誇る(?)駄菓子なのである。
寒天で出来たバナナ型はチョコレートのマントを纏っている。
中味にバナナ風味をつけているが、それらしさはあまり感じない。
バナナといえば、ちなみにドイツはバナナ大量消費国なのだそうだ。
バナナは携帯食料としても優れた食物である。
持ち歩くには天然弁当箱のようなしっかりした皮がついているし、皮を剥くのに道具要らずで手も汚れない。時間が無い時も素早く何処でもこっそり隠れて食べる事も出来る。
カリウム、ヨード、鉄、亜鉛、マグネシウム、そしてヴィタミンA,B,C,Eが含まれているのという点も良し、消化も良し、低下カロリー、軽いバクテリア殺菌効果もあり、免疫力向上とますます点が上がる。
とんでもない昔の事だけど、私が幼稚園にあがる頃のバナナは高価な南国の果物だった。(こういう事を書くと年がばれるが敢て書く。)
時々祖父がバナナをお土産に持って帰って来る事があった。
それはたいがい立派な大きい房で黄色く輝き、なんとも魅力的なものだった。「後でバナナを食べてもいいから御飯をちゃんと食べなさい」とバナナに釣られるくらいとても甘くて薫り高く美味しかった記憶がある。
それから間もなくバナナは高級果実の座をアッという間に転がり落ちてしまった。
今ではバナナでも食べておいたらどう?とか、バナナしかないよ。。。と言う位の“代用食品”となってしまったわけだ。
そういえば、子供の頃に読んだ本だか雑誌の中に、何故だか”バナナの効用”について短い記事だかエッセイだかを読んだ事があった。何しろ小学校も低学年の頃だったので、それがどんな本で誰の本なのかはっきり覚えていない。
バナナの果肉に沿ってスルリと剥ける糸状の筋部分とナツメグの粉末を捏ね合わせて服用すると“幸福感”を得られるというような話だったと思う。
その頃の私は -今でもそれは全く変わらないが- 実験好きの子供だったから、どんな効果があるのかとても興味があったけれども実行するに至らなかった。
兎に角その当時”粉を作る””計る””混ぜ合わせる””丸薬にする”などという一連の作業に魅入られていた私はそのような話には敏感に反応してしまうのだった。-今思えば危ないこともあったかも知れないが、私の守護天使は良く働いてくれたらしい。-
「これは効果があるとしても頭痛が起こる事可能性があるので勧められない。」というような事も書かれていたのを覚えている。
バナナに含有されるトリプトファンのおかげで神経伝達物質セロトニンが作られ。セロトニンがドーパミン(喜び、快楽)やノルアドレナリン(恐れ、驚き)などに作用し精神を安定させる。
そのあたりが“幸福感”が得られるともいわれる由縁だけど、私はバナナ1,2本食べて幸せになった事は今まで無い。大量に摂取すると効果があるのだろうがお腹をこわしてトイレに籠もることになるのが落ちだ。
不溶性繊維質(セルロース、リグニン)と溶解性ペクチンのせいで下痢を引き起す事がある。便秘の向きにはその方向で効果が期待できるかもしれない。
また完熟バナナ食用すると腸癌を防ぐという話もある。
私の友人のその又友人の話だけど、展覧会のオープニングパーティーでバナナケーキを振舞うと作品が売れるという。
ひょっとしてバナナケーキで訪問客のセロトニンを何気なく増やして、気分をリラックスさせ、財布の紐を緩めるという術かもしれない。
一度実験する価値ありかもね。
ところで“ジェリーバナナ”の話に戻るけど、私が面白いと思うのは旧東ドイツ製、西ドイツ製がある事だ。
見た目としては東ドイツ製ジェリーバナナは表面のチョコレートが細かく波打った感じに仕上がっており、西バナナはツルッとしている。(写真は西バナナ)
東バナナのチョコレート表皮のストラクチャーは、東独において当時チョコレートが高価であったため、生産過程でチョコレートの余分を吹き飛ばすのでできた模様なのだ。風の波紋である。デザイン上の問題では無い。
もう一つの違いは中のジェリーの味付けで、西バナナの中身は東より酸味が強いらしい。
食感の追求から(?)中のジェリーは動物性ゼラチンではなく寒天が使われる。
いつ頃出てきた商品なのか知らないが、今だにそれぞれのファンはいるらしく、東味、西味の双方が今だ生産されている。
私はジェリーバナナ西ドイツ味しか試した事が無いが、“東”風味もそのうち一度食べて見たいものだ。
そうはいってもこれはいわゆる駄菓子であって、とても美味しいというものではないのだ。必死に探して買うべきものではない。なんとなく出会って思わずつまんでしまって口に放り込むと、なんとなく懐かしい素朴さがあって、又なんとなく手が出てしまうという感じのお菓子なのである。
ちなみにバナナ型で中はマシュマロと言う似た駄菓子もあるが、どちらかといえばジェリーバナナの方が私は気に入っている。
最も一年に一度買うくらいで充分だけどね。
とりあえずバナナはストレス解消に良いというから、多忙な現代人に便利で優れた食べ物だという話。
。。だったっけ?
いや、味比べ東西バナナジェリーの話をしたかったのだった。
バナナ商標シール
バナナとアート
ドイツの誇る(?)駄菓子なのである。
寒天で出来たバナナ型はチョコレートのマントを纏っている。
中味にバナナ風味をつけているが、それらしさはあまり感じない。
バナナといえば、ちなみにドイツはバナナ大量消費国なのだそうだ。
バナナは携帯食料としても優れた食物である。
持ち歩くには天然弁当箱のようなしっかりした皮がついているし、皮を剥くのに道具要らずで手も汚れない。時間が無い時も素早く何処でもこっそり隠れて食べる事も出来る。
カリウム、ヨード、鉄、亜鉛、マグネシウム、そしてヴィタミンA,B,C,Eが含まれているのという点も良し、消化も良し、低下カロリー、軽いバクテリア殺菌効果もあり、免疫力向上とますます点が上がる。
とんでもない昔の事だけど、私が幼稚園にあがる頃のバナナは高価な南国の果物だった。(こういう事を書くと年がばれるが敢て書く。)
時々祖父がバナナをお土産に持って帰って来る事があった。
それはたいがい立派な大きい房で黄色く輝き、なんとも魅力的なものだった。「後でバナナを食べてもいいから御飯をちゃんと食べなさい」とバナナに釣られるくらいとても甘くて薫り高く美味しかった記憶がある。
それから間もなくバナナは高級果実の座をアッという間に転がり落ちてしまった。
今ではバナナでも食べておいたらどう?とか、バナナしかないよ。。。と言う位の“代用食品”となってしまったわけだ。
そういえば、子供の頃に読んだ本だか雑誌の中に、何故だか”バナナの効用”について短い記事だかエッセイだかを読んだ事があった。何しろ小学校も低学年の頃だったので、それがどんな本で誰の本なのかはっきり覚えていない。
バナナの果肉に沿ってスルリと剥ける糸状の筋部分とナツメグの粉末を捏ね合わせて服用すると“幸福感”を得られるというような話だったと思う。
その頃の私は -今でもそれは全く変わらないが- 実験好きの子供だったから、どんな効果があるのかとても興味があったけれども実行するに至らなかった。
兎に角その当時”粉を作る””計る””混ぜ合わせる””丸薬にする”などという一連の作業に魅入られていた私はそのような話には敏感に反応してしまうのだった。-今思えば危ないこともあったかも知れないが、私の守護天使は良く働いてくれたらしい。-
「これは効果があるとしても頭痛が起こる事可能性があるので勧められない。」というような事も書かれていたのを覚えている。
バナナに含有されるトリプトファンのおかげで神経伝達物質セロトニンが作られ。セロトニンがドーパミン(喜び、快楽)やノルアドレナリン(恐れ、驚き)などに作用し精神を安定させる。
そのあたりが“幸福感”が得られるともいわれる由縁だけど、私はバナナ1,2本食べて幸せになった事は今まで無い。大量に摂取すると効果があるのだろうがお腹をこわしてトイレに籠もることになるのが落ちだ。
不溶性繊維質(セルロース、リグニン)と溶解性ペクチンのせいで下痢を引き起す事がある。便秘の向きにはその方向で効果が期待できるかもしれない。
また完熟バナナ食用すると腸癌を防ぐという話もある。
私の友人のその又友人の話だけど、展覧会のオープニングパーティーでバナナケーキを振舞うと作品が売れるという。
ひょっとしてバナナケーキで訪問客のセロトニンを何気なく増やして、気分をリラックスさせ、財布の紐を緩めるという術かもしれない。
一度実験する価値ありかもね。
ところで“ジェリーバナナ”の話に戻るけど、私が面白いと思うのは旧東ドイツ製、西ドイツ製がある事だ。
見た目としては東ドイツ製ジェリーバナナは表面のチョコレートが細かく波打った感じに仕上がっており、西バナナはツルッとしている。(写真は西バナナ)
東バナナのチョコレート表皮のストラクチャーは、東独において当時チョコレートが高価であったため、生産過程でチョコレートの余分を吹き飛ばすのでできた模様なのだ。風の波紋である。デザイン上の問題では無い。
もう一つの違いは中のジェリーの味付けで、西バナナの中身は東より酸味が強いらしい。
食感の追求から(?)中のジェリーは動物性ゼラチンではなく寒天が使われる。
いつ頃出てきた商品なのか知らないが、今だにそれぞれのファンはいるらしく、東味、西味の双方が今だ生産されている。
私はジェリーバナナ西ドイツ味しか試した事が無いが、“東”風味もそのうち一度食べて見たいものだ。
そうはいってもこれはいわゆる駄菓子であって、とても美味しいというものではないのだ。必死に探して買うべきものではない。なんとなく出会って思わずつまんでしまって口に放り込むと、なんとなく懐かしい素朴さがあって、又なんとなく手が出てしまうという感じのお菓子なのである。
ちなみにバナナ型で中はマシュマロと言う似た駄菓子もあるが、どちらかといえばジェリーバナナの方が私は気に入っている。
最も一年に一度買うくらいで充分だけどね。
とりあえずバナナはストレス解消に良いというから、多忙な現代人に便利で優れた食べ物だという話。
。。だったっけ?
いや、味比べ東西バナナジェリーの話をしたかったのだった。
バナナ商標シール
バナナとアート
庶民のバナナに変身した訳ですね。
今日私もバナナを買ってきて、これをいかにリッチなデザートにするかと睨んでいます。(笑)
主人実家でも朝はパンで必ずバナナを食べています。テレビでバナナの効能が紹介されてから欠かさないようで義母が主人に伝えたようです。
私の友人も朝時間がないときは車の中でバナナを食べるとか。
私は運動前の補給に食べたことがあります。
バナナの叩き売りの発祥地は私の出身北九州です。門司港です。
記念碑がそこにありますよ。
昔ほど高級品でなくなったけど今もなんだかんだと食べられているんですね。
ラベルは面白いですね。
そうですか。。。謎ですか。それについて一つ書いて欲しいものです(笑)
参考になり、とても楽しめました。
バナナケーキの効用についても楽しみです。
それから、バナナのラベルのデータベースを探していました。
教えてくれて感謝します。バナナのラベルには昔から謎があるように思えているんです(笑
バナナケーキの効用についてもこれから研究しようかと思っていますが、他にもバナナクッキーとか、バナナ団子とか(?)まあ、効果があるかどうか試して見なければいけません(笑)
今私の手元にもバナナありますよ。
3月帰国ですか。。。
でもインターネット内では距離は関係ありませんからこれからもよろしくお願いします。
バナナのお話に誘われて、つい・・・。
私の部屋にバナナの置いていない時はここ15年ほどは
恐らく無いと思います。(本日までの状況で)
簡単に食せ、エネルギーにすぐ変わり、持ち運びかなり便利(多少の傷みを気にしなければ)
テニスの試合中や自転車レースでお気に入りの選手が
バナナを食べているのを見るとうれしくなります。
「あー同じもの食べている!」
幼稚な感情!でも一流選手も食べているとあって
”バナナ”は果物の『王様』です。(また古いキャッチ!)
今日夕方スーパーのレジに並んでいて、横の棚に、このバナナゼリーチョコが置いてありました。けっこう大きなものなんですね。ゼリービーンズぐらいの大きさかと思っていたので、ちょっとびっくりしました。(買いたいけど買いませんでした・・・)
帰国は3月末です。人間だけなら、気ままに決められるのですが、猫がいるとそうもいきませんね。航空券の予約などでばたばたしていましたが、引越しまではのんびり過ごすことになりそうです。
もう大丈夫ですか?
バナナがたのお菓子って他にもありますね、アイスもあったし。。。
ドイツ人はほんとに良くバナナを食べると感心しますますね。
ところでもうそろそろ帰国なのですね?
もうあわただしい時期ですか?
ブラウザの故障でなかなか伺えずすみません。
バナナのゼリー菓子のチョコレートかけ、なんだか味の想像がつきます。
子どものころ、仏壇には、ふだんは、色ばかり華やかな駄菓子がお供えされていたのですが、その中に、砂糖菓子でバナナ風味を人工的につけたものがあったのを思い出しました。全然おいしいものではなかったのですが、祖母からもらって食べていた記憶があります。
ドイツのバナナ、ほんとうに皆好きですね。
バナナの効用はいろいろよさそうですから、研究しましょう(笑)
料理用の緑のバナナを使って料理した事がありますが、美味しかったこと、書きそびれたなあ。
味が想像できなくてもいいです。(笑)美味しい物じゃありませんからね。
やはりバナナの栄光の日をご存知ですか?
多分ブノワさんは記事から察したのですが、私よりすこ~~~しお若いと思いますが、同世代ですね。
何故だか、見ているうちに肝油が欲しくなってきました。色は違うけど、なんか似ているような…。私しかそんなこと思わないかな?
こんばんは。幼稚園かどうか定かではないけど、
僕の小さい頃もバナナは高価な南国の果物でした(笑)
栄養価など万能と言われていますね。
でも、申し訳ありませんけど、最後まで文章を読んでも、姿形とバナナの味が一致しませんでした(笑)物凄く不思議。artshoreさんじゃいけどカリントウ?全く食べ物には見えないもの(笑)
オープニングのバナナケーキの話し、肝に銘じて覚えておきます!
何かで台をバチバチ叩いて賑やかに口上述べていませんでしたか?今でもあるんですか?
昔、街頭でいろいろなもの売る人、行商人などもいましたが、面白かったなあ。
かりんとう。。。かりんとうもたかが、されどの駄菓子ですね。
昆虫飼育用バナナ風味ゼリー。美味しいのかな?
駅前とかも多かったけど、私は縁日にも来ていましたね。台湾バナナ美味しかったなあ。台風多くて収獲量が安定せず、エクアドルからの輸入に切り替わり、フィリピンで大きなバナナ園が出来てから、バナナの転落物語が始まるんでしょうか?
バナナジェリーを食べて本物のバナナを思い出すっていう位の存在感ですが、やはり携帯食料ナンバーワンかと思います。暗い冬は日光不足でセロトニンをバナナから!(バナナ王位復活応援振興会)
読みながらカリントウを想像しました。
バナナといえば、私は学生のころに
商店街でバナナ売りのバイトをしましたね。
口上を述べながらの、いわゆるたたき売りです。
ところで、バナナゼリーというバナナ風味の
高タンパクゼリーが市販されていて、
これはチョコレートではなくゼリーで、
しかもカブトムシなど昆虫の飼育用です。
滋養に富む食品なのですね。果糖が高いし高炭水化物食品なので、という理由で避けていましたが、セロトニンを作ってくれるなら、やっぱり食べたほうがいいかな。