散歩絵 : spazierbilder

記憶箱の中身

紫蘇の種を蒔く。

2021-03-15 23:07:58 | 散歩絵




窓の外でパラパラと賑やかな音がするので見に行くと、直径5ミリほどの霰が降っていた。あっという間に小さな金平糖様の氷粒がテラスの床に積もって行くのを見て、美味しそうだなと思ってしまったのは、喉が渇いていたのか、お腹が減っていたのか。
滅茶苦茶な天気のお陰で、気分も磨り減ったり、弾んだり忙しい。
昨日も今日も霰が降ったり、
雨が降ったり、
晴れたり、
曇ったり。

ところで、種を蒔く夢を見た。
種は空から降って来た。霰の様にバラバラと降って来た。それを掻き集めて、袋に詰めた。
種は土に埋めるまえに、発酵させなければいけないので、干し草で編んだ籠の中に種を入れて土を被せ、発酵を促すのだという事だった。残念ながら夢の記憶はそのあたりで切れてしまったので、その種の行く末が確認できない。残念だ。一体どんな植物なのだろうか?出来れば続きを見たい。
(発酵食品作りの実験を続けていたから、夢の中でも発酵が課題になっていたのだろう、降る種も霰が降る景色の残像に違いない。すこぶる単純なのだ)

今朝、青じその種の入った新しい袋を開けた。上手く発芽してくれるだろうか?
最近では園芸店でも、紫蘇の苗を売っているが、私の希望する青じそではない。だからなんとしてでも発芽して欲しい。
紫蘇は日本の代表的ハーブ、と思っていたら中国原産だった。
「紫蘇」という字が示す通り紫色の葉で死の淵から蘇みがえったという言い伝えがあるらしい。青じそより赤じその薬効が強いのかどうか、いずれにせよ防腐・細菌の増殖抑制・殺虫効果があるそうだ。縄文時代には既に日本に存在していたらしいので、日本古来のハーブと言っても良いのかもしれない。

日本といえば、現在日本からドイツへの渡航は感染危険情報レベル3。(渡航はやめてください、渡航中止勧告)
ドイツから日本に渡航する場合、出国前72時間以内にコロナ検査を受け(当然自己負担)、陰性証明と誓約書を提出できなければならない。入国後の3日間は,検疫所の確保する宿泊施設等で隔離、その後二週間の自主隔離(宿泊施設あるいは自宅)、公共交通機関の使用禁止。二週間のホテル代は大きい。かなりの出費になる事と時間を失う事がはっきりしている今、里帰りは無理だ。
気楽に日本へ飛ぶことができる様になるのは、いつのことだろうか?