散歩絵 : spazierbilder

記憶箱の中身

ぎぼうし=うるい

2009-04-17 09:52:53 | 自然観察









毎日ぎぼうしの様子を眺めているが、葉先にまん丸な露がついているのが愉快で、美しい。よく見るとぎぼうしばかりか鳴子ゆりの葉先にも光る小さな宝石が飾られていた。

先日友人が庭のぎぼうしの芽を持ってきてくれた。
私が散々"うるい"(ぎぼうし)を食べてみたいと言っていたので、去年その願いをかなえてくれたのだが、今年も覚えていてくれたのだ。友人の庭は半日陰で土も湿りがちなためぎぼうしの居心地が良いらしい。増えるのはよいが毎年ナメクジにぼろぼろにされて無惨な様子になる。ナメクジの好物なのだ。放っておくとぎぼうしに庭を占領されるのはともかくナメクジ軍団のご馳走天国ともなってしまうのだ。





本当はもう少し大きくなってからでよいのだが、この小さなたけのこのような芽だってもちろんかまいはしない。熱湯に入れてから間もなく冷水に放してあく抜きをしてから調理する。私はナメクジ軍団よりたちが悪い。
ぎぼうしには利尿作用があって、昔から乾燥させた全草を煎じて飲まれていたそうだ。または腫れ物には煎じ液で幹部を洗うと良いとある。カルシウムやビタミンCが多いとも聞いた。
今回は薄切りの豚肉をこのぎぼうしの芽に巻いて焼いてみようとおもう。
やはり、こんなことばかり言っていると、草をむやみやたらにがつがつ食べていて、野原をも食い尽くすイナゴの様な奴だと呆れらてしまうのだろうなあ。




鳴子ゆり

うるい