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散歩絵 : spazierbilder

記憶箱の中身

帰国中間報告

2006-06-15 10:45:57 | 思考錯誤
一時帰国一か月経過。
久しぶりの更新だ。
日本に到着してから、インタ-ネット大海を泳ぐことがうまく出来ずに、アナログ界であがいていた。
その間、ブログにて私の展覧会を紹介して下さった皆様に感謝いたします。ありがとうございました。
インターネットカフェという所はとても高くつくのでくやしい気分にさせられる。必要に迫られて何度も駆け込んだが、案外いろいろなところで問題にぶつかって、貴重な時間が指の間をすり抜けてゆく。おっと時間だ!と伝票を引っ掴んでレジに駆け寄ると、数分オーバーで追加料金である。猫撫で声で許しを乞うても無駄な抵抗はきっぱりとはねられた。厳しいね。

まだまだ今までの写真整理もできていないし、それより私の頭の中を全く整理できない状態に少し途方に暮れている。
何しろ久しぶりの梅雨空の下で、私の体はスポンジの如く湿気を吸い上げてしまうので重たいばかりでなく痛いくらいだ。頭の中も東京の休日のスクランブル交差点のように混乱している。いや、スクランブル交差点にはカオス中の秩序が見られるというものだ。

今日はとりあえず、静岡のギャラリー sencenchi でのオープニングの写真を2枚。私が写真を撮っているわけには行かないのが残念だった。
画廊の2回部分から下を眺めた写真。
(そういえば展覧会のオープニングの写真というのは私の作品がいつも写っていないのに、今気が付いた。この奥の方にある。)



オープニングには私の展覧会の今回のテーマである「発芽」にちなんだ食べ物を沢山の方々が創作して持ってきて下さった。



飛行種子という作品の下で「種」を「読んで」いる女性。


東京の二人展に向けてまだ、あがいている。
なかなか想像していたようには事がうまくいかないのだ。日本での要領が分からない私は、日本語を話す日本人でありながら、異国に侵入してきた気分である。
(電車の切符一枚買うのにも、物凄く手間どる。何をするにも隣近所を巻き込んでいる。)
地図を持って駅構内で立っていたら、親切な女性が近寄ってきて
「地図をお読みしましょうか?」と聞いてくれた。
よほど不安内で頼り無さげに見えたのだろう。


いろいろ、うまく事が運ばぬ不自由さがあるけれど、これもまた楽しんでしまおうという覚悟である。

さあて、今日も喧噪の中へ、ストレスの中に。。。。