新新☆もこほじゃほろみ日記

煩悩と私事のサイト

思えば

2008-11-30 | 荒川静香
思えば、異例の長文となった11.18付しーちゃんのメッセージ「怒濤の1週間!」は、フランス大会2位に終わった真央ちゃんへの渾身のフォローだった。

その中で自分の仕事をこう語るしーちゃん。

ただ、そんな時、スケーターたちが安心して競技に邁進してくれるよう、私たち伝えていく機会を与えられた者ができることとしては、競技の流れやスケーターの現状状況を把握し、世間の疑問や不安を解消し、そして希望に繋げられるような見解を、スケーターの立場から出していくことだと思うのです。

読んでいて涙が出るぞ。

ちょっと調子が悪いとすぐ浮足立って騒ぎ出すマスコミから、真央ちゃんを護ろうとしたしーちゃん。

そしてわずか2週間で見事結果を出した真央ちゃん!!
しーちゃんは最初からわかっていたんだね。

ぶれず、揺らがず、自分をおいて他人をを護る。強くて優しい心の持ち主。
人間としてなんと素晴らしい人なんでしょう!!

タラソワコーチがまたいいじゃないの。
フランス大会のあと、
「はじめがこうなのはマオのいつものパターンだ」
「はじめからうまくいったらあなた方(記者)も面白くないでしょう?」
あの自信に満ちた態度で言ったものよ。

そういやゆうべタラソワコーチ、キスクラで投げキッスなんかしてたぞ(^_^;)

GPファイナルではさらに磨きのかかった「仮面舞踏会」を観ることができるのだろうか。今季はキム・ヨナかなと最初思っていたが、いまや完全に真央ちゃん側に寝返ったおいらなのだ。

ハラショー!

2008-11-29 | 荒川静香
NHK杯女子シングルフリー観たぞ!
真央ちゃん優勝おめでとう!!

演技を終え、うっすらと目に涙を浮かべた真央ちゃん。
戻ってきた真央ちゃんとハグしたタラソワコーチ。
「ハラショー!」と言っているのがはっきり聞こえた。

まさに「ハラショー!」だねえ。
今日の真央ちゃんは本当に素晴らしかった。
あの重々しい曲が演技とピッタリ合って、真央ちゃんと一体化しているように聴こえたぞ。

音楽もすごいが真央ちゃんはもっとすごい。
ジャンプの連続する前半もすごいが、後半の渾身のステップの素晴らしさといったら!!!
フランス大会がはるか足の下に思えるような成長である。

なんと言ったらいいんだろう。あんなすごいプログラムはかつて存在したことがないだろう。
すでに前人未到の領域だが、さらなる高みにいくだろう。
フィギュアスケートの歴史に燦然と輝く奇跡のプログラムが生まれる瞬間に立ち会えてよかった。

最後にこけたのは驚いたが、それだけ力を出し切ったということでしょう。
しーちゃんのフォローがよかった。
リアルタイムで、こけた瞬間、
し「あーーーーっ!(咄嗟に)愛嬌ですね」

番組最後に再現VTRを見ながら、こけたところで、
し「気づかなかったですね」
ちゃんと優勝インタビューをふまえているじゃないの。

ついでみたいになりましたが、鈴木さん、中野さん、おめでとうございます。
鈴木さんのステップが実に素晴らしかった。
中野さんの演技は観ててちょっと泣いちゃった。3位に上がれて本当に良かった。

番組の最後の最後、ゆかりんは真央ちゃんに何を囁いていたのだろう。

NHK杯SP

2008-11-28 | 荒川静香
遅く帰宅してようやく最後まで観る。(地上波)
まずは真央ちゃん1位でよかった。
明日はあの驚異のプロ(特にステップ)がまた観られる。

やっぱりしーちゃんの解説はええのう。
すごく客観的で、これぞ「解説」て感じ。
NHKはしーちゃんの顔を映さなかった。ある意味すげー!
もちろん時々映してくれたほうがおいらは嬉しい。

明日早いのでもう寝るでおじゃる。

太田由希奈さん

2008-11-27 | 荒川静香
「競技以外でもスケートを続ける道や次のステップが示されましたので」

太田由希奈さん引退の報に接し、誤解を承知であえて言わせていただければ、それが良いと思う。
もとよりシロウトの直感であり、私の希望的主観的意見である。

彼女のスケートはケチな点数をつけるのにふさわしくない。それほど美しいものである。
これからは競技の呪縛から開放され、純粋に芸術としてのフィギュアスケートを追求して欲しい。
無理にジャンプを跳ばなくてもいい。彼女のスケートは充分美しい。
ただ滑っているだけでもうっとりするほど美しい。
ちょうどヴァイオリンの銘器がその音色だけで人を魅了するように。
その美しさで人を感動させることができる。
これからはアイスショーに向けてのプログラムをどんどん創り、全国を回り、観る人を感動させて下さい。

しーちゃん、八木沼さん、由希奈さんをお願いします。
PIWにこんなに大きな宝石が加わるのなら、むしろ嬉しいくらいだ。
来年のFOIにも参加できたらいいな。

おっとその前に学業か。
聡明そうな人だから大丈夫でしょう。

http://sports.nifty.com/figure/

憧れのビット

2008-11-26 | 荒川静香
11/25放送、NHK「究極の美をめざせ! ~第30回NHK杯フィギュア~」
いきなりふっくらしーちゃんのアップで始まったぞ!!

スタジオに本当にしーちゃんとカタリーナ・ビットが並んで出ているんである。
NHK杯、さすが30回記念でゲストも超大物なんである。
(Katarina Witt 本当は「ヴィット」と書きたいところだがNHKにならって「ビット」にしておく)

カタリーナ・ビット。サラエボ・オリンピック、カルガリー・オリンピックの覇者。
あんときゃこんな美しいものがこの世にあるかいなと思ったぞ。
その後もビットを超えるなんてありえないとずっと思っていた。トリノまではね(笑)。

そのビットがしーちゃんとスタジオで並んでいるんである。すげー!!

驚いたのは、顔もスタイルもしーちゃん全然見劣りしないぞ(おいらだけ?いやそんなことはあるまい)!!
むしろしーちゃんの方が上よ(おいらだけ?いやそんなことはあるまい)!!

番組のメインは、真央ちゃんについての分析だったが、これはまあ当然でしょう。
すごくていねいに詳しく客観的に分析していたと思う。しーちゃんの解説もよかった。
また中野ゆかりん(&長洲未来)について「顔の表情がよい」という言葉が嬉しかった。そうだよね!その後の話にもつながるけど、顔の表情が良いってことは「人前で演ずる喜び」を感じてるってことだもんね!!!

「完璧じゃなくてもいいじゃないか。情熱が外に表現できれば。若い選手だったら若さを前面に出した演技をして欲しい。完璧さには欠けても、ほかの年代の人には出せない若さを出していって欲しい」
こう語るビットを見つめるしーちゃんの表情がとってもステキだった。目がキラキラして頬や口元が少女のようで。憧れ尊敬するビットと心がつながっている顔に見えた。ビットから勇気と力をもらってるように見えた。

おいらにとっては番組一番のめっけもんだった。余は満足じゃ。

驚いた?

2008-11-25 | 雑感
突然の記事削除で、驚かれた人もいるかと思うので、若干のご説明を。

まずTV・ラジオのトーク番組等を文字起こしして、HP・ブログ等に掲載することについての法律的問題について。
私の知る限り、法律的には△です。グレーゾーンというか微妙なところですね。
まだはっきりと「違法」と認定されているわけではないが、「適法」と言い切るには怪しすぎる。
つまり、△を是と解釈するか非と解釈するかは、あくまで人次第で定説がないというのが現状のようであります。よって、私は私に都合よく解釈させていただき、あくまで私なりの良心にしたがって行動していたというわけです。

ちなみに、こういったケースについての判例は私が調べた限りではまだありません。
というのは、著作権侵害というのは法律的には親告罪で、被害を受けたとする当事者が訴えることで発生するものです。おそらくまだ裁判にまで至ったことがないということでしょう。あるいは、あったとしてもまだ判決が出ていないのかもしれませんが。
だから怪しまれつつも△のままであるわけでしょう。
なによりも、いちいち調べて注意・警告するのが大変で放置されているのが現状ではありましょうが。

今回削除に踏み切ったのは、決して関係方面から注意や警告を受けたからではありません。
実は某巨大サーチエンジンで、司会者あるいは番組名で検索をかけると、あの記事がトップに来てしまったのです。目立ち過ぎました(@_@;)。
そこから思わぬところに話が波及するのを恐れたためです。あれは記事のタイトル名がよくなかった。失敗です(汗)。

私のブログは固定読者140人をベースにひっそりとしたものであって欲しい(笑)。ただしあの方の話題となると確実にIP数が増える(本当です)のが困ったような嬉しいような。

そんなところです。心配した人がいたらごめんなさい。

初冬

2008-11-23 | 雑感
ここ数年冬の来るのが遅い年が多く、11月下旬から12月にようやく紅葉なんて年もあったが、今年はまずまず順調に寒さが来ているのでは。

東京は19日からぐんと冷え込んで、街路樹の紅葉が数日で茶色い枯葉になった。大気中の水蒸気も非常に少なく、遠くの山がよく見えるのである。小生の職場は台地上のさらにビルの13階なので、かなり遠くまで見ることが出来る。先日などは北に那須岳らしき姿と西に南アルプスの雪嶺も望むことが出来た。そういうときに限ってカメラを持っていないのである。この冬の間になんとか撮影したいと思っている。

こういう天気が続くと冬が来たなあと思う。この季節によく思い出す高村光太郎の詩。

    冬が来た

  きっぱりと冬が来た
  八つ手の白い花も消え
  公孫樹(いちょう)の木も箒(ほうき)になった 

  きりきりともみ込むやうな冬が来た
  人にいやがられる冬
  草木に背(そむ)かれ、虫類に逃げられる冬が来た

  冬よ
  僕に来い、僕に来い
  僕は冬の力、冬は僕の餌食だ

  しみ透れ、つきぬけ
  火事を出せ、雪で埋めろ
  刃物のやうな冬が来た



「火事を出せ、雪で埋めろ」などと乱暴なことも書いているが(笑)、こういうのは詩人の霊感というべきで、現実に願っているわけではないのでしょう。

ウチの大臣は新潟県出身なので、冬といえば何と言っても「雪」。初めて東京に来た年は「冬が来ない」と思ったそうである。

嬉しさ半分

2008-11-22 | 荒川静香
本日22日、NHK土曜スタジオパークの録画、ニッポン放送 南原清隆のスポーツドリームの録音、両方成功したのである。快哉!善哉善哉!!

なんだけど、ラジオの方を聴いて愕然!これって2回目じゃないの!!
1回目はすでに15日の17時から放送済みなんである。おいら15日の昼間に公開録音してそれを22日に放送するんだと思ってたんよ。なんだよ~!!公式HPには15日放送が載っていなかったぞ!ザブングルじゃないけど「口惜しいです!!」

自分の調査不足かもしれないが、公式HPを鵜呑みにしたことが悔やまれる。まるまる聴けないよりはずっとましだが、文字通り「嬉しさ半分」で頭の中が「マタイ受難曲」に?なってしまったおいらである。

だがしーちゃんのトークはやっぱりいいね。だってしーちゃん頭いいもん!話し方に素人っぽさが抜けないのもいいね(笑)。NHK杯のある今週(より正確にはNHK杯でしーちゃんが解説をする今週)、おいらにとっては怒涛の一週間である。そのあとにはXOIが待っている!!!

いまさら知ったけど上記のラジオ番組にはsummaryがある。

ひっそりと(でもないか)スグリさんががむばっているのう。明日の放送観るぞ!

妹への手紙

2008-11-21 | 雑感
昼休みに職場の隣の東京都戦没者霊苑に行った。

慰霊碑の他に休憩所があり、そこの2階に戦没者の遺品が展示してあった。

日の丸の寄せ書き、千人針、日記、激戦地から収集された鉄兜、ガスマスクその他いろいろ。その数400点以上。

なかでも手紙に心を打たれた。戦地から家族に宛てたもの。出征にあたり両親に「遺書」として綴ったもの。家族を親を思いやるそれらの切々たる文章。書いた人たちは皆若くして戦地に赴き、そのまま帰って来なかったのである。

見ているうちにどうしても涙が出てくるのである。他に誰もいないのをいいことに独りでずるずると鼻水をすすっていた。

   
さて、そこに展示してあったものとは違うが、この機会にネットで見つけたある手紙を紹介する。そもそもは神坂次郎「今日われ生きてあり」に収録されていたものらしい。

これは小学生の妹に宛てた特攻隊員の兄「大石清」の手紙である。妹の名前は「大石静恵」。兄は妹を「静(せい)ちゃん」または「しいちゃん」と呼んでいた。空襲で父を病気で母を亡くしたしいちゃんは、伯父さんの家に預けられたようである。幼い妹の行く末を思いやる兄の気持ちが痛いほど伝わる。

大石清伍長「妹への手紙」

 静(せい)ちやん お便りありがたう。何べんも何べんも読みました。お送りしたお金、こんなに喜んでもらへるとは思ひませんでした。神だな(棚)などに供へなくてもよいから、必要なものは何でも買つて、つかつて下さい。兄ちやんの給料はうんとありますし、隊にゐるとお金を使ふこともありませんから、これからも静ちやんのサイフが空つぽにならない様、毎月送ります。では元気で、をぢさん、をばさんによろしく。

兄ちやんより


兄は軍隊で貰った自分の給料からしいちゃんにお金を送った。しいちゃんはとても喜んで神棚に供えたことを返事に書いたらしい。幼いしいちゃんにとっては、お小遣いよりも大好きなお兄さんからの便りの方が嬉しかったことであろう。

しかし最期の時が来る。

 なつかしい静(しい)ちゃん!
 おわかれの時がきました。兄ちゃんはいよ/\出げきします。
この手紙がとどくころは、沖なは(縄)の海に散ってゐます。
 思ひがけない父、母の死で、幼ない静ちゃんを一人のこしていくのは、とてもかなしいのですが、ゆるして下さい。
 兄ちゃんのかたみとして静ちゃんの名であづけてゐたいうびん(郵便)通帳とハンコ、これは静ちゃんが女学校に上るときにつかつて下さい。時計と軍刀も送ります。これも木下のをぢさんにたのんで、売ってお金にかへなさい。兄ちゃんのかたみなどより、これからの静ちゃんの人生のはうが大じなのです。
 もうプロペラがまはつてゐます。さあ、出げきです。ではお兄ちゃんは征きます。泣くなよ静ちゃん。がんばれ!


お兄ちゃんは妹に上の遺書と遺品を送ってくれるよう部下に頼んだ。

大野沢威徳からの手紙(万世基地にて)

 大石静恵ちやん、突然、見知らぬ者からの手紙でおどろかれたことと思ひます。わたしは大石伍長どのの飛行機がかりの兵隊です。伍長どのは今日、みごとに出げき(撃)されました。そのとき、このお手紙をわたしにあづけて行かれました。おとどけいたします。

 伍長どのは、静恵ちやんのつくつたにんぎやう(特攻人形)を大へんだいじにしてをられました。いつも、その小さなにんぎやうを飛行服の背中につつてをられました。ほかの飛行兵の人は、みんなこし(腰)や落下さん(傘)のバクタイ(縛帯)の胸にぶらさげてゐるのですが、伍長どのは、突入する時にんぎやうが怖がると可哀さうと言つておんぶでもするやうに背中につつてをられました。飛行機にのるため走つて行かれる時など、そのにんぎやうがゆらゆらとすがりつくやうにゆれて、うしろからでも一目で、あれが伍長どのとすぐにわかりました。

 伍長どのは、いつも静恵ちやんといつしよに居るつもりだつたのでせう。
同行二人・・・・仏さまのことばで、さう言ひます。苦しいときも、さびしいときも、ひとりぽつちではない。いつも仏さまがそばにゐてはげましてくださる。伍長どのの仏さまは、きつと静恵ちやんだつたのでせう。けれど、今日からは伍長どのが静恵ちやんの”仏さま”になつて、いつも見てゐてくださることゝ思ひます。

 伍長どのは勇かんに敵の空母に体当たりされました。静恵ちやんも、りつぱな兄さんに負けないやう、元気を出してべんきやうしてください。

さやうなら


「泣くなよ静ちゃん」と言われてもしいちゃんは泣いたことだろう。部下の手紙がまた泣かせるではないか。私はしいちゃんのその後の人生を勝手に想像するのである。私の心のツボがうずくのはこういう時である。