新新☆もこほじゃほろみ日記

煩悩と私事のサイト

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大学祝典序曲

2008-08-31 | 芸術
先日五嶋龍を聴きに行った時、オケだけのナンバーでブラームスの『大学祝典序曲』を聴いた。私の好きな曲なのでこの話を書く。

ブラームスは1877年(44歳)イギリスのケンブリッジ大学から名誉博士号授与の通知を受けたが、ひねくれ者のブラームスは授与式に出席するのが条件だったためか、船が嫌い(これはホント)という理由で断ってしまった。

その2年後1879年(46歳)今度はドイツのブレスラウ大学(現在はポーランド領)から同じく名誉博士号授与の通知を受けた。今度は船に乗らなくてもよいし、授与式の出席も必要なかったので受けることにした。ただし大学側が「音楽による返礼」を望んでいるらしいと聞いて、それじゃあと書き上げたのが『大学祝典序曲』である。

ブラームスは4つの学生歌を使用してこの曲を書き上げた。
1.我らは立派な校舎を建てた
2.祖国の父
3.狐狩りの歌
4.ガウデアムス・イギトゥル(だから楽しくやろうじゃないか)

このうち3はかつて「旺文社の大学受験ラジオ講座」(文化放送)のテーマ曲として使われたものである。(これをリアルで知っている人はけっこう歳である?)

実はこの歌はドイツで新入生を歓迎して歌われる。ラジオ講座のテーマ曲として使われたのも、「君たちもこのラジオ講座を聴いて入試に合格し、新入生として歓迎されなさい」という思いがあったことと思われる。

4は通常ドイツの大学では卒業式で歌われる。したがってこの曲のストーリーは「校舎を建てる」「祖国に感謝する」「大学に入学する」そして「めでたく卒業する」という一連の流れに基づいているようだ。

ブラームスは、それらの学生歌の単純で親しみやすいメロディーに大家にふさわしく立派な和声や対旋律をつけ、重厚なオーケストレーションを施し、陽気で楽しい中にもアカデミズムの威厳を感じさせるすぐれた出来栄えだと思う。この曲の祝典性の故だと思うが、現代日本の大学でも入学式や卒業式などに記念演奏される機会が多い。

小生は、仕事柄そういった記念演奏(学生オケや吹奏楽による)は何回も聴いているが、ちゃんとしたオケ(笑)による生演奏(TVやCDは別)は初めてだった。とても楽しく聴くことができた。この曲は打楽器が多用されているのだが、生で観ていると打楽器奏者が立ち上がり準備して打ち鳴らしてまた着席するまでのプロセスが全部見えて面白い。

ちなみによく聴くCDは、ジョージ・セル指揮クリーブランド管弦楽団のもの。セルの引き締まった指揮が心地よく飽きがこない。

この曲を聴く時、聴き終わってからいつも思うのは、下層階級出身のブラームスにとって、若い頃は大学に行くなどまずありえない話、雲の上の世界、夢のまた夢だったことだろう。昔のヨーロッパの大学が今とは比較にならないくらいのエリートだったことを思うとなおさらである。そんな中、名誉学位贈呈の話を受けたブラームスがどんなにそれを喜んだことだろうか。

ひねくれ者のブラームスは、表面上露骨に喜んだりはしなかったかもしれないが、「音楽による返礼」であるこの曲にぴちぴちと漲る「はずむ心」が、ブラームスの内心を雄弁に物語っているように思えてならない。
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レイトン教授

2008-08-30 | 雑感
このところ家族で「レイトン教授と不思議な町」に嵌っている。わずかな時間を縫って家族で取り合うようにしてゲームをしている。

まあ説明の必要もないかと思うが、「頭の体操」の多胡輝教授監修による任天堂DSソフトで、主人公のレイトン教授がある町で難事件を解決するというストーリーの中に「頭の体操」ならではの数々の謎(ストーリーとは直接関係ない)が盛り込まれている。ちょっとRPGのテイストもあるがそうではない。謎を解きながら事件の核心に迫っていくのだが、興味の中心は事件そのものより各種の謎解きにある。

一番進んでいるのは財務大臣、次いで愚息。小生はようやく愚息の背中が見えてきたかなという程度。謎をしらみつぶしに解いていくのだが、解けた時の達成感が心地よい。このペースで行くと、来週か再来週には「悪魔の箱」が欲しくなりそうである。

ただ、DSのディスプレイは老眼の小生には小さくて少々見づらい。パソコン版があればいいのにね、なんて思うぞ。
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2008-08-29 | 雑感
先週末からずっと東京は天気が悪く、なかでも昨夜も大雷雨だったし、今夜もずっと雷が鳴っている。

昨夜は3時くらいだろうか、雷の音で目が覚めた。そのあとずっと外はビカビカ光り明け方まで雷鳴がしていた。朝起きると首都圏のあちこちで電車が止まっていたのである。

今夜も昨夜ほどではないがもう何時間も雷鳴が続いている。

私は実は雷が嫌いではない。

雷が鳴るとネットで雷雲の位置を確認し、雲の中心が近づくのを心待ちにする(笑)。特にわが職場は建物の13階にあるので、運が良い?と大自然の巨大な放電現象を満喫することができる。ビルの街で雷電が暴れまくる様には圧倒される。本当に見応えがある。

雷は恐ろしいものであるが、自然の偉大さを実感する良い機会でもある。今夜も壮大な気象ショーを楽しもうと思う。

小生がよく見る雷サイト:

http://weathernews.jp/thunder/
雷の表示方法が迫力があって面白い。

http://thunder.tepco.co.jp/
東京電力TEPCO提供。ただし本当に雷が強い時はアクセスが集中し、つながりにくくなるのが欠点(苦笑)
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五嶋龍ヴァイオリンコンサート2008

2008-08-28 | 芸術
五嶋龍ヴァイオリンコンサート2008
8月27日19時開演
リリア川口メインホール

五嶋龍(ヴァイオリン)
小松長生(指揮)
東京フィルハーモニー交響楽団

曲目
1.ブラームス:大学祝典序曲
2.ブルッフ:ヴァイオリン協奏曲第1番ト短調Op.26
~休憩~
3.パガニーニ:パイジェルロのアリア「ネル・コル・ピウ」(わが心はもはやうつろになりて)による変奏曲(無伴奏)
4.ワーグナー:ジークフリート牧歌
5.ビゼー(ワックスマン編):カルメン幻想曲

~アンコール~
(すべて無伴奏)
.バッハ:無伴奏ヴァイオリンのためのソナタ第3番ハ長調BWV1005より第4楽章
.パガニーニ:「God save the King」による変奏曲
.エルンスト: 夏の名残のバラ(庭の千草)変奏曲

(感想)
龍君また一段と逞しい青年に成長したなぁ~。

入りのタイミング、テンポの揺らし方、弾きながらの入我の境地など、一段と大人の演奏になっていたと思う。

休符で軽く体でリズムをとりながら入りを待つ様子がちょいワル(オヤジにあらず)ぽくカッコいい。

2のブルッフはかつて姉のみどりさんで聴いて衝撃を受けたことがある。今回の龍君は第2楽章のカンタービレなど、姉とはまた別の若さの持つ美しさがあったと思う。第3楽章のエネルジコは文字通り若い力の爆発。爽快この上なし。

3とのパガニーニは(どちらもヴァリエーションの技巧パターンはほとんど同じ)超絶技巧を快刀乱麻ですっきりと弾きこなし、例えば体操の内村の演技のような。若さの持つ新鮮な高揚感が確かな技巧に支えられて実にエキサイティング。弾き終わって小さくガッツポーズ。会心の出来ということか。

5のワックスマン「カルメン幻想曲」は昨年福岡でピアノ伴奏で聴いた。その時はアンコール。今回はメインに据えて一段とこなれた演奏だったと思う。ぐんぐんアッチェレランドしていくのに小松長生の鋭い指揮でオケがびしびし合わせていくのがスリリングだった。

アンコールが3曲も聴けて良かった!
アンコールがすごく生き生きしていて、あとのお楽しみ(=サイン会)がなかったら何曲でも弾いたんじゃないかと思うくらい。弱冠二十歳ちょっとの若者が難曲をきっちりと弾くのは本当に爽快である。

のバッハは、数年前姉のみどりさんがブルッフを弾いた時やはりアンコールで弾いた。偶然か?ただしはっきり言おう。姉より上手かった!!!

は初めてソロ・リサイタルをやった時にもメインに入れていた曲。いわば十八番(おはこ)。TVでは部分的に聴いていたが、生で聴けて幸せだった。

演奏終了後、サイン会があった。これは予想していなかったのですごくラッキーだった。プログラムにしっかりサインしてもらいました(写真)。財務大臣が大喜びしてたね(笑)。ただし写真撮影&握手禁止だったのがちょっと残念だった。まあ握手は万一手を傷めるといけないのでしょうがないが、写真はねぇ~。でもお客のほとんどが並んでいる(ように見えた)のでスピーディーにこなすにはしょうがないか。

そんなわけで非常に満足した演奏会だった。
五嶋龍はこれで生は5回目。ほぼ年1回のペースで聴いている。身体的にも音楽的にも成長の軌跡をリアルで見ている唯一のアーティストである。また常に家族3人で聴きに行っている演奏家でもある。これからも機会があるたび聴きに行くであろう。
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五嶋龍を

2008-08-27 | 芸術
聴いたのだ。
大大大大大満足!!!
大大大大大興奮!!!
今夜は余韻に浸っていたいのでこれまで(笑)。
詳細は明日の夜に。
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フーガへの敵意

2008-08-26 | 芸術
ベルリオーズは私の好きな作曲家である。
中学生の時に『幻想交響曲』に出会って以来その気持ちは変わらないのだが、予算と時間の関係上?、バッハやベートーヴェン、あるいはモーツァルトのようにその全容を追及するまでは至らず、代表作を生で聴いたりCDがぼちぼち揃ってきたのはごく最近である。

ベルリオーズのイメージというと革命児といいましょうか。巨大編成のオケや合唱。楽器の多彩で大胆な使用法。常識を覆すような楽曲構成など。ベートーヴェンをさらに極端にしワーグナーを先取りしたような感じ。でも一方で、美しいメロディーや厳格な対位法があったりとても一括りにはできないのだな。

その厳格な対位法だが、私はベルリオーズの書くフーガが好きで、すぐに思いつくものでも『幻想交響曲』の第5楽章、『イタリアのハロルド』の冒頭、『レクイエム』の「オザンナ」、『テ・デウム』の第1曲と「ユーデックス・クレデリス」、『ファウストの劫罰』から「アーメン」など。どれもよく書けているしすごく面白いのだが、意外なのはベルリオーズ自身はフーガに嫌悪感を抱いていたということだ。

浅学にしてまだ読んでいないが、ベルリオーズは『管弦楽法』という名著を残している。これはその後の多くの作曲家、例えばマーラー、リヒャルト・シュトラウス、リムスキー=コルサコフといった大家に大きな影響を与えた著書である。中でもR.シュトラウスはこの著書に自ら注釈と新たな譜例を書き加えた改訂版を出している。

その著書の中で、ベルリオーズはフーガという形式に対する大変批判的な意見を述べているそうである。さらに面白いのは上に述べた「改訂版」にはR.シュトラウスのそれに対するコメントが述べられていることだ。

私はこれらの事実をある刊行物の記事を通して知った。孫引きにならぬよう両者の意見の引用は避けたが、大体の内容はわかっている。詳しくは今後『管弦楽法』を読む機会まで楽しみにとっておくこととする。上述の記事だけでは、オルガンのフーガに対する嫌悪ははっきりと述べられていたが、それが合唱作品を含む対位法全般に対するものかどうか不明であるからだ。

それにしてもベルリオーズのフーガは嫌々書いたとはとても思えない見事なものだ。その形式に敵意を抱いている者がこんなに見事な作品を書けるものであろうか。
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天文学

2008-08-25 | 雑感
なぜか天文学と天文台について調べていて遅くなってしまった。
天文学は人類最古の学問。
でありまた常に最先端の学問。
極大と極小が同居する学問。
自然科学を総動員しつつ最も神秘的な学問。
12星座(黄道十二宮)って古代メソポタミアからあったそうですな。
ちなみに私の星座は牡羊座である。
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回想

2008-08-24 | 雑感
一日中雨が降っていた。
昼間~夕方にかけて野暮用を2件こなす。
昨日から涼しくなったことよ。

北京オリンピックも終わったのである。
あんな大会(はぁ?)でも終わる時には一抹の淋しさはあるものだ。

閉会式でジミー・ペイジが出てきたのには驚いた。
もうすっかり爺さんだね。
レッド・ツェッペリン、ディープパープル、キング・クリムゾン、ELP、ムーディー・ブルース、懐かしのブリティッシュ・ロックの面々。脳裏に蘇えるサウンドとなぜか高校の時の文化祭(笑)。

そういえば昔は歌謡曲より洋楽が好きだった。今でもビートルズは(たぶん)バッハの次ぐらいに好きである。ビートルズの曲を頭の中で再生する時、当時の空気や匂いや風景とともに少年時代の自分が蘇えるのである。面白いことに、実際に耳で聴く時はそんなことはない。あくまで頭の中で再生(回想?)する時に限られるようである。
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セメスター

2008-08-23 | 雑感
本日はなぜか入試の監督。

なぜ今頃入試かというと大学院のセメスター制のため。
セメスター制とは何といふに、1年を前期後期に分け、それぞれの期の中で授業が完結する制度と申しましょうか。従来通年週1で4単位だった授業を、回数を倍にして半期で修了するようにした制度。ま、大学の制度について長々と解説をしてもあまり面白くないだろうから(笑)このくらいに。要は秋入学のための入試を今やっているのであります。
受験生の皆さんとても協力的で無事に監督ができました。どうもお疲れ様。

で、それが終わったあとG3の様子を見に行く。
3回目のコウガンザイ投与となるわけだが、至って元気である。2回目のような副作用は出ていない。ちょっと食欲が落ちているようだが、全然運動していないので無理ないかも。先日はまた外出許可をもらい、地図を見ながら田園調布近辺の古墳めぐりをしたそうである。

ちなみにG3のベッドの周りは、あちらの世界に半分行きかけたようなお年寄りが多い。中でも一人の爺様は、仰向けのまま自力では痰の切れない咽喉をがぼがぼいわせながら大きな声でわけのわからない歌をずっと歌っていた。そういう場所なので84歳のG3が若々しく見えるから不思議だ。
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鳥の巣

2008-08-22 | 雑感
といっても北京オリンピックのスタジアムではない。

小生は休日の今日、我が家の猫の額のような庭の木の枝切りをしていたら、なんと鳥の巣を発見した。
何の鳥かは知らないが直径は15センチくらい。
もうすでに使用済みのようだったので処分しました。

そういえば今年の春から初夏、この木の下にいやに鳥の糞が落ちていたことがあった。
どうやらそのころ子育てしていたのね。
巣の材料は、天然の草の茎などもあったが、糸やビニール紐みたいな人口素材もけっこうあったぞ。

ついでながら草むしりをしていたら、茗荷(勝手に生えてきた)の芽を5~6個ゲット。
試しにスライスして味噌汁に入れてみたら、ちょっとエグ味はあったものの(汗)ちゃんと食べられた。
今のところ腹具合は大丈夫である。
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