goo blog サービス終了のお知らせ 

ROKSANのつぶやき

独断と偏見に満ちた時遊人の日記

静-Shizuka- 試聴会

2012-02-05 22:11:33 | オ-ディオ
今日、オーディオ南海西田辺店で開催しておりましたキソ・アコースティックのアクセサリーブランド 静-Shizuka-の試聴会に参加してきました。
静-Shizuka-ブランドの基本ポリシーは「自然な音場を創造し、感動的な音楽再生を実現する」為のアクセサリーのようです。
すでに制震ボードのNCB4246やハイブリッドインシュレーターのCW14010、スピーカーケーブルのCCL-1などは使用されていたようですが、今回はCD・DVDスタビライザーのSCS-120

ターンテーブルシートのSTS-300

オーディオカーペットのSAC-1016

などの試聴会のようです。

最近、アクセサリー類は全く興味が無かったのですが、昨年のハイエンド・オーディオショウの時に静ブランドのCDインシュレーターが良さそうだと言う事を上様から聞いていましたので、これなら何とか導入出来そうだと思い参加してきました。
近年、非常に電磁波がオーディオ再生に悪影響を与えるということが話題になってきているようですが、この「静」ブランドのアクセサリーもこの電磁波をカーボンマイクロコイル(CMC)やフェライト等をハイブリッド化しコーティング。それによって電磁波を熱エネルギーに変換して消滅し、クリーンな環境を形成できると言う事のようです。
特にこのカーボンマイクロコイル(CMC)の技術が素晴らしいとのことで、現在、オーディオで使用できるのは「静」ブランドのみだということです。

前置きはこれくらいにして、本題に入りたいと思います。まず、目的のCDスタビライザーの試聴からです。ここのところ試聴に使っているORGANISTからです。2曲目Dear Myselfの冒頭ベースが実在感をともなって聴こえてきます。余分な滲みが消えてスッキリ聴こえます。続いてくるスネアドラムが定位がビシッと小気味よくきまり後のギターに続きそしてKANKAWAのオルガンがエモーショナルに空間を埋めて行きます。基本的は音の傾向を変えることなく音の滲みをとり、見通しの良い空間が再現されます。しかもエネルギー感は少しも後退することなく力強さはそのままです。今までにも見通しのよい空間表現を演出するものはありましたが、おしなべてエネルギー感が後退するものが殆どでした。

次にrosset meyer geiner[what happend]です。2曲目Die Sauです。冒頭のベースのソロからシンバル、スネアと続いてゆきますがただでさえ解像度の高いソフトが今まで聴いたことが無いスピードをともなってこちらに飛んできます。続くピアノのクリアーな事と言ったら何と表現したらよいか言葉が見つかりません。「これは凄い!」即、購入を決定。

あっけなく目的が叶ったので拍子抜けしておりましたが、原さんがターンテーブルシートのSTS-300を片手に「これも聴いてみてよ!」と言う感じで薦めてきました。小生ターンテーブルシートが現在使用中のものFTK KH-1が結構良い感じですから興味も無かったのですがこれが大変な代物でした。前回の試聴会のぶっ飛んだシステムからこれまたとんでもない音が聴こえてきました。「こんな音がレコード盤に刻まれていたのか?」信じられない思いでリニアトラックアーム,ターレスのSIMPRICITY
とカートリッジのPC-1のコンビでも微少な信号が音に影響している事をまざまざと見せ付けられました。特に何度も聴いているソニーロリンズのウエイ・アウト・ウエストですがSS-300を使用していないときはこの組み合わせでさえ歪っぽく聴こえてきます。特に敏感なシステムで「これ以上の音は無いんじゃないか!」と前回思ったのですが今回SS-300を使用すると余分な微少振動な無くなりよりピントのズレが無くなってビシッと揺らぎの無い音像が見通しの良い空間の中に広がっていきます。歪っぽさも皆無で生音のような柔らかな音に魅了されました。

しかしながら、このシステムの実力はこんなものではありませんでした。原さん持参の HEIGE LIEN TRIO の SPIRAL CIRCLEのアナログ盤
に続きマンガーユニットから譲り受けたデモ盤の凄さは、まるでマスターを聴いているのかと錯覚するほど録音現場が再現されたかのような音でした。これは、わたしがここで拙い文章力で言葉にしてもどれ程正確に言い表す事ができるか全く自信がありません。兎に角機会があれば是非聴いてみる事を強くお勧めします。こんなにも凄い再生音ですが、尾崎さんに言わせるとほんの僅かアームの調整がずれているとのことでした。アナログのオ奥深さはいかばかりか想像も付きません。

最後にこれを伝えなければ成りません。オーディオカーペットのSAC-1016です。これが想像以上に効果があります。当然に床からの1次反射を改善するものですが、これをはずすとピントが曖昧になって音が散漫して聴こえます。何より音楽の表現力が確実に弱くなり説得力が低下するようです。それともう一つの効果があります。原さんが「ちょっと、これに座ってみなさい!」と自らカーッペットに座られました。私も同様に横に座らせて頂きましたが、何という心地良さでしょう。まるでマイナスイオンに包まれたかのような落ち着いた気分になります。録音現場に持っていくと自ずと皆がカーペットに近寄ってくるそうです。「とても気持ちよく演奏が出来る」と口々に言うそうです。値段はそれなりに高価ですがいつまでもこれに座って音楽を聴けると思うと真剣に欲しいと思いました。もしかしたら病気も良くなるかもしれませんね?

兎に角、非常に内容の濃い充実した試聴会でした。それに、何処までも進化するHB-1の無限の可能性を感じた1日でした。