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ROKSANのつぶやき

独断と偏見に満ちた時遊人の日記

パイオニア S-1EX/DENTEC

2006-01-15 22:19:51 | オ-ディオ
今日、デンさんでS-1EX/DENTECを聴いた。
お世辞抜きですごかった!本物である!

とにかく、出てくる音が自然で何の誇張もなく
解き放たれた音はストレスなくどこまでも伸びていて
音の滲みなど微塵もありません。

当然余分な付帯音など一切無くオリジナルでは気になっていた
耳障りな部分も完全に無くなり自然な音の佇まいだけがあるのみでした。

そこには演奏者の気配までもはっきり感じることができるばかりか
いままで付帯音にかき消されていた微細な音までも聴こえてきます。

木は木の音がして、金属は金属の音がする。
こんな簡単なことでさえ、最近は変に音を磨き上げ過ぎてしまっていて
自然に聴こえる機器が非常に少なくなっています。

トップシンバルにスティックが触れる瞬間にも金属と同時に
木の音がしますが、これも金色にちりばめられた音がシンバルから
放射されるような豪華に聴こえるものが多く、力強く太く重い高音の出る
スピーカーは数えるほどしかありません。これも数少ないひとつです。

とにかく、音に力があり、存在感はただものではありません。
けっしてスピーカーの存在感を言っているのではなく音楽そのものの存在感です。

反対にスピーカーそのものは存在が消え去る感じでただそこに音楽だけが
鳴っているかのように錯覚してしまいます。

このような私の表現が決してオーバーなものでないと言う事を
是非デンさんに行って体験されることをお勧め致します。

願わくばこれをSACDでも聴いてみたかったことです。あの音像の
実態感と音場の立体感が両立した感じを一度体験したかったのですが。

PS.
使用機器はデンさんのホームページを参照にして下さい。
視聴したソフトは以下のようなものです。

マーカスミラー  シルバーレイン
ミシェル・コダール  スー・レ・ヴートゥ・ル・セルバン
綾戸ちえ タイム
ショロモ ミンツ  メンデルスゾーン ヴァイオリン・ソナタ
ラモー      他