遠くの国というのは、直秀が行く国のことでしょう。
直秀の運命は?
寛和二(986)年
直秀たちは、捕まってしまいます。
道長は、「命までとらずともよい。」「検非違使に引き渡せ。」
まひろは、散楽の人たちのところへ行きますが、もぬけの殻。
仲間と間違われて捕まってしまいます。
道長は、検非違使に、「早めに解き放ってもらいたい。」と言って、袖の下を渡します。これで、直秀たちは、助かると思ったのですが。
道長は、捕まったまひろを助けてくれます。
直秀たちは、盗賊を行って奪った物を市井の人たちに施していたようです。
市井の人たちは、盗賊らの無事を祈ってました。
兼家は、倒れてから床に伏せったふりをしていたようです。
道兼が、兼家から暴力をふるわれたのも、嘘。
なんて、恐ろしい親子でしょう。
帝でなくても、だまされてしまいます。かくいう私も。
兼家の目的は、花山天皇が譲位すること。
そのためのお芝居だったようです。安倍晴明と組んで。
直秀たちは、流罪。
ところが、実際には、亡くなっていました。カラスの餌食になったのでしょう。こちらも、ひどい話。
当時、道長には、何の力もなかったという証明でしょう。
道長とまひろは、直秀たちの亡骸を埋め、弔います。
そして、道長は、直秀たちを助けられなかった自分を責めます。痛々しいです。そんな道長が、将来どう変わっていくのか、興味深いと思っています。
それとも、変わらなくても、栄華を極めることになるのか。
兼家と安倍晴明のもくろみで、花山天皇に、出家をすすめます。
いずれ、譲位となるのでしょうけど、やり方が汚いです。
まひろの弟・惟規は、大学へ。あまり賢くないようです。
為時は、まひろに、「おまえが男であったら。」とつい愚痴ってしまいます。
まひろ自身も、男であったら世を正したいとか。
直秀は、遠くの国へいくことなく、亡くなってしまいました。
まひろと道長を結びつけた人ということになるのかな。
これからのまひろと道長の運命が、気になります。