IT時代は一物多価の時代です。インターネットで色々なサイトをショッピングすると同じ商品でも安く買うことができます。各種のサービスも申込方法や決済方法により支払金額が変わってきます。わかりやすい例では、新幹線の切符をエクスプレス予約で購入すると東京=新大阪間が1,080円offになるなどです。エクスプレスの年会費が1,080円だから片道で元が取れることになります。エクスプレス予約にはIC早得など色々なサービスがありますから、使い方次第でもっとメリットを引き出すことができます。
さて本題に戻ると、私は今ある団体の年会費を集める作業をしています。年会費はゆうちょ銀行の振替口座に送金してもらうのですが、今年の送金状況を見ると「電信振込」が昨年より増えていることに気付きました。
振替口座にお金を送る方法はいくつかあります。以下送金額5万円未満で送金方法別の手数料を列記します。
・窓口で送金130円・ATMで送金80円(払込取扱票をスキャンさせる方法)・ATMで電信振替 月3回まで無料・ゆうちょダイレクトで振替 月5回まで無料
つまりゆうちょ間の電信振替を利用すると月一定の回数までの送金手数料を削減することができます。
私が関わっている団体の会員の方も賢くなって手数料のかからない方法を選択する人が増えてきたようです(笑)。
1回80円の手数料でも金利で稼ごうと思うと大変ですね。ゆうちょ銀行の定額預金の金利は年0.01%ですから100万円を1年間預けて受け取る利息は100円です(税引き前)。そこから20%の源泉税と0.315%の復興特別所得税が差し引かれますから手取りは80円にも届きません。
つまり80円は小さな金額ですが、100万円の年間利息に相当すると考えるとバカにしたものではありませんね。