ニフレルというのは、大阪千里中央に最近できた水族館+動物園のような施設だ。ただしこれは既存の概念で説明しようとした話で正確には「生きているミュージアム」というニフレルとキャッチフレーズをそのまま理解する方が良いだろう。→http://www.nifrel.jp/
東京では有名ではないが、大阪では大変人気の高い施設で、午前中は一般客に加えて小学生の見学者が多い。
私の姪がここでキュレーターをしているので、大阪に出張したついでに立ち寄ってみた。
キュレーターcuratorという言葉にも説明が必要だ。キュレーターとは一般的には博物館の館長・主事を指す。姪たちの仕事はニフレルで飼育している動物の飼育が主な仕事だと思うのだが、単なる飼育係ではなさそうだ。つまり動物たちの生きている姿を来館者が感動を持つような形で示すことがタスクのようだ。
館内はフラッシュ撮影は禁止だが、それ以外は撮影OKだ。
魚や動物の写真を撮りたい人には絶好の場所だと思う。
これはフグの仲間だ。イソギンチャクも面白い。
ナポレオンフィッシュもいる。
水生動物ということでは大きなワニもいた。
動物の写真の良し悪しは眼にレンズの焦点があっているかどうかで決まるというので、ワニの眼に焦点を合わせてみた。瞬きのない冷たく怖い目であると改めて思った。
ニフレルは大阪の大きな水族館・海遊館の弟分なので、水槽に住む動物が多い。カワウソもその一つだ。
ただしカメレオンのように水辺ではなく木の上に住んでいる動物も「展示」されている。
ペリカンなどの鳥もいる。
撮影に際しては館内全体が暗いのでISO感度800程度にあげて、シャッター速度を1/160秒位で撮影したが、上のペリカンの写真はシャッター速度を1/30秒に落として撮影してみた。そうすることで羽根の動きにブレがでて躍動感のある写真になったと思う。
時間があれば色々試してみたいところだが、あまり時間もなかったし、ドンドン人が混んでくるのであれこれ試す訳にもいかなかったのは少々残念だった。
外にでて振り返るとニフレルの建物の脇に今は動いていない観覧車があった。
トイカメラのオートフィルタ―を使って写真を撮ると侘しさが募る。
デイライトのフィルターをかけて撮るとニフレルの新しい試みに希望が見えてくるから面白い。
1時間半ほどで観ることのできる施設だが写真好きな人ならもっと長く遊んでいることができる場所だ、と言ってよい。