今朝(8月10日)は少し眠たい。女子レスリングフリースタイル55kgの吉田選手の金メダル、女子サッカーの銀メダルなど日本女子は大健闘だ。
今朝のヤフーニュースによると日本のメダル獲得総数33、うち金メダルは5つだ。メダル総数でみると、アメリカ(90)、中国(80)、ロシア(56)、英国(52)、ドイツ(37)についで6番目だ。
だがマクロ的なメダル獲得予想数と比較すると日本は大健闘しているということができる。
マクロ的なメダル獲得予想数というのは、「人口」「一人あたりGDP」「過去の実績」「ホスト国アドバンテージ」などを経済の専門家が回帰分析して、予想を立てたもので、FTに予想・実績メダルテーブルが出ていた。http://www.ft.com/intl/cms/s/0/16dd8e48-d7fc-11e1-80a8-00144feabdc0.html#axzz232fpJUUv
このテーブルは8月9日午後6時19分現在であり、この時点での日本のメダル獲得数は31(金は4)となっている。吉田選手の金メダル等が未計上なのだ。
さてゴールドマンサックスやプライスウォーターハウス等メダル獲得数予想者の一致した見方では、日本のメダル獲得数は28だった。日本のメダル獲得数は33なので、既に予想を上回っているが、予想メダル獲得数を8月9日午後6時現在に引き直すと20となる(らしい)。
つまりFTによると日本はこの時点でメダル予想獲得数を11上回る31のメダルを獲得していることになる。
現時点で一番予想を上回るメダル数を獲得しているのは中国で予想63を15上回る78のメダルを獲得している。2番目が日本で予想を11上回る31のメダルを獲得。3番目は英国で予想を8つ上回る50のメダルを獲得している。4番目は米国で予想を5つ上回る83のメダルを獲得している。
一方一番予想を下回るメダル数しか獲得できていないのが、キューバの7つで予想は15だった。因みに昨日ウサイン・ボルトが男子200mを連覇したジャマイカのメダル数は予想通りの6である。
アメリカと中国のメダル数競争も興味のあるところだが、コンセンサスでは米国106、中国86だったが、中国は急追している。
人口数、経済力、過去の実績をベースにベンチマークを作ると、一種のハンディキャップ戦になる。金メダルの数こそ日本は予想を下回る(ミクロ的あるいは希望的予想?)が、総メダル数ではベンチマークを大きく上回りそうだ。
頑張れ!ニッポン。