今日(8月11日)の読売新聞朝刊「家計の知恵」の欄に「走り楽しく自転車ナビ」という記事があり、パイオニアやユピテルの商品が紹介されていた。希望小売価格はどちらも39,900円だ。この位の値段を出すと汎用性の高い(主に登山用だと思うが)ガーミンのGPS・etrex20jを買うことができるので、これも選択肢ではないかと思い紹介することにした。
まず最初にGPSとナビの違いを整理しておこう。GPSは衛星からの電波を補足して、緯度経度を表示するというものだ。ナビはGPS機能に道路情報等の情報を加え、目的地までの道筋を示す。GPSでは設定したポイントまでの方向は示すが、目的地までのルートを自動的に示すことはない、というのが基本的な違いだ。
読売新聞の記事によると「パイオニア、ユピテル両方のナビとも地図上で目的地の方向は教えてくれるが、カーナビのように誘導はしれくれない」ということだから、「ポタナビ」という商品名にはナビと付いているものの、実際はナビ機能はないというべきかもしれない。目的地の方向を示すだけなら、etrex20jでも簡単にできる。
写真左がetrex(右はサイクルコンピュータと呼ばれる速度・距離計)で、「コンパスモード」に設定している。コンパスモードに設定するとあらかじめ登録したルート上の「次のポイント」への方向を矢印が示す。従って重要な分岐点とか曲がり角等をあらかじめ入力しておくとコンパスを見ながら走ることができる。
この機能は目標が取り難い雪山、特にホワイトアウトした雪原では威力を発揮するだろう。
「自転車ナビ」の記事に刺激されて、今日は久しぶりに多摩湖自転車道を走って多摩湖を一周した。etrexの良いところは、GPSロガー機能が充実していることだ。ほぼ5-8秒に一回程度の頻度で衛星と交信して自分の位置を記録している。その記録を地図に取り込むと滑らかな軌跡図ができる。
自転車専用ナビは使ったことがないので、良し悪しは分からないが、私はガーミンのGPSの方が手作りの遊びを楽しめるのではないか?と考えている。
ところで全く違う話だが、多摩湖自転車道に白いサルスベリが咲いていた。サルスベリは百日紅と書くように赤い花が咲くものだ、と思っていたが、初めて白いサルスベリを見て、面白いと感じた次第だ。