金融そして時々山

山好き金融マン(OB)のブログ
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アメリカでも政治家の文法ミスにうるさい

2009年02月25日 | うんちく・小ネタ

麻生首相が漢字を読み間違えることはつとに有名で失笑買っている。ところで政治家の演説のあらさがし?をしたがるのは、アメリカ人も同じようだ。

ニューヨーク・タイムズを読んでいたら、オバマ大統領の代名詞の使い方が文法的に正しくないとブロガーの批判を浴びているということだ。オバマ大統領は一人称主格Iと目的格meの混同があるという。"a very personal decision for Michelle and I"「ミッシェルと私にとって極めて個人的な意思決定」という場合、Iではなくmeが文法的に正しいそうだ。

同紙によると、シェークスピアの時代から長いことIもmeも区別されずに使われてきたが、18世紀になって文法的に区別が成立したということだ。

もっともオバマの前のブッシュもその前のクリントンも、Iとmeを混同していたというから目くじらを立てる程ではないと思うが、どこの国にも文法に固執する人はいるものだ。

オバマの演説とそれに先立つバーナンキ連銀議長の演説が、とりあえず米銀の国有化に対する恐れを押さえ、株式市場のフリーフォールを少し止めたのだから余り細かいことを言わなくても良いと思うが・・・・・。

それにしても、もしアメリカのうるさい文法屋さんたちが麻生首相の漢字の読み違いの話を聞いたら何と批判するだろうか?

コメント
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