レイジーなガキ

小説、コミカルミステリー?下品なので要注意。カミサン伝説研究中。真面目に読んでも考えてもまして怒ってはいけません。

「聞こえる声」

2008-12-01 19:52:09 | 小説
「聞こえる声」

 「少しお待ちなさい。少し早すぎます」
ミカエルにはそう聞こえた。
 「どこかに隠れて私の指示があるまで、
待ちなさい」
 ミカエルにはそう聞こえる。
 じじいに見つかると面倒だしな。
 ミカエルは露天風呂の入り口まで戻り、
そこで待機する。
 「やはり、アイツはただ者ではないかもしれません」
つぶやくような声が聞こえる。
 眩しさとすごい暑さの中、
ミカエルはその声に従い、待ち続ける。
(続く)


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