レイジーなガキ

小説、コミカルミステリー?下品なので要注意。カミサン伝説研究中。真面目に読んでも考えてもまして怒ってはいけません。

本編リメイク「エイタといつきの秘密」

2009-04-22 15:30:33 | 小説
本編リメイク「エイタといつきの秘密」

 屋敷に戻る途中、
エイタがどういう訳かいつきの手をいきなりつかんだ。
 「やっぱり、生米のことは秘密にしておこう。
例の死体のことも。
万一、パニックになったら大変だし、
生米が敵なら俺たちだけでどうにかなる」
 「そうだな。
俺も生米を埋めたとは言いにくいと思っていたんだ。
それに生米あいつは弱そうだしな。
刃物があっても
こっちも二人で武器を持てばやっつけられるからな。」
 いつきも同意する。
 「でもさ、なんて言うんだ。」
 いつきの問いに、
 「オタクはとにかく黙ってろ。
何かしゃべらされても都合の悪いことは記憶喪失のフリをしろ。
あとは俺が適当に嘘をつくから黙って頷け」
 エイタの言葉に
 「バカになれってことね。
まあ、しょうがないか」
 いつきも頷く。
 「でも、
オタクが生米を殺そうとした犯人ではないよね」
 いつきが念を押す。
 「どういうことだ?
オタクと永久が生米を殺した。
違うのか?
じゃあ何で生米を埋めたんだ」
 エイタは何も知らない様子で、
いつきに訊く。
 「うーん、話せば長くなるんだけど」と
 いつきは生米を埋めた経緯を簡単に
エイタに話すことにした。
(続く)


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