レイジーなガキ

小説、コミカルミステリー?下品なので要注意。カミサン伝説研究中。真面目に読んでも考えてもまして怒ってはいけません。

新作ディープ「新キモ男三人衆、変態黒同姓愛教師?の恐怖?」「注目される、もとめ」

2014-04-24 01:00:01 | 小説

新作ディープ「新キモ男三人衆、変態黒同姓愛教師?の恐怖?」「注目される、もとめ」



 みんなはもとめに注目した。
 また、
 やらかすなという顔をして。
 しかし、
 「私はトンビだす、
 これはOKよね」
と、
 もとこの方を見てほっとしたような表情をしたのだった。
 「まあね。
 ビかあ。
 ビね。
 そう、私はビジンだすなんて。
 あっ、また、やっちゃた」
と、
 もとこが自分で自分の頭をはたく。
 「姉さん、リーチね」
と、
 もとめが今度はにやっと笑ったので、
 また、
 もとこは不機嫌になって、
 「たまたまよ。
 あんた二度も負けてるくせに、
 生意気ね。
 あんたにぴったりだからトンマにすれば良かったわ」
と、
 もとめを睨みつけた。
 「まあ、いいハンデよ。
 トンマ相手にはねえ。
 じゃあ、私はビリだす。
 今の私よ」
と、
 もとこはもとめの挑発に乗らずすぐ頭を切り換えたようだった。 
 「リ? 私はリスだす」
 くそたがうまくクリアしたが、
 「くそたがリスかよ」
と、
 木太郎が鼻をほじりながらそう言いかけると、
 もとこがまた木太郎をじろっと睨む。 隣のオチタが
 「また、
 もとこ先生の機嫌悪くなったから、もうしゃべるなよ、
 怒ると怖そうだから今度こそ覚悟しろよな」
と、
 オチタが脅かすと木太郎はうつむいた。
 くそたも、もとこが怖いのか木太郎を相手にしない。
 「えー、では、私はスリだす」
と、
 永久も無事クリアする。
 「また、リか?
 あっ、私はリカだす」
と、
 ホウセイが言うと、
 「男なのに、女の名前でもいいんですか」
と、
 ヒトメが訊く。
 「それはいいと思うけど、ホウセイくんはさっきマネキン
と言ってみたりでオカマか変態かもしれないしね」
と、
 もとこが言うとみんな笑って頷く。
 「そんな先生ひどい」
 ホウセイが苦笑いする。
 「えーでは、私はカイチョウだす」
と、
 木太郎もうまく言う。
 「どっちの?」
と、
 オチタが訊くと
 「社長の上に決まってんだろう」
と、
 木太郎は乱暴な言い方をしたが、
 もとこの視線に気づき、また、うつむいた。 
 「そっちね」
 「じゃあ、私はウジムシだす」
と、
 オチタが気持ち悪いことを言うが、
 誰もが無視する。
 生徒たちのほとんどが、
 このゲームは集中力が大事なことに気づいたので、
 言葉尻に注意してあまり内容に関心をもたないようにしていた。

(続く)





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