レイジーなガキ

小説、コミカルミステリー?下品なので要注意。カミサン伝説研究中。真面目に読んでも考えてもまして怒ってはいけません。

新本編「キモ男3人衆、イケメン屋敷の謎」「彼女と野郎の正体と木太郎1」

2010-09-02 23:42:38 | 小説
新本編「キモ男3人衆、イケメン屋敷の謎」「彼女と野郎の正体と木太郎1」

第一話は下記から始まります。
 
 新本編「キモ男3人衆、イケメン屋敷の謎」「後継者」


 「太郎の母ちゃんを殺した
とみなさんが疑っている彼女はアスカちゃんではありません。
 アユメちゃんでもありません。
 もちろん、ヒラメでもありません。
 そうです。
 チウメちゃんです。
 太郎が好きで、
 僕も好きだったのは。
 でも、
 太郎のお母ちゃんを殺したのが、
チウメちゃんだとは今でも信じられません」
 木太郎は鼻をぐずぐずさせながら、
告白する。
 「それから、ダミーを雇ったのは、
野郎と僕です。
 僕に似たダミーを太郎に殺させよう
と思ってダミーを雇ったのです。
 もちろん、太郎の復讐を終わらせ、
僕がにげるためです。
 そればかりか、天秤をかけて、
ダミーには太郎を殺してもいい
とも命じてます。
 もしかしたら、
 ダミーはアスカちゃんを
太郎と間違えたのかもしれません。
 それにしても、本当に僕は悪党です。
 僕のせいで、
 太郎の母ちゃんも生米も
そして、アスカちゃんまで死んでしまった。
 そして、
 僕に似たダミーまで殺させるか、
あるいはダミーに太郎を殺させて、
自分は逃げようとした。
 本当に卑怯者です。
 でも、
 今でも、
チウメちゃんまでもが
太郎と一緒に僕に復讐するとは思っていません。
 もちろん、
 太郎と今でも接触していれば別ですが、
太郎にすれば、
チウメちゃんは太郎の母ちゃんを殺した敵ですし、
 愛した人ですから、
 僕如きを殺すのに、
彼女を再度巻き込むとは思えません。
 ですから、二人が共謀しているとは考えられません」
 木太郎はそういうとまた泣き出した。
 しかし、
 「うーん、おかしいのう」
 キタジマは木太郎の話を聞き、
首を傾げた。
(続く)


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