レイジーなガキ

小説、コミカルミステリー?下品なので要注意。カミサン伝説研究中。真面目に読んでも考えてもまして怒ってはいけません。

新「ミケーレの蒼き仮面」第四章29

2015-05-20 07:35:52 | 小説

新「ミケーレの蒼き仮面」第四章29


 「ひえーーーーーー」
 プーがその化け物を見て叫んだとほぼ同時に後ろにぶっ倒れた。
 「誰だか知らないが、
 俺に勝てると思うなよ」
 パー柿は干し柿をいくつかまとめて、口に入れると身構えた。 
 その言葉を聞いたペーはすぐパー柿の後ろに隠れた。
 「お待ち!
 あたし、これでも妖精。
 自分だけになったけど、
 運良くここに。
 この仮面をあの子たちに渡して」
 その大きな化け物は二つの蒼い仮面を地面に置いた。
 「本当に妖精なのか?」
 「そこで倒れている妖精なら聞いているはずなんだけどねえ。
 だらしないわね」
 パー柿の言葉に、妖精を名乗る怪物がそう言って、
 倒れているプーの方を見た。
 そこへ、
 プーの悲鳴のような声を聞いたアニーたちがやってきたのだった。

(続く)



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