新「ミケーレの蒼き仮面」第四章29
「ひえーーーーーー」
プーがその化け物を見て叫んだとほぼ同時に後ろにぶっ倒れた。
「誰だか知らないが、
俺に勝てると思うなよ」
パー柿は干し柿をいくつかまとめて、口に入れると身構えた。
その言葉を聞いたペーはすぐパー柿の後ろに隠れた。
「お待ち!
あたし、これでも妖精。
自分だけになったけど、
運良くここに。
この仮面をあの子たちに渡して」
その大きな化け物は二つの蒼い仮面を地面に置いた。
「本当に妖精なのか?」
「そこで倒れている妖精なら聞いているはずなんだけどねえ。
だらしないわね」
パー柿の言葉に、妖精を名乗る怪物がそう言って、
倒れているプーの方を見た。
そこへ、
プーの悲鳴のような声を聞いたアニーたちがやってきたのだった。
(続く)
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