レイジーなガキ

小説、コミカルミステリー?下品なので要注意。カミサン伝説研究中。真面目に読んでも考えてもまして怒ってはいけません。

第3弾リメイク「カミサン?伝説屋敷編?74」

2010-12-10 01:51:35 | 小説
第3弾リメイク「カミサン?伝説屋敷編?74」

「ふうた。 どうしただすか?」
「いや、なんでもない。
とにかく、ここで待とう」
ふうたは
他の生徒たちの顔をちらっと見てから、
たまおの問いに対し、
それだけ答えた。
「でも、永久くんが...」
ひさめが涙を流しながら、
口籠もると、
「ひさめ、
もとめ先生とサヤが屋敷に戻った
ということは何か理由があるのよ。
ここですぐ屋敷の中に入っても、
永久くんたちが助かる保証はないんだから、
まず、待ちましょう。
それで、そうね。
30分程度しても、
あの屋敷から出てこなかったら、
みんなでその次のこと慎重に考えましょう」
ネネはひさめのそばに寄って
彼女を抱き寄せながらやさしくそう言った。
「みんな!
俺だけ行って、
屋敷の中、
ちらっと見て来ようか?
俺は、
何度も、
屋敷に入ったり出たりしたけど、
ずっと消えてなかったからな」

ケンタが自信ありげに言い出すと、
「まだ、早いだすよ。
腕にネネちゃんが書いたことを無視してまで、
何故、
もとめ先生とサヤちゃんが
屋敷に戻ったのかわからないだすが、
何かそれなりの理由があるんだすよ。
だすから、
ネネちゃんの言うとおり、
しばらくここで待つだすよ」
たまおは、
ふうたの様子がおかしいことに気づいて、
とりあえず、
ケンタを止めたのだった。 
すると、
ケンタが、
たまおの言うとおりにすることにして、
「じゃあ、そうするか」
と言った後、
「おい、ふうた!
どうした?
おい! ふうた!」

ケンタが
突然大声を張り上げたのだった。
(続く)


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