「そして3人しかいなくなった?」32
「消えた」
「ワープだ」
「こうやって、
みんな消えちゃたんだ」
3人はそれぞれ口にした後、
急に黙り込んだ。
そして、
「あたしたちは大丈夫なのかなあ?」
と
マルナが心配そうに言うと、
「多分な」
としか、
たけるは言えなかった。
みつるは何も言えなかった。
そして、
「こうなったら、
なるべく一緒にいよう。
もしも消えたら探せなくなるからな...」
みつるがそう言ってしまってから、
急にその場の空気が重くなった。
しばらく沈黙が続いた後、
「そうだ! こうしよう!
ずーっといっしょって、
ワケにもいかないから、
門限を決めて、
日が暮れたら、
このみつるのマンションに戻ることに。
で、
万一...」
たけるも明るくしようと思って口走ったものの、
そこで黙り込んでしまったのだった。
突然現れて、
突然消えたカシーの存在が
3人の不安を大きなものにしていたのだった。
(続く)
「消えた」
「ワープだ」
「こうやって、
みんな消えちゃたんだ」
3人はそれぞれ口にした後、
急に黙り込んだ。
そして、
「あたしたちは大丈夫なのかなあ?」
と
マルナが心配そうに言うと、
「多分な」
としか、
たけるは言えなかった。
みつるは何も言えなかった。
そして、
「こうなったら、
なるべく一緒にいよう。
もしも消えたら探せなくなるからな...」
みつるがそう言ってしまってから、
急にその場の空気が重くなった。
しばらく沈黙が続いた後、
「そうだ! こうしよう!
ずーっといっしょって、
ワケにもいかないから、
門限を決めて、
日が暮れたら、
このみつるのマンションに戻ることに。
で、
万一...」
たけるも明るくしようと思って口走ったものの、
そこで黙り込んでしまったのだった。
突然現れて、
突然消えたカシーの存在が
3人の不安を大きなものにしていたのだった。
(続く)