レイジーなガキ

小説、コミカルミステリー?下品なので要注意。カミサン伝説研究中。真面目に読んでも考えてもまして怒ってはいけません。

改作「可愛そうなもとめ」

2009-03-30 14:35:43 | 小説
改作「可愛そうなもとめ」

 もとめの整形デブの噂は
あっという間に広まった。
 もとめだけは知らずに。
 また、どうやって噂が広がったかもしらずに。
 
 もとめが朝食等を終え教室に行くと、
既に生徒たちは座っていたが、
何か生徒の視線が変だった。
 珍しく時間がたってももとこは来ない。
 余計生徒の視線がもとめに行く。
 もとめが視線に気づき、
その方を向くと、生徒は視線をそらす。
 もとめは最初はデベソのせいかと思ったが、
どうもそういう感じではない。
 顔に何かついてるのかと、
顔を触ると、うつむいて木太郎が笑っている。
 「木太郎くん、何笑ってんの」
 もとめには珍しく少し怒った感じで言うと、
木太郎の足をくそたが蹴る。
 「くそたくん何今の」
 もとめの声はさらに厳しくなる。
 かなり気まずい雰囲気になる。
 そこへもとこが教室に入ってくる。
 「あら、もとめそんな怖い顔して、
もしかして、おちたくん」
もとこはおちたの方を見ると、
おちたはうつむく。
 「まあ、ここは私がなんとかしておくから、
もとめあんたは一旦部屋に戻って
昼食の準備をしておいて、早く」
もとこは追い出すようにもとめの肩を叩く。
 もとめは怖い顔をしたまま、教室を出る。
 もとこはしばらく生徒達を睨みつけた後、
教室の扉を開けて、もとめがいなくなったかを確認に行く。
 そして、教壇に立つと
 「もとめの話しを聞いたのね。
]いい、多分大げさに伝わっていると思うから
真に受けないように、わかったわね。
それから、話した張本人わかってるわね。
約束を破ったから後で覚えておきなさい」と
わざと怖い顔をして言う。
 おちたも永久も怖くなって下を向く。
 「じゃあ、もとめのことは忘れなさい。授業を始めるわよ」と
 もとこは内心はうまくいったと思いながら授業を始めた。
(続く)


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